作成者別アーカイブ: ブイシーエム

ノロウイルス感染予防にアルゴン加工衣を活用

ノロウイルス対策繊維「アルゴン®」
【画像】シキボウ株式会社

毎年冬季に大流行するノロウイルス感染症

食材の扱いや手洗い、除菌・消毒剤の使用等、基本的な感染予防を図るのは当然ですが、最近はそれらの基本にプラスしてどのような事ができるのかが注目されています。
>>感染予防の三原則とは

例えば、ラクトフェリンや乳酸菌が入った食べ物を摂取して体の中から感染を予防する事等が知られています。
>>ラクトフェリンで体の中から感染予防

多くの企業が様々な方法・商品でノロウイルス対策を打ち出していますが、今回は大手繊維メーカーであるシキボウ株式会社のノロウイルス対策繊維「アルゴン®」を使用した商品をおすすめします。

「アルゴン」の特長
【画像】シキボウ株式会社

「アルゴン」にネコカリシウイルス(ノロウイルスは培養細胞で増やす事ができない為性質のよく似ているネコカリシウイルスを代替として使う事が多い)を感作させるとウイルス感染価(試料中に含まれる感染性をもつウイルス量)が低下し、ウイルス捕捉効果が確認されました(機能評価には近畿大学の協力を得ている)。

具体的には、ウマ血清5%を含むネコカリシウイルス液をアルゴン生地に浸透させて室温で10分間置いたものを分析した結果、未加工布との比べてウイルス感染値が半減、ウイルス数も99.4%減少する結果が出ました。

「アルゴン」の特長は上の図のとおり、①ウイルスの捕捉効果②優れた即効性③安全性が高い④洗濯を繰り返しても効果が持続(洗濯50回後の生地でも同等)⑤後加工なので今ある素材に対応可能等が挙げられます。

では、この「アルゴン」を使用した商品ですが、現状はあまり多くありません。

トンボキラクエプロンアルゴン加工

トンボキラク予防衣アルゴン加工
【画像】株式会社トンボ-介護ウェアキラク(KIRAKU)

株式会社トンボが製造している高品質ユニフォームキラク(KIRAKU)シリーズの一部に使われているように介護等の専門分野で活用されているようですが、今後は食品産業、福祉施設、給食衣、寝具などにも広まっていくでしょう。

特に介護施設や児童施設などのように毎年集団感染が起きているような場所では、日頃の基本的な感染予防と併せてプラスαの予防対策として採用してもよいかと思います。
>>【楽天市場】ノロウイルス対策繊維アルゴン加工キラクユニフォーム

>>シキボウ ノロウイルス対策繊維ARGON®



スポンサードリンク

次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)の選び方まとめ

次亜塩素酸水

次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)という名前が知られ始めたのは1990年代~2000年代前半でした。それから10数年経ち、今ではたくさんの人が使っている便利な商品です。

2000年代には一般の方の中でも特に意識・知識レベルの高い層にしか認知されていなかった次亜塩素酸水が、2013年の年末~2014年年始にかけてTVの影響で一般の方にも広く知られるようになりました。

それに伴い2014年頃から多くの企業がこの分野に進出した為、現在では様々な商品が販売されています。その弊害としてミスリードを誘う記事も多く見受けられるようになってきたので、今回は次亜塩素酸水について取り上げてみたいと思います。

次亜塩素酸水とは

【定 義】

本品は,塩酸又は塩化ナトリウム水溶液を電解することにより得られる,次亜塩素酸を主成分とする水溶液である。本品には,
・ 強酸性次亜塩素酸水(0.2%以下の塩化ナトリウム水溶液を有隔膜電解槽(隔膜で隔てられた陽極及び陰極により構成されたものをいう。)内で電解して,陽極側から得られる水溶液をいう。)
・ 弱酸性次亜塩素酸水(適切な濃度の塩化ナトリウム水溶液を有隔膜電解槽(隔膜で隔てられた陽極及び陰極により構成されたものをいう。)内で電解して、陽極側から得られる水溶液、または、陽極から得られる水溶液に陰極から得られる水溶液を加えてものをいう。)
・ 微酸性次亜塩素酸水(塩酸及び必要に応じ塩化ナトリウム水溶液を加え適切な濃度に調整した水溶液を無隔膜電解槽(隔膜で隔てられていない陽極及び陰極で構成されたものをいう。)内で電解して得られる水溶液をいう。)がある。
含 量
強酸性次亜塩素酸水 本品は,有効塩素 20~60mg/kg を含む。
弱酸性次亜塩素酸水 本品は,有効塩素 10~60mg/kg を含む。
微酸性次亜塩素酸水 本品は,有効塩素 10~80mg/kg を含む。

厚生労働省-次亜塩素酸水より

上の引用は平成14年6月に食品添加物として指定された次亜塩素酸水の厚生労働省による定義です。非常に長い引用分ですので無理に読まなくても大丈夫です。

余談ですが、食品添加物とは保存料、甘味料、着色料、香料等、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものの事です。食品添加物は体に悪いものの代名詞のように扱われていますがJECFAの算出するADI(一日摂取許容量)以下であれば健康へ影響を与えないといわれています。

では現在皆さんが現在使用している、もしくはこれから購入を検討している商品は『次亜塩素酸水』なのでしょうか?

答えは『ほとんどが次亜塩素酸水ではない』そして『ほとんどが次亜塩素酸水である』です。なぞなぞのような答えですがこれから解説していきます。

食品添加物としての次亜塩素酸水

 

厚生労働省が指定する食品添加物としての次亜塩素酸水の範囲は非常に狭く、実際認められているのはごくごく一部です。それでは例を挙げてみましょう。

◆森永乳業-ピュアスターシリーズ

ピュアスター

非常に有名な企業である森永乳業株式会社が販売するピュアスターシリーズです。例えばピュアスターミュークリーン2は次亜塩素酸濃度10~30ppm、ph5.0~6.5であり、厚生労働省が指定する食品添加物としての『微酸性次亜塩素酸水』に該当し、商品説明においても『食品添加物「微酸性次亜塩素酸水」適合』と記載されています。
>>ピュアスターミュークリーン2-森永乳業株式会社

◆ホシザキ-電解水生成装置WOXシリーズ

ホシザキ-電解水生成装置WOX-40WA

こちらも飲食業に携わる人なら皆が知っている有名企業ホシザキ株式会社のWOXシリーズです。WOX40WAは次亜塩素酸濃度10~60ppm、ph5.0以下となりますので、こちらも厚生労働省が指定する『弱酸性次亜塩素酸水』に該当します。森永乳業と同じく商品説明に適合の旨記載されています。
>>電解水生成装置-WOX40WA(-R)-ホシザキ株式会社

その他、東芝等も食品添加物としての次亜塩素酸水生成装置を販売しています。

あれ?と思われた方が多いと思います。「わたしの使っている〇〇ウォーターは?」「いつも買っている〇〇〇〇は次亜塩素酸水では?」と疑問に思っているのではないでしょうか。

よくミスリードを誘う記事に書いてあるのが、『製造方法による違いによってのみ食品添加物として認められているかどうか』という事です。

現在の次亜塩素酸水の製造方法は大きく分けて2つ、1つは『次亜塩素酸ナトリウムとph調整剤(塩酸、酢酸、炭酸ガス等)を混合する方法』、そしてもう1つは『電解方式(塩酸や塩化ナトリウム水溶液を電気分解して作る方法)』です(その他にもこれらの技術をベースに応用しているものもあり)。

『電解方式』の商品を売りたい(宣伝したい)記事には「厚生労働省は後者のみを食品添加物として認めている」と書き、安全な次亜塩素酸水とは『電解方式』であるという事を執拗にアピールしながらパッキングされた液体商品に誘導するものが多いです。

これは半分は正解であり、半分は間違いです。まず、確かに『厚生労働省が食品添加物として認めた次亜塩素酸水』は電解方式です。しかしながら、電解方式で作られた次亜塩素酸水でもパッキングされて例えばph6前後で90ppm~の濃度で売られているものは食品添加物として厚生労働省が認めた次亜塩素酸水ではありません。

なぜならph6前後の『微酸性次亜塩素酸水』の濃度規定は10~80ppmと定められており、濃度規定をオーバーするからです。例えば200ppmの商品でも家庭で薄めて80ppm以内にすれば食品添加物になると無知な人は考えがちですが、食品添加物の規定とはそんな曖昧なものではありません。食品添加物は人体への影響が考えられるからこそ厳しい規定になっているのです。

なお、「次亜塩素酸水」については、添加物そのものではなく生成装置が主として流通することになることから、成分規格に適合する次亜塩素酸水が生成されることを担保するため、基原物質や隔膜の有無等についても成分規格内で特定しようとするものです。

酸性電解水に関するパブリックコメント平成14年4月-厚生労働省医薬局食品保健部基準課見解より

さらに、上の引用のとおり厚生労働省は電解水生成装置の設置を前提とした指定が想定される為(現在のようにパッキングされた商品が流通するのは想定していない)、例えパッキング時の濃度が80ppm以内であろうとも食品添加物として認めるかは不明です。

わたしが『ほとんどが次亜塩素酸水ではない』と最初に書いたのは『ほとんどの商品は厚生労働省の指定する食品添加物としての次亜塩素酸水ではない』という意味でした。

実際、食品添加物として指定された次亜塩素酸水は森永乳業やホシザキ、東芝等の電解水生成装置から生成されたパッキングされていないもの、もしくは議論の余地はありますがパッキングされていても規定の濃度(弱酸性なら10~60ppm、微酸性なら10~80ppm)を満たしたもののみですので、現在販売されているほとんどの商品は厚生労働省の指定する食品添加物としての次亜塩素酸水ではありません

そもそも食品添加物と認められる製品を作るには、大前提として都道府県知事から『添加物製造業許可』を受けた事業所でなくてはならないのですが、わたしが見た限りではパッキングされた商品を販売している店で添加物製造業を受けた事業所は見当たりません。

長々と説明しましたが、食品添加物としての次亜塩素酸水の現状はこのようになっています。食品添加物として指定された次亜塩素酸水が欲しい人は上に森永乳業とホシザキのページへ飛べるようにリンクしているので詳細はそちらで見てください。

ただ、生成装置は数十万~数百万するものも多く一般家庭や小規模な事業所では手に余ります。そこで登場するのが、10年以上小口のニーズを満たしてきたパッキング商品の出番です。ここからは『食品添加物ではない次亜塩素酸水』(ほぼ全てのパッキングされた次亜塩素酸水)の説明となります。

一般名称としての次亜塩素酸水

 

現在多くの次亜塩素酸系商品が世に出ていますが、ほとんどの商品名や商品説明に『次亜塩素酸水』という名称を見かけます。『食品添加物として厚生労働省に指定された次亜塩素酸水』にはほとんどの商品が当てはまらないのにその名称を使ってもいいのでしょうか。

答えは全く問題ありません。主成分が次亜塩素酸の水溶液ですので例えば『高レベル次亜塩素酸水』でも『高精度次亜塩素酸水』、『複合型次亜塩素酸水』等、好きな名前をつければいいと思います。ただし、『食品添加物として認められた次亜塩素酸水』や『厚生労働省の認可を受けた次亜塩素酸水』、アルカリ性なのに『酸性次亜塩素酸水』などといった虚偽は認められません。

わたしが上述した『ほとんどが次亜塩素酸水である』の意味は主成分が次亜塩素酸であり『混合方式』や『電解方式』で作られた商品が『次亜塩素酸水』という名称をつけても問題ないという事です。『ほとんど』というのはただの水を次亜塩素酸水として販売した業者等がかつて存在したからです。

食品添加物としての次亜塩素酸水に適合した生成装置は高価ですので一般の方は皆パッキングされた次亜塩素酸水を使ってきました。次亜塩素酸水が世に出て十数年間、一般家庭や小規模事業所を除菌や消臭の面から支えてきたのは『食品添加物としての次亜塩素酸水』ではなく『パッキングされた一般名称としての次亜塩素酸水』なのです。

製造方法による安全性や効果の違い

 

それでは次に次亜塩素酸水の製造方法による安全性や効果の違いについて説明します。

何度も同じ事を書きますが現在主流の製造方法は『混合方式』と『電解方式』です。中には変則的な生成方法もありますが、基本はこの2つから派生しています。

この2つの製造方法はある意味お互いに切磋琢磨しながら進化してきたといっても過言ではなく、どちらも非常に素晴らしい技術です。

しかしながら、ここ数年『混合方式』の次亜塩素酸水を執拗に批判し、『電解方式』の次亜塩素酸水を異常に推す、明らかに偏った提灯記事が見受けられるようになってきました(wikipediaも改編されている)。その内容の多くは「『混合方式』の次亜塩素酸水は厚生労働省が指定する食品添加物ではないので危険」というものです。

どのような業種でも新たにその分野に参入した場合は先行している他企業のサービス・商品よりも自企業の方が優位な事をアピールしなければなりません。しかし、その方法は情報弱者である消費者に誤解を与えたり、徒に他企業を批判するものであってはいけないのです。

最近はどの業種もこのような『売れさえすればどうでもいい』や『やったもん勝ち』といった考え方をする企業が増えてきて辟易します(そのような企業は運営をコンサルティング会社に委託しているケースが多い)。

さて、上述したとおり『電解方式』の次亜塩素酸水でも流通しているものはほとんど食品添加物ではありません。それに厚生労働省は『混合方式』の次亜塩素酸水を使ってはいけないとも言っていません。

1. 食品添加物「次亜塩素酸ナトリウム」と食品添加物である「塩酸」又は「クエン酸」等をそれぞれ組み合わせて販売すること及び混合して用いることは差支えない。

厚生労働省医薬食品局平成16年8月25日発令 食安基発 0825001より

『混合方式』のパイオニアでもある株式会社ハセッパー技研は食品に次亜塩素酸水を使用することについて上記の基発を根拠として食品に用いる事が出来るとしています。
>>株式会社ハセッパー技研

しかし、この食安基発には続きがあり、この部分が『混合方式』を批判する材料となっています。

なお、食品添加物「次亜塩素酸ナトリウム」と食品添加物である「塩酸」又は「クエン酸」等をあらかじめ混和した水溶液を販売することは、この当該水溶液中で化学反応が生じていると考えられることから、添加物製剤には該当せず、その販売は認められない

この引用文を読むと、現在販売されている『混合方式』で生成されパック詰めされた次亜塩素酸水は販売自体してはいけないような気がしませんか?しかしそうではありません。添加物製剤には該当せずという部分を読むと分かりますが『食品添加物と表示して販売してはいけない』という事であって販売自体してはいけないという意味ではありません(添加物製剤は食品添加物と同義)。

この部分を殊更に強調し『混合方式』の商品自体を危険と判断させるやり方も定番化しています。通常の読解力がある人には通用しないと思いますが、知識の乏しい人や読解力に難のある人は誤った理解をしてしまう可能性があります。いずれにせよあまり褒められたやり方でないのだけは間違いありません。

それでは安全性や効果についての結論ですが、『混合方式』の次亜塩素酸水も『電解方式』の次亜塩素酸水も問題ありません。特によく販売されている200ppmタイプの『混合方式』の商品においては10年選手もいるくらいで実績(長い期間問題なく販売されている事は非常に重要)も十分です。

あと、よく見るのが『混合方式』は次亜塩素酸ナトリウムや塩酸、酢酸、炭酸ガス等を使用するから危険という文言です。『電解方式』は塩と水がベースなので確かに安全な気がします。でもこれについてもひっかけ問題のようなものなんです。

実は次亜塩素酸ナトリウムは食塩水(塩と水)を電気分解すると生成できます。

食塩水を電気分解→水酸化ナトリウム+次亜塩素酸+塩化水素→水酸化ナトリウムと次亜塩素酸、塩化水素がそれぞれ反応→次亜塩素酸ナトリウム+塩化ナトリウムといった具合です。

皆が安全と思っている塩と水だけで人間を殺す事もできる次亜塩素酸ナトリウムができるというのが化学の妙ですよね。

つまり何を原料としたのかが重要なのではなく、結果的に何が作られたかという事こそが重要だという事です。

例えば次亜塩素酸ナトリウムに炭酸を入れて次亜塩素酸水を作れば危険なイメージがしますが、塩と水を原料にして電気分解し次亜塩素酸ナトリウムを作り、それから炭酸でph調整して次亜塩素酸水を作ると塩と水と炭酸しか使ってない安全なイメージがします。しかし、次亜塩素酸ナトリウムに炭酸を入れてph調整するという過程は変わりません。結果、次亜塩素酸水になるのも変わりません。これが本質です。

最後に、臭素酸という成分の濃度が低くなければ安全ではないと盛んにアピールしている店が数店舗ありました。ある店舗にいたっては原液を10倍以上も薄めたものを分析試料とした(原液で使う場合もあるのだから普通は試料も原液ではないのだろうか)試験表も載せてまで必死にアピールしているのです。

確かに水道水質基準に臭素酸の項目はあるのですが『雑貨』である次亜塩素酸水は水道水質基準と全く関係ありません。当たり前の事ですが水道水のように毎日何リットルも次亜塩素酸水をゴクゴク飲む人はいないですから。例を挙げるなら同じ『雑貨扱い』のアロマオイルや液体のりに臭素酸の基準を当てはめる意味がありますか?あるわけないですよね。

そもそも飲みもしない次亜塩素酸水の僅かな臭素酸を気にする人は外食なんて絶対できません。飲食業に携わる人間なら皆が知っていると思いますが、食中毒対策の基本は今でもアルコールと次亜塩素酸ナトリウムです。食器やまな板、ふきん等は次亜塩素酸ナトリウムで漂白・消毒するので食品やテーブル等には基準値オーバーの臭素酸がいっぱいです(臭素酸は次亜塩素酸ナトリウムに含まれる不純物が原因)。

家庭でもキッチンハイター、洗濯の漂白剤、哺乳瓶の消毒に使われるミルトン(これなどは赤ちゃんが直接飲むミルクにも触れる)等、水道水の基準以上の臭素酸が含まれるものは数えきれないくらいあります。

まあ安全性や効果については、生成装置を販売しているメーカーがそれぞれ検査していると思われるので『混合方式』『電解方式』ともに問題ないでしょう。

次亜塩素酸水の使い方

 

それでは次は次亜塩素酸水の使い方の説明に入ります。

まず大前提として次亜塩素酸水は医薬品や医薬部外品、動物用医薬品ではなく『雑貨扱い』となりますので、人体やペットの体に直接使用する場合は自己責任となりますので注意してください。店側がすすめるなどはもってのほかです。これは薬事法違反となります(平成26年11月25日からは医薬品医療機器等法『薬機法』)。もちろん消毒や殺菌、滅菌等の文言を使うのは論外です。
>>除菌、殺菌、消毒と医薬品(医薬部外品)

次亜塩素酸水の使い方を覚えるのは簡単で、次亜塩素酸水は汚れ等有機物に弱いという事だけ覚えておけば問題ありません。汚れ等の有機物が対象物に付着していると次亜塩素酸水は有機物に反応してしまい肝心の対象物を除菌する前に分解してしまうのです。

除菌、消臭したい対象物は汚れをよく落とした後に次亜塩素酸水で除菌するというのが基本であり、これが全てです。1点注意事項ですが、次亜塩素酸水をスプレーして数秒で拭き取る人が多いようですがこれはさすがに早すぎます。試験管内ならともかく生活環境下ではやはり数分置いた後拭き取り、可能ならば最後にすすいだり、水拭きが望ましいです。

それ以外の細かい使い方についてはたくさんのサイトに載っていると思いますのでそちらをご覧ください。本当に幅広い用途で使えるので便利ですよ。

次亜塩素酸水の選び方

 

最後は次亜塩素酸水の選び方について書きたいと思います。

最良の次亜塩素酸水は・・・自分が気に入った次亜塩素酸水です。『混合方式』、『電解方式』のどちらでも構いません。ここまで読んでくれた人ならもうわたしと同じ考え方になっていると思います。どの製造方法も研究・技術者が知恵を絞り出し、より良いものをと苦労して創りだした素晴らしいものですから。

わたしも数多くの次亜塩素酸水を見てきましたが今現在ネットで購入できる商品にそれほど悪いものはありません(次亜塩素酸水は消費期限の短い商品なので製造年月日だけは印字してある店を選ぶ事)。この商品でなければ駄目というのはないので気にいった商品を選べばいいと思います。

ただし使い方の項にも書きましたが次亜塩素酸水は『雑貨扱い』であり『医薬品・医薬部外品・化粧品・動物用医薬品』ではないので人体への使用をすすめるような店には注意が必要です(例.医薬品・医薬部外品である洗口液や口中清涼剤、なおかつ食品ではない『雑貨扱いの次亜塩素酸水』でうがいを推奨する行為)。

「医師や歯科医師が医薬品や医薬部外品ではない次亜塩素酸水でうがいをすすめるのはOKなのか?」という声が聞こえそうですが、医師には医学的な専門知識や技能、経験に基づき、自らの責任において最善と判断した医療行為を自由に行う事ができる裁量権があるので問題なしです(もちろんインフォームドコンセントによる対話と患者の自己決定は必須)。

それと時折非常に高い濃度の次亜塩素酸水が売られているのが気にかかります。確かに高濃度のものを作る事自体は可能(今まで見た中で最高の濃度は3000ppm)ですが、数週間は高い濃度を保てていても、安定性が悪いのか短期間で失活化してしまったり人体への危険性が危惧されるので『混合方式』『電解方式』ともに安定性が高く実績のある200ppm程度で生成するのがこれまでの基本でした(電解方式はもっと低い)。

電解次亜塩素酸水でも歯科医院の治療に使われているものや自宅で作るタイプ(これらは電解次亜水と呼ばれる事の方が多い)は400ppmや500ppmのものもありますが、phが7.5~9.5程度のアルカリ性で、ある意味全然違うものです(phがアルカリ性に傾くと次亜塩素酸が減少し、次亜塩素酸イオンが増えるので殺菌力は低下するが洗浄力は上がる。口腔内でバイオフィルムを溶かしながら殺菌するには有効なのかもしれない)。微~弱酸性域で超高濃度の電解次亜塩素酸水・・・濃度の面で優位性を築く為に安定性を無視して生成していなければいいのですが。

個人的には長きに亘り実績のある200ppmタイプのものがおすすめです。高濃度の商品は原材料が安価な事もあり安く販売しているものが多いですが、価格面だけをみて安全性を蔑ろにしたのでは本末転倒です。安物買いの銭失いにならないように気をつけましょう。

もし最新の技術で製造可能になっているのならおそらく特許をとっている事と思いますので特許番号を店に聞いてみてもいいかもしれませんね。特許をとっていれば真似をされる事はありませんのでよほど後ろめたい事がなければ教えてくれるでしょう。もしくは特許情報プラットフォームにて検索してみてもいいかもしれません(企業名や代表名、『次亜塩素酸水』等で検索)。
>>特許情報プラットフォーム

(追加記述)
この記事を公開してから数週間後に特許と記載し次亜塩素酸水を販売していた数社の商品説明から特許の文字が消えていました。自社で特許を取得していない企業が取得していると偽って消費者にアピールする事は常態化していますので注意してください。

ただし、『特許を取っている=他にない素晴らしい技術』と勘違いしている人も多いですが、『特許を取っている=その方法を真似してはいけない』というだけの事です。例えば特開2005-034651発明名称『就寝時に素敵な夢を見る支援システム』や特開平09-234291発明名称『千手招き猫』等は発明者からすると素晴らしい技術なのでしょうがわたしからすると何の価値もないように思えます。特許の多くはそういうものです。

>>面白い特許出願(B級特許)の紹介

さて閑話休題。非常に長くなりましたが、以上で次亜塩素酸水のまとめは終わりです。気にいる商品が見つかればいいですね。良い次亜塩素酸水ライフを。



スポンサードリンク

インフルエンザの感染予防にビタミンDは効果的

ネイチャーメイドスーパービタミンD

毎年冬になると流行し、わたしたちを苦しめるインフルエンザ

予防方法としてよく知られているのは『手洗い、うがいの徹底』や『マスクの着用』、『除菌・消毒、加湿等によりウイルスの数を減らす』、『予防接種を受ける』等だと思います。
※うがいに関してはインフルエンザの感染予防に効果がないという見解もあります
>>うがいに感染予防効果はあるのか

これらは感染予防の基本ですので、既に多くの人が実践していると思われますが、この基本に加え、ここ数年は食べ物や睡眠、運動によってウイルスに対する抵抗力を高める事が推奨されています。

俗に言う感染予防の3原則(1.感染源の除去 2.感染経路の遮断 3.抵抗力を高める)の内、『抵抗力を高める』の部分ですね。
>>感染予防の三原則とは

インフルエンザ予防に有効な食べ物(成分)といえば『乳酸菌』や『ラクトフェリン』等が思い浮かびますが、今回はビタミンDという成分に注目したいと思います。
>>ラクトフェリンで体の中から感染予防

ビタミンD

 

ビタミンDは脂溶性ビタミン(水に溶けにくく油に溶けやすいビタミン)に分類されるビタミンの一種です。

食品から十分な量のビタミンDを摂取するのは難しく(ビタミンDを含有する食品は自然界ではあまり多くはないが、脂肪性の魚や卵、しいたけ等の一部キノコ類等から摂取可能)、主な生成方法は屋外での日光浴となります(紫外線により体内で合成される事からサンシャインビタミンとも呼ばれている)。

ビタミンDに期待されている効果

 

ビタミンAやCに比べると地味なので、どのような機能があるのかよく知らない人も多いと思いますが、最近の研究でビタミンDの幅広い効果が明らかになり世界中の研究者が注目しているのです。

現在、『免疫調整』、『インフルエンザの感染予防』、『各種癌の予防ならびに増殖抑制』、『循環器疾患のリスク減』、『冬季うつ病の改善』・・・等(これらは数ある効果の中のごく一部)がビタミンDの効果として発表されています。

インフルエンザ予防とビタミンD

 

夏にはほぼ感染報告がないのに、冬になると流行するインフルエンザ。その原因として温度や湿度、日照不足による殺菌力低下等が考えられています。
>>インフルエンザウイルスと湿度、温度の関係

しかし、2010年3月にThe American Journal of CLINICAL NUTRITIONに発表された日本の学童を対象とした研究によって、ビタミンDと季節性インフルエンザA型の関係性が注目されています。

研究の結果、サプリによって冬季に毎日1200IUのビタミンDを摂取した子供は、摂取しなかった子供(プラセボを摂取)に比べて42%も罹患率が低かった事が分かりました。
>>Randomized trial of vitamin D supplementation to prevent seasonal influenza A in schoolchildren1,2,3

この結果はビタミンDの抗炎症作用と免疫力強化作用によるものと考えられていますが、42%という高い予防効果にはわたしも非常に驚きました。

ビタミンDの摂取量

 

厚生労働省はビタミンDの摂取基準を5.5μg(200IU)としていますが、アメリカやカナダでは推奨摂取量を次々に引き上げ、現在は800IU以上(摂取上限は4000IU)となっています。

しかしハーバード大学公衆衛生大学院の研究者らはこの変更にも納得せずさらなる引上げを求めているので将来的に推奨摂取量はさらに引き上げられるでしょう。

最近の研究では1日1000~1500IUのビタミンDを摂取する事で様々な健康効果が認められているのでこのあたりの量が目安になるのではないでしょうか。

ビタミンDの摂取方法

 

ビタミンDは日光浴もしくは食品から摂取しなければなりません。ただ、前述したとおり食品から大量のビタミンDを摂取する事は難しいので日光浴での摂取が基本になります。

5.5 μgのビタミンDを生成するのに必要な、各地・各時刻での日光照射時間

条件:スキンタイプとしては日本人の平均的な値をSPT: IIIとし、皮膚の表面積として、大人の両手の甲と顔を合わせた面積に相当する600 cm2を用い、以上の前提の上に、札幌・つくば・那覇の3地点について、午前9時・正午・午後3時の各時刻において、ビタミンD 5.5 μgを生成するのに必要となるビタミンD生成紫外線照射時間
体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定-札幌の冬季にはつくばの3倍以上の日光浴が必要-

同じ日本でも紫外線の量は時刻や緯度、季節によって異なりますので当然ビタミンDの生成量にも差がでます。冬季の北海道ではたった5.5μg(200IU)を生成するのにこれだけの時間がかかります。1000IUを生成するにはどれだけの時間が必要なのでしょうか。

冬季や屋外では常に日焼け止めクリームを塗っているようなケースではビタミンDをあまり生成できないのでサプリメントでの摂取が望ましいです。

ビタミンDのサプリメント

 

・ネイチャーメイド スーパービタミンD(大塚製薬)

ネイチャーメイドスーパービタミンD

サプリメント先進国アメリカで店頭販売シェア1位、日本におけるマルチビタミン売上も1位であるネイチャーメイドのスーパービタミンDです。

1粒に25μg(1000IU)のビタミンDが含有されているので1日1粒で十分な量を摂取できます。価格も90日分で1000円以下と非常にリーズナブルなので高額なサプリと違って続けやすいです。

>>【楽天】ネイチャーメイド スーパービタミンD 最安値へ

>>【amazon】 ネイチャーメイド スーパービタミンD(1000I.U.)

>>【yahoo】ネイチャーメイド スーパービタミンD 最安値へ



スポンサードリンク

梅雨~夏場にかけての食中毒予防対策

梅雨時のアジサイ

梅雨時期から細菌を原因とした食中毒が増加

 

食中毒は1年中発生しており原因も「細菌」、「ウイルス」、「自然毒」とさまざまですが、梅雨時期から夏場にかけては細菌を原因とした食中毒が多発します。

食中毒の原因となる細菌の多くは高温多湿を好む為、気温と湿度が高くなり始めると増殖が活発になります。その結果、気温湿度ともに低い冬場に比べて夏場には食中毒のリスクが増す事になるのです。

注意しなければいけない細菌

 

梅雨から夏場にかけて注意するべき細菌の名称と特徴です。

腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオは主に海水中に生息する細菌であり、腸炎ビブリオで汚染された魚介類などを生食する事で感染し、腸炎ビブリオ食中毒を発症させます。

腸炎ビブリオによる食中毒の発生時期は、5~6月から次第に増加し7月~9月の夏場がピークですが、最近では輸入した魚介類により、季節を問わず発生する可能性があります。

個別の予防方法などは>>腸炎ビブリオ食中毒の症状と予防方法

腸管出血性大腸菌O157

腸管出血性大腸菌(O157)

大腸菌は人や動物の腸管に存在しています。通常病原性はありませんがいくつかの大腸菌は人に対して病原性があり、これらを総称して下痢原性大腸菌(病原大腸菌)と呼んでおり、腸管出血性大腸菌O157もこの下痢原性大腸菌グループに入ります。

7~10月頃の発生が多いですが、時期を問わず発生する可能性があります。

個別の予防方法などは>>腸管出血性大腸菌O157の症状と予防方法

黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌は食中毒の原因以外にも表皮感染症(水虫やにきびなど)や肺炎などのような感染症の起因菌でもあります。顕微鏡で見るとブドウの房のように集合する為にこのような名称になりました。

毎年7月から10月までの比較的気温の高い時期に集中して発生しますが、時期を問わず注意する必要があります。

個別の予防方法などは>>黄色ブドウ球菌食中毒の症状と予防方法

サルモネラ属菌

サルモネラ

サルモネラ属菌は牛、豚、鳥などの動物の腸管や河川、下水など自然界に広く分布してます。

サルモネラ属菌によるサルモネラ食中毒は6~10月頃に発生する事が多いですが、冬場に発生する事もあります。

個別の予防方法などは>>サルモネラ食中毒の症状と予防方法

カンピロバクター

カンピロバクター

カンピロバクターはカンピロバクター症の原因菌であり、現在15菌種に分類されています。家畜、家禽、ペット、野生動物、野鳥などあらゆる動物に分布しています。

原因施設としては飲食店がその大半を占めています。発生時期は5~7月にかけてがピークですが、年間を通じて散発事例が多いのが特徴です。

個別の予防方法などは>>カンピロバクター症の症状と予防方法

ウェルシュ菌

ウェルシュ菌

ウェルシュ菌は人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布し、ボツリヌス菌と同じ酸素を嫌う嫌気性菌で、一度に大量の食事を調理した給食施設などでしばしば発生することから「給食病」とも呼ばれます。

夏場の発生が多いですが、最近では秋にもよく発生しており、季節を問わず発生する可能性があります。

個別の予防方法などは>>ウェルシュ菌食中毒の症状と予防方法

食中毒予防3原則

 

食中毒を引き起こす細菌はさまざまなので個別に対策をとる必要がありますが、基本的な知識として「食中毒予防の3原則」があります。

1.原因となる菌をつけない!

食品に食中毒の原因となる細菌がつかなければ食中毒になる事はありません。

正しい手洗いや調理器具を清潔に保つ事で細菌が食品につかないようにしましょう。

>>感染予防の基本は手洗いから

【手洗いのタイミング例】

☆調理をはじめる前

☆細菌が元々付着している生の肉や魚、卵、野菜などに触れる前後

☆トイレなどへ行った後

☆食事の前

生の肉や魚などを切った包丁やまな板は細菌が付着している可能性があるので、その都度丁寧に洗浄し消毒、除菌をしっかり行いましょう。

2.原因となる菌を増やさない!

食中毒菌の多くは高温多湿の環境では活発に増殖し、低温の環境なら増殖は緩やかになります(10度以下になれば増殖が緩やかになり-15度以下で増殖が停止する)。

菌量が少なくても食中毒を引き起こす細菌も存在しますが、菌量を低く抑える事は予防につながりますので肉や魚などの生鮮食品や調理済みのお惣菜などはできるだけ早く冷蔵庫に入れましょう(食中毒菌が死滅する事はないが増殖を抑える事はできる)。

3.原因となる菌をやっつける!

ほとんどの細菌やウイルスは高温で加熱する事で死滅するので、食中毒を防ぐ為に一番有効なのは食品を加熱して食中毒菌をやっつける事です(ウェルシュ菌やボツリヌス菌などのように芽胞を作る細菌は熱に強いので注意)。

75度で1分以上加熱(中心部)する事で肉や魚、野菜なども安全に食べる事ができます。

まな板や包丁、布巾などについた細菌やウイルスは熱湯やアルコール、次亜塩素酸系の消毒剤除菌剤でやっつけましょう。

アルコール系は使い方に注意>>アルコール除菌・消毒剤の使い方と注意点

食中毒を防ぐ6つのポイント



スポンサードリンク

口腔ケアは高齢者の感染予防に効果的

口腔ケアスポンジハミングッド

感染予防と唾液の関係

 

インフルエンザなどの感染症は、ウイルスが口や鼻の呼吸器粘膜から体内に侵入する事で感染します。

もっともウイルスが口に入れば絶対に感染するわけではなく、唾液に含まれるIgA抗体などによって粘膜面への微生物の侵入を防いでいます。

しかし、高齢になると加齢や薬の副作用、生活習慣などによって唾液分泌量が減少してきます(高齢者の約40%が口の渇き(口腔乾燥)を自覚しているという報告もある)。

唾液分泌量が減少すると、口腔の汚れを洗い流したり、殺菌作用により口腔内を清潔に保ち、適切な環境を維持するという唾液の役割が果たせなくなってしまい防御機能が低下してしまうのです。

口腔乾燥症
ドライマウスとも呼ばれる歯科疾患の1つで、加齢による筋力低下や唾液腺の委縮、抗ヒスタミン薬、抗うつ薬、精神安定剤、パーキンソン病薬などの副作用、生活習慣など、種々の原因によって唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥する(日本における罹患者は800万人程度と推定)。

口腔ケアの重要性

 

口腔乾燥症はさまざまな要因が複雑に絡み合っている為、一つ一つの要因を取り除いていく必要がありますが、どうしても飲まなければいけない薬の副作用など、取り除く事が難しい要因も多々ありますので主治医と相談しながら対応しましょう。

さらに口腔乾燥症対策に非常に有効なのが口腔ケアです。

器質的口腔ケア

器質的口腔ケアは口の中を掃除し清潔に保つ事です。

口腔清掃により口腔内細菌を減少させる事が目的で、食物残渣を除去して歯や義歯、口腔内粘膜、舌を清掃します。

 

機能的口腔ケア

機能的口腔ケアは口の機能を改善し維持・向上させる事です。

舌体操や、顔面体操、唾液腺のマッサージなどを行い、舌や唇までを含めた全ての機能を活性化させることを目的とします。

 


器質的口腔ケアと機能的口腔ケアを上手に組み合わされる事で口腔ケアの効果がさらに高まります。

奈良県歯科医師会高齢者歯科保健委員会の資料によると、ある介護福祉施設で歯科衛生士が高齢者に対し、ブラッシング指導や舌みがきを行い、歯や口の汚れを取り除くといった口腔ケアを週に一回実施する事で、普通に歯磨きだけをしていた方と比べてインフルエンザ発症率が10分の1に激減したとありました。

>>一般社団法人 日本口腔ケア学会

歯科医師や歯科衛生士、介護に携わる人などの啓発活動により、口腔ケアは手洗いやうがいなどと同じように感染症から身を守る為のスタンダードと認識されるようになりました。特に唾液分泌量が減少した高齢者にとっては非常に有効ですので生活の中に取り入れてみてください。

口腔ケアに役立つアイテム

 

ハミングッド
【モルテン】ハミングッド

ハミングッドは汚れをからめ取りやすい星型形状のスポンジで、歯・歯ぐき・口蓋・舌の汚れを効果的に除去できます。スティックは歯ぐきを傷つけにくいように紙製で作られており出血が分かりやすいように黄色のスポンジを採用しています。

ハミングッドの特長
図-ハミングッドカタログより

オーラルバランスジェル
バイオティーン オーラルバランスジェル

バイオティーンは、乾いたお口をうるおし、口臭やお口のネバつきなどのさまざまな不快感を和らげる製品を販売していますが、オーラルバランスジェルはバイオティーン・シリーズのなかでも、保湿力と持続性が一番優れた製品です。口腔乾燥の方や要介護の方の口腔ケアにおすすめ。



スポンサードリンク

デング熱、チクングニア熱の特徴と予防

蚊の用心。ひと刺し用心。

2014年8月に日本国内で70年ぶりに感染者が確認され(海外で感染してデング熱を発症する症例は毎年100例前後報告)話題になったデング熱と、同じく蚊によって媒介され症状のよく似たチクングニア熱の特徴と予防対策です。

デング熱ってどんな病気?

 

ヒトスジシマカ
(ヒトスジシマカ)

特徴

デング熱はフラビウイルス科フラビウイルス属のデングウイルスによって引き起こされる感染症で、ネッタイシマカやヒトスジシマカによって媒介されます(日本国内では近年ネッタイシマカの定着が確認されていない)。

デングウイルス保有者の血液を吸血した蚊がウイルスを保有し、この蚊が非感染者を吸血する事で感染が生じます。インフルエンザなど一般的な感染症とは違いデング熱はヒトからヒトへは感染しません(輸血や血液製剤、臓器移植は例外)。

刺されるのは主に日中であり、たったひと刺しでも感染する可能性があります。

症状

ヒトがデングウイルスに感染しても50~80%は無症状で、それ以外も比較的軽度な症状がほとんどです。しかし一部の患者で重症化する事があり、さらにごく一部で致命率(疾患の罹患者数に対する死亡者数の割合)の高い重症型デング(デングショック症候群等の病態になった患者)になります。

2~14日(通常3~7日)の潜伏期の後、急激な発熱(40℃以上の高熱がでる事も)で発症します。主な症状は発熱、発疹、頭痛、筋肉や関節の痛み、嘔吐等ですが、発熱以外の症状が現れない事もあります。発症時には発疹は見られない事が多い(症状が現れるのは50~80%)ですが、皮膚の紅潮が見られる場合があります。

発病後2~7日で解熱(1日か2日の間で急に熱が上がって下がるという二相性を示す)しますが、経過中に一部の患者でデング出血熱の病態を呈します。

顕著な血小板減少と血漿漏出(血液中の血漿が血管から漏れ出す)を伴うデング出血熱は典型的には発病後4~5日で発症し、この病態は2~3日続きますが乗り切ると2~4日の回復期を経て治癒します。

しかし病態が悪化し不安・興奮状態、発汗や四肢の冷汗、血圧低下、鼻出血、消化管出血等を伴うデングショック症候群になった場合は生命の危険がある状態となります(デングショック症候群等の病態になった重症型デングを放置すれば致命率は10~20%に達する)。

デング熱の病態分類

チクングニア熱ってどんな病気?

 

ネッタイシマカ
(ネッタイシマカ)

特徴

チクングニア熱はトガウイルス科アルファウイルス属のチクングニアウイルスによって引き起こされる感染症でデングウイルスと同じくヒトスジシマカやネッタイシマカによって媒介されます。

デングウイルスとチクングニアウイルスは、ウイルス学的には異なる科(デングウイルスはフラビウイルス科、チクングニアウイルスはトガウイルス科)ですが、臨床症状は非常に似ており鑑別する事は難しいです(関節の腫れや急性症状が治まった後の関節炎再燃のケースではチクングニア熱を積極的に疑う)。

2015年3月現在までに国内感染症例は報告されていませんが、デング熱同様ヒトスジシマカによって媒介される感染症であり、国立感染症研究所もチクングニア熱の国内侵入にはデング熱以上に留意すべきかもしれないと「デング熱・チクングニア熱等蚊媒介感染症の対応・対策の手引き」に記載しています。

症状

デング熱と類似しており、2~12日(通常3~7日)の潜伏期の後、チクングニア熱と呼ばれる急性の発熱と関節痛で発症します(デング熱同様感染しても発症しない不顕性感染もあり)。

関節痛は手首、足首、指趾(しし:手の指、足の指)、膝、肘、肩の順に多く関節の炎症や腫れを伴う場合もあります。

発熱は数日で終息しますが、関節痛や頭痛、倦怠感等は数週間にわたる場合もあります。関節痛や関節炎は数週間~数か月残るケースもあり、このような関節の痛みはデング熱には見られません。

デング熱・チクングニア熱の予防方法

 

2015年現在、デング熱とチクングニア熱に対して有効なワクチンはなく予防薬もないので蚊に刺されない事が肝心です(ヒトスジシマカは昼間に活発に活動する為日中は特に注意)。

予防の具体例

●ヒトスジシマカは植木鉢やバケツ等に溜まった水のような小さな水溜りでも発生するので、水がたまっているものは空にして蚊の繁殖場所をなくす(ペットの水飲み容器等はこまめに入れ替える)

●屋外に出る時は露出を抑える為に長袖を着て長ズボンをはく(理想としては衣類も防虫剤で処理する)

●窓や戸には蚊の侵入を防ぐ為のスクリーンを貼る

●DEET(ディート)を含む防虫剤もしくは他の米国環境保護局(EPA)が認可した薬剤を外気に曝されている部分の皮膚に塗る

「置くだけ」「吊るすだけ」タイプの虫よけ剤について

「虫コナーズ」や「バポナ虫よけネットW」、「ウナコーワ虫よけ当番」、「虫よけバリア」といった所謂つり下げ式虫よけ剤が適用害虫として記載しているのはユスリカ及びチョウバエです(これらの害虫に対しても風通しのよい場所では効果が不十分だったようです)。

ユスリカはしばしば川や池の近くで蚊柱をつくる蚊によく似た虫(蚊とは科が異なる)ですが、蚊のように動物や人を刺したり血液を吸う事はありません。

これらのつり下げ式虫よけ剤はヒトスジシマカに対しての虫よけ効果はありません。

>>「吊るすだけ」虫よけ剤に裏付け根拠なし 蚊は対象外、に怒りのコメント多数-J-CASTニュース

DEET(ディート)について

DEETを配合した虫よけ剤を危険視している人は多いが、忌避剤として最も効果的で効力が長持ちする事が示されています。

国立感染症研究所もデング熱およびチクングニア熱を媒介するヒトスジシマカの予防においてDEETを含む防虫剤もしくは他の米国環境保護局(EPA)が認可した薬剤によって防虫する事を推奨しています。

ディートを含有する医薬品及び医薬部外品における副作用等の報告状況

図:ディート(忌避剤)の安全性について-厚生労働省

上の図のように少ない件数ではありますが副作用報告もあり、人によってはアレルギーや肌荒れを起こすという報告もありますが、DEETの危険性は感染症の危険と比べれば極めて小さいとされています。

「危険なDEETは配合していないので安全」という商品が多数販売されていますが、その商品が蚊に対して本当にDEETと同じくらい有効なのかを調べてから購入する事をおすすめします(人体に対して使用する物なので医薬品もしくは医薬部外品の製品をおすすめします)。

医薬品、医薬部外品、化粧品もしくは医療機器に該当しないものは治療または予防の「効果」や「効能」を謳う事はできません。

子供に対して使用する場合は商品説明書をしっかり読み安全かつ有効な使用方法を徹底しましょう。これはなにも虫よけ剤に限った事ではなく医薬品、医薬部外品を使用する際は当然の事です。

●特に乳幼児等は「虫よけ剤」を習慣的に使用するのではなく、必要な場合に限り使用する
●エアゾールタイプは付着効率が悪く粒子の吸入が考えられるので、子供への使用は一旦手にとるなどの工夫をしたほうがよい。また、テスト結果を参考にし、より安全に使用できるようタイプの特徴を考慮して選ぶとよい
●乳幼児にはより安全に使用するため、手や顔への使用を控えるとともに、長袖、長ズボンの着用などで露出部を少なくするなどの工夫も考える
●医薬部外品のディートの濃度は銘柄による差があり、中には医薬品に近いものもみられたので、医薬部外品であっても医薬品と同様に使用量などの取扱いに注意しよう

虫よけ剤-子供への使用について-国民生活センターから引用

どうしてもDEET配合の製品を使いたくない場合はpicaridin(ピカリジン)やレモンユーカリオイルという選択肢があり(picaridinは日本国内未発売)、DEET、picaridin、レモンユーカリオイルのいずれかを含む製品は米国疾病対策センター(CDC)でも推奨されています(picaridinはDEETを同程度の濃度含んだものと比較して同等、ユーカリオイルは低濃度のDEETを含む虫よけ剤に近い効果)。

デング熱・チクングニア熱のおすすめ予防アイテム

 

・ムヒ 虫よけムシペールPS

ムヒ虫よけムシペールPS

DEET配合の定番虫よけ剤です。国内のDEET濃度の上限は12%(海外では80%や90%の製品もあり)ですが、ムシペールPSは上限の12%の商品です。第二類医薬品。

>>ムヒ 虫よけムシペールPS

 

・インセクトシールド虫よけメッシュパーカー

米国環境保護局(EPA)から承認を得たペルメトリン加工の虫よけウェアです。

皮膚が弱かったりアレルギー体質で虫よけスプレーの使用が困難な人におすすめです。

>>インセクトシールド虫よけメッシュパーカー

 

・蚊帳

説明不要の蚊帳です。

シンプルですが物理的に蚊をシャットアウトできるので就寝時の蚊よけにとても有効です。

>>蚊帳ワンタッチタイプ



スポンサードリンク

無添加せっけん泡のハンドソープ-普通石鹸-

ミヨシ無添加せっけん泡のハンドソープ

感染予防の基本は手洗い

 

手洗いはさまざまな感染症から身を守る為の最も重要な予防方法と言われています。

代表的な感染経路である接触感染は、咳やくしゃみで出たウイルスを含んだ飛沫で汚染された手指や物、周囲環境の表面から手を介して感染します。

正しい手洗いをする事で手指に付着したウイルスや、食中毒を引き起こす細菌を洗い流す事ができるので感染予防に手洗いは非常に有効なのです。

>>感染予防の基本は手洗いから

普通石鹸と薬用石鹸の除菌効果はあまり変わらない?

 

石鹸にも種類があり、普通石鹸や薬用石鹸、逆性石鹸などさまざまです。

薬用石鹸には殺菌剤が配合されているので、普通石鹸よりも何倍も高い除菌・殺菌効果があるようにみえますが実はそれほど差があるわけではありません

花王生活科学研究所挽き肉に触った手に対する手洗い後の大腸菌群数
グラフ:花王生活者研究センター-家庭の手洗いと食中毒の予防

花王株式会社生活者研究センターの資料によると、殺菌成分の配合されていない普通石鹸でも約95%の除菌効果があり、殺菌成分が配合された薬用石鹸の除菌効果は約98%でした(大腸菌群数において)。

殺菌効果のない普通石鹸でも、手に付着したウイルスや細菌を丁寧に洗い流すだけでこれだけの除菌効果があるという事です。

さらに多くの薬用石鹸に配合されている殺菌成分トリクロサンの安全性と効果について疑問が生じています。

安全性については「ラットへのトリクロサン暴露によって甲状腺ホルモンが減少した」、「妊娠中の女性へのトリクロサン暴露がエストロゲンの分泌異常を引き起こし、胎児に悪影響を与える可能性がある」などの研究結果が発表されています。

効果についても米国食品医薬品局(FDA)は「トリクロサンを含む石鹸が普通の石鹸と水よりも菌の除去に効果的だとする証拠はない」と認めており、安全性を考慮してアメリカミネソタ州では州内でのトリクロサンを含む商品の販売を禁止することを決定しています。

これらを踏まえて手洗いに使用する石鹸は普通石鹸で十分だとわたしは考えます。近い将来トリクロサンを含む石鹸の販売は難しくなるでしょう。

【追記2016/09/02】
米食品医薬品局(FDA)はトリクロサンやトリクロカルバン等、19種類の殺菌剤を含有する抗菌石鹸の販売を禁止すると発表しました。禁止の理由は『免疫系に打撃を与える恐れがある事』ならびに『通常の石鹸と水で洗浄するよりも抗菌石鹸を使用した方が有効である事を裏付ける科学的根拠がない』という事です。日本ではまだまだトリクロサンを含む抗菌石鹸が数多く販売されていますが、どのような対応をとるのか注視していきたいですね。

商品の特徴

 

ミヨシ石鹸は、多くの石鹸に配合されている石鹸の原料となる脂肪酸を酸敗(酸化して腐敗)しないようにする為の人工的な化学物質(防腐剤)を使用していない水と石鹸成分だけのピュアな無添加石鹸です。

防腐剤は肌への負荷や肌を通して人体に蓄積されるなどの影響が長年懸念されているので、防腐剤を使用しなくても酸敗しない質の高いフレッシュな脂肪酸を精製するミヨシの技術は非常に多くの人から支持されています。

「無添加せっけん泡のハンドソープ」には防腐剤はもちろんのこと香料・着色料なども一切入っておらず、成分は水とカリ石ケン素地だけなので泡立てやすすぎが上手にできない小さな子供やお年寄りにも安心です。

レビュー

以前、手湿疹とアレルギーでひどい手荒れでしたが、このシリーズに代えてから、すっかり収まりました。手荒れの時期には欠かせません♪

これまで使っていた他社の商品は、洗いあがりにヌルヌル感があったのですが、こちらは泡切れも良くさっぱりしています。変な香料も入っていなくて、臭くありません。一度こちらを使ってしまうと、もう他のハンドソープは使えないというぐらい気に入りました。

肌の弱い息子たちのために,合成の泡ハンドソープを使うことが気になり始め,こちらにたどり着きました。良いと思います。

殺菌消毒してくれる石鹸を使うとすぐに手荒れしてしまうので、日に何度も使うためこれに替えてからは手荒れをほとんどしなくなったので助かります。

安全性、品質、価格全てにおいて非常に優れた石鹸なので悪いレビューは無いに等しい商品です。間違いなくハンドソープの中ではトップクラスの商品なので安心して使う事ができますね。

>>【楽天】ミヨシ 無添加せっけん泡のハンドソープ 最安値へ



スポンサードリンク

オスバンS-殺菌消毒液(逆性石けん液)-

オスバンS-殺菌消毒液(逆性石けん液)-

オスバンSは第3類医薬品で、ベンザルコニウム塩化物(塩化ベンザルコニウム)10w/v%(100ml中に10gの塩化ベンザルコニウムが入っている)の殺菌消毒液です。

塩化ベンザルコニウムは陽イオン界面活性剤の一種ですので逆性石鹸として利用されています。

塩化ベンザルコニウムとは?

 

塩化ベンザルコニウムは消毒薬や界面活性剤、柔軟剤、シャンプーなどの帯電防止剤に使われる第四級アンモニウム塩の混合物で塩化ベンザルコニウム水溶液は逆性石鹸として殺菌や消毒に用いられています。

細菌細胞膜のタンパク質を変性させる事で殺菌する仕組みで、グラム陽性や陰性の細菌に対しては有効ですが、結核菌や芽胞を形成する細菌(ボツリヌス菌、ウェルシュ菌など)、ウイルスには効果が期待できません。

こうしてみると殺菌力があまり強くなく微妙な立ち位置の塩化ベンザルコニウムですが、エタノールと混合する事で相乗的な殺菌効果が期待できるので医療分野でも用いられています。

逆性石鹸とは?

 

逆性石鹸とは塩化ベンザルコニウムや塩化ベンゼトニウムなどの陽イオン界面活性剤の事です。

普通の石鹸が陽イオン界面活性剤(逆性石鹸)と性質が逆の陰イオン界面活性剤と呼ばれる事から「逆性石鹸」と言います。

石鹸と聞くと汚れをよく落とすように思いますが、逆性石鹸は普通の石鹸と違い、洗浄力はなく、細菌を殺菌する事を目的としています

逆性石鹸を使用する際の注意点ですが、普通の石鹸と混ぜて使用すると互いの性質が逆なので特徴を打ち消し合ってしまい、普通石鹸の洗浄力と逆性石鹸の殺菌力を両方失ってしまいます。

さらに逆性石鹸は有機物と混合すると殺菌力が低下してしまうので、逆性石鹸使用前には普通石鹸でしっかり汚れを落とし、きれいに洗い流してから使用するようにしましょう。

使用用途・使い方

●食器・器具類の消毒
茶碗、皿、コップ、ナイフ、包丁類、調理器具などは水洗いした後、本剤の200~500倍液に5分間以上浸した後水洗いする。

●家屋、乗物などの消毒
床、畳、家具、調度品、手洗場、浴槽、便所、座席、手すり、電話機などは、本剤の200~500倍液で清拭するか、または噴霧する。

●ごみ箱、冷蔵庫の消毒
本剤の100~200倍液を噴霧する。

●その他
食品工場、清涼飲料水工場、缶詰・製菓工場の施設、器具の消毒には本剤の200~500倍液を用いる。

オスバンS|日本製薬株式会社より引用

注意する事

 

※直射日光の当たらない涼しい所に保管するようにしましょう。

※小児の手の届かない所に保管するようにしましょう。

※誤用の原因になったり品質が変わるおそれがあるので他の容器に入れ替えないようにしましょう。

※使用期限を過ぎた製品は使用しないようにしましょう。

※皮革製品に付着した場合は、変質させる可能性があるので注意しましょう。

※染色した布地は退色する可能性があるので注意しましょう。

使用中の薬液の中から緑膿菌やセラチア菌などの細菌が検出される例も報告されているようです。殺菌力のある薬剤なのでどのような保管方法でも大丈夫と思う人もいますが、使用方法や保管方法を誤ると効果が低下してしまい細菌が繁殖してしまう可能性もあるので気をつけましょう。

レビュー

 

2014年6月12日に施行される改正薬事法により、医薬品の商品レビューや口コミの表示が禁止となりました。

 

 

逆性石鹸は昔ほど使用される事はなくなりましたが、今でもさまざまな医療機関などで使用されています。

感染予防の基本は正しい手洗いである事は間違いありませんが、それに加えて逆性石鹸を使用する事で確実性が高まるでしょう。

>>感染予防の基本は手洗いから

さらに逆性石鹸の殺菌力を利用して部屋干しの際の洗濯物の嫌なニオイを消す事に使用している人もいるようです。洗濯物に繁殖するモラクセラ菌などを殺菌する事で悪臭がでないようにするのでしょう。

ただし、この際も汚れがひどく有機物が大量に存在していると殺菌力が低下する事と洗剤と一緒に逆性石鹸を入れると性質の打ち消し合いになる事に注意して使用するようにしましょう。

>>【楽天】オスバンS 600ml 最安値へ



スポンサードリンク

夏場に流行しやすい感染症

夏場に流行しやすい感染症

冬場はインフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行しますが、気温が上がる夏場は食中毒やいわゆる夏風邪と呼ばれる感染症が流行します。

夏場に感染しやすい細菌性食中毒

 

高温多湿になる梅雨から夏場にかけて各地で細菌性の食中毒が流行します。

食中毒菌は温度(10℃~60℃の間で増えるが35℃程度が最適)、水分、栄養の3つの要素が揃う事で増えますが、特に夏場の高温は食中毒菌にとって最適な環境なので夏場によく流行します。

腸管出血性大腸菌O157

 

腸管出血性大腸菌(O157)

腸管出血性大腸菌O157は動物の腸管内に存在する大腸菌に汚染された食品(特定の食品ではなく二次感染により全ての食品に危険性がある)を食べる事により感染します。

わずかな菌数でも感染を起こす上に症状が重症化しやすい非常におそろしい食中毒です。

>>腸管出血性大腸菌O157の症状と予防方法

腸炎ビブリオ食中毒

 

腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオは主に海水中に生息する細菌で、この腸炎ビブリオに汚染された魚介類などを生食する事で感染します。

日本で発生する細菌性食中毒の中でサルモネラと並んで1~2位にあたり、感染の可能性が非常に高い食中毒です。

>>腸炎ビブリオ食中毒の症状と予防方法

サルモネラ食中毒

 

サルモネラ

サルモネラは動物の腸管、河川、下水などに広く分布している細菌で、サルモネラに汚染された生肉や食肉調理品(特に鶏肉)などを食べる事により感染します。

腸炎ビブリオ食中毒と並んで日本では非常に感染報告の多い食中毒です。

>>サルモネラ食中毒の症状と予防方法

黄色ブドウ球菌食中毒

 

黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌は人や動物の皮膚や消化管の常在菌であるブドウ球菌の一種でこの黄色ブドウ球菌が増殖時に作るエンテロトキシンという毒素を食べ物と一緒に食べる事で食中毒になります。

様々な食品が原因になり、穀類及びその加工食品、弁当や和菓子、乳製品などが原因食品として多く報告されています。

>>黄色ブドウ球菌食中毒の症状と予防方法

カンピロバクター症

 

カンピロバクター

カンピロバクターは家畜、家禽、ペット、野生動物、野鳥などあらゆる動物に分布しており、保菌動物や鳥類などの糞により汚染源となった食品を食べる事により感染します。

食品が汚染されていても匂いや味に変化が無い為、非常に分かりにくい事が感染者を増やしています。

>>カンピロバクター症の症状と予防方法

夏場に感染しやすいウイルス性感染症

 

夏場に感染しやすいウイルス性の感染症はいわゆる夏風邪と呼ばれているものです。子供が感染しやすい事から学校などでしばしば集団感染を起こします。

アデノウイルス感染症

 

アデノウイルス

アデノウイルスは肺炎、咽頭結膜熱(プール熱)、流行性角結膜炎(はやり目)、出血性膀胱炎、急性濾胞性結膜炎、胃腸炎などを引き起こすウイルスです。

感染力が強い為しばしば集団感染を起こす為、咽頭結膜熱と流行性角結膜炎は、ともに学校保健安全法で学校感染症とされています。

>>アデノウイルス感染症とは

手足口病

 

エンテロウイルス71型

手足口病はコクサッキーウイルスの一種が原因となって起こる感染症で、口の中や手の平などに水疱性発疹が出るのが特徴です。

アデノウイルス感染症やヘルパンギーナと同じく夏風邪と呼ばれるものの1つです。

>>手足口病とは

ヘルパンギーナ

 

A群コクサッキーウイルス

 

ヘルパンギーナは流行性のものは特にA群コクサッキーウイルスが原因となって起こる感染症で、高熱や咽頭痛、口腔内の水ぶくれなどが特徴的です。

アデノウイルス感染症、手足口病と同じく感染力が強いので予防が難しい感染症です。

>>ヘルパンギーナとは

RSウイルス感染症

 

RSウイルス

RSウイルス感染症はRSウイルスに感染する事で起こる感染症で、乳幼児の肺炎の50%、気管支炎の50〜90%を占めると言われています。

以前は11~1月にかけての冬季に多く報告されていた感染症ですが、近年は7月頃からの報告も増えてきており夏場でも注意が必要です。

>>RSウイルス感染症とは



スポンサードリンク

アルコール除菌・消毒剤の使い方と注意点

アルコール除菌、消毒剤の使い方と注意点

アルコール除菌・消毒剤はさまざまなウイルスや細菌に効果があり、手に入りやすい事から一般家庭や飲食店でポピュラーに使用されています。

しかし、正しい使用方法で除菌や消毒を行わないと効果がなかったり、薬剤に対する抵抗力が強い一部のウイルスや細菌には効果が低い事を覚えておく必要があります。

アルコール消毒剤とは

 

アルコールとはエタノール(エチルアルコール)やメタノール(メチルアルコール)、イソパノール(イソプロピルアルコール)などの総称です。

その中でも消毒用に使われるアルコールはヒトへの毒性が相対的に低いエタノールとイソプロパノールで、消毒用エタノールとイソプロパノールは日本薬局方(医薬品の性状及び品質の適正を図るため、薬事法第41条に基づき薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて厚生労働大臣が定め公示する医薬品の規格基準書)で規定されています。

>>日本薬局方 消毒用エタノール Ethanol for Disinfection

>>日本薬局方 イソプロパノール ISOPROPANOL

エタノールの大部分はアルコール発酵(グルコース、フルクトース、ショ糖などの糖を分解して、エタノールと二酸化炭素を生成し、エネルギーを得る代謝プロセス:糖蜜やさとうきびなどの糖質と、トウモロコシ、さつまいも、じゃがいもなどのでんぷん質が原料)によって製造されており(主成分は発酵アルコールなので安全などと表記している製造者もいるがエタノールの事なので優位性はない)、イソプロパノールより幾分毒性が低いと言われています。

補足

日本では、純粋なエタノールに対して酒税法によって課税される為コストが上がってしまいます。税金を軽減する為にエタノールに第二級アルコールの一種である2-プロパノールを添加したり(飲用に転用できないように不適な臭気や味を加える)、2-プロパノールやベンザルコニウム塩化物などとの合剤にした製品もあります。

アルコール除菌や消毒の仕組み

 

アルコール剤を有効な濃度で使用すると細菌などのタンパク質を変性(タンパク質の高次構造が不可逆的な変化を起こして活性を失ったり不溶性になったりする現象)させたり溶菌(細菌の細胞が細胞壁の崩壊を伴って破壊され、死滅する現象)などの殺菌作用をあらわします。

さらにある程度水が存在する状況ではアルコールが細胞膜を変性すると共に透過したアルコールが菌の内圧を高めて溶菌などの作用をあらわし、高濃度で使用するとタンパク質の構造水などの脱水作用が生じる事で変性作用が強く現れます。

したがって、アルコールと水分のバランスが良い70~80%の濃度が最も殺菌効果が高いと報告されています。最適濃度については諸説あり、濃度が70%の時にアルコールと水の分子組成が1:1となる事で疎水基が平面上に並んで広い疎水面を作り、細胞膜を破壊してタンパク質を溶出させるので殺菌効果を示すという新しい解釈もあります。

>>アルコールの殺菌効果は何パーセントが良いか-有限会社協和商会(http://www.kws.jp/news/new_skin-28.html)

リンク先消滅につきキャッシュより下記に引用

アルコールの何パーセントが消毒によいか
日本薬局方の消毒用エタノールの濃度は76.7〜81.1V/V%となっている。Price(1950)は10〜20%では10分間以上作用させないと殺菌効果がなく、60〜90%では最初の数秒間で強力な殺菌力を発揮するが、90%以上ではかえって殺菌作用が弱くなることを実験で確かめている。Morton(1950)のブドウ球菌に対するエタノール濃度(水分量)と殺菌効果の成績からも60〜90%が効果的であることが証明されており、エタノール、プロパノール等のアルコール類では、無水のものより適量の水分を含有したほうが有効であるとする説が相当多い。Luthi(1954)は70〜90%のエタノールの抗カビ性を調査した結果、Penicillium tardumの胞子に対して90%濃度が最適効果があったと報じている。
Block(1977)はエタノールの至適濃度は70V/V%であり、この濃度は細胞に対する透過性が大で、細胞のタンパク変性を生じやすいと称している。高島ら(1980)はエタノールの至適濃度を70%程度と認めながら、カビの種類によってはそれ以下でも有効なことを確認している。

各濃度のエタノール作用時の菌の生存率

アルコール剤の効果が期待できないケース

 

アルコール剤は有効なウイルスや細菌に使用し、なおかつ適した条件で使用する事で効果を発揮します。
逆に言えば効果が期待できないウイルスや細菌に使用したり、不適な条件で使用すると効果が期待できないという事になります。

本品は、使用濃度において栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、酵母菌、ウイルスなどには有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌など)及び一部のウイルスに対する殺菌効果は期待できない

消毒用エタノール 日本薬局方より引用

アルコール剤の効果がない細菌は芽胞(一部の細菌が形成する極めて耐久性の高い細胞構造)を形成する細菌であり、炭疽菌や破傷風菌の他、食中毒の原因になるセレウス菌やボツリヌス菌、ウェルシュ菌などが有名です(その他、枯草菌や納豆菌など)。

効果が薄いウイルスとしてはエンベロープ(約80%ウイルスが持つ膜状の構造で、熱や薬剤によって容易に破壊される)を有しないノロウイルスやロタウイルス、手足口病やヘルパンギーナを引き起こすエンテロウイルス。アデノウイルス感染症を引き起こすアデノウイルスなどが有名です。

>>ノロウイルスの一般常識~アルコール消毒が効かないはなぜ?~

これらの細菌やウイルスは薬剤に対する抵抗力が非常に強い為にアルコールでの除菌や消毒の効果は期待できません。

アルコール(濃度を問わず)に緑茶抽出物(カテキンなど)や果物エキスを添加する事で死滅可能と説明している所もありますが生活環境下なおかつ短時間(数時間かければある程度は不活化できるかもしれないが)では難しいでしょう。

これらは基本的な知識であり、少しずつ認知されてきていますがまだまだ知らない人も多いので注意が必要です。

次にせっかくのアルコール剤の効果を薄めてしまう使い方として濡れている状態の物に使用する事が挙げられます。

アルコールは細菌やウイルスに有効な濃度の幅が非常に狭い為に除菌や消毒したい物が濡れているとその水分が混ざってしまってアルコール濃度が下がる事により効果が著しく落ちてしまいます。

アルコールの仕組みが分かっていればなるほどと思う事ですが、知らない人もたくさんいますので特にまな板や包丁、食器やシンクなどの水回りの除菌消毒時や手を消毒する時にアルコール剤を使用する時は注意しましょう。

アルコール剤の使い方

 

アルコール剤を使用する際は濃度低下により効果が薄まってしまうので濡れている物は必ず十分に乾かしてから使用するという事を忘れないでください。

それから手などの人体に使用する場合は必ず医薬品もしくは医薬部外品のアルコール剤を使用しましょう。医薬品や医薬部外品以外のアルコール剤がたくさん販売されていますが、薬事法により人体への消毒目的での使用は医薬品もしくは医薬部外品以外認められていません(人体以外の物に関しては問題ありません)。

手の消毒などにアルコール手指消毒液(ヒビスコールSHやウエルパス手指消毒液0.2%)を使用する場合は手をしっかり乾かした後に適量を手に受け手指消毒液が十分に乾くまで丁寧に擦り込みましょう。

>>手指消毒手順|Medical SARAYA

生肉や魚を切った後のまな板や包丁に使用する場合は洗剤でしっかり洗浄した後、十分に乾かしてからアルコールをスプレーします。意外と忘れがちなのが包丁の柄やまな板の裏側ですので注意しましょう。

食器や弁当を詰める前の弁当箱の除菌や消毒にもアルコール剤は役に立ちます。それぞれ洗剤でしっかり洗ってから十分に乾かした後アルコール剤を使用しましょう。

アルコール剤は除菌や消毒以外でも汚れをよく落とすので掃除にも重宝します。皮脂汚れやタバコのヤニなどもよく落ちるので除菌や消毒目的ではなく掃除に使用する人もたくさんいます。アルコール剤は蒸発が早く二度拭きの必要がない点が使いやすいです。

注意する事

 

・原液又は濃厚液は刺激作用があるので経口投与しない事。

・眼に入らないように注意する事。眼に入った場合は水でよく洗い流す事。

・広範囲又は長時間使用する場合には蒸気の吸入に注意する事。

・同一部位に反復使用した場合には脱脂などによる皮膚荒れを起こす事があるので注意する事。

・引火性がある為、火気使用時には十分注意する事。

・合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装などの中には変質する物もあるので注意する事。



スポンサードリンク

温度が低くても湿度の高い日は熱中症に要注意

温度が低くても湿度の高い日は熱中症に要注意

熱中症とは暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称で、毎年梅雨明けくらいから熱中症にかかる人が増えてきます。

2013年には58729人(6~9月)が病院に搬送され、88人の方が亡くなっています。

昔は炎天下で運動などをしていると日射病になるとよく言われていましたが、最近は日射病も含めて熱中症というようになっています。

熱中症の分類とその症状

 

熱中症はかつて、熱失神、熱痙攣、熱疲労、熱射病に分類されていましたが、現在はⅠ、Ⅱ、Ⅲ度に分類(日本神経救急学会による)されています。

熱失神と熱痙攣は現在のⅠ度にあたり、熱失神の症状はめまい、一時的な失神、徐脈など、熱痙攣は筋肉の痙攣や硬直などです。

熱疲労はⅡ度にあたり、倦怠感や悪心・嘔吐、頭痛などの症状があらわれます。

熱射病は一番危険なⅢ度にあたり、高度の意識障害や高熱など重い症状があらわれます。

熱中症の原因

 

熱中症には環境と素因(病気にかかりやすい素質)が大きく関係しています。

環境は様々ありますが、前日より急に温度が上がった時、温度が低くても湿度が高い時(体温を下げる為の汗による蒸散ができなくなる)、長期間の屋外での運動や屋内でも厚手の衣服での行動などが原因になります。

温度が低ければ熱中症にならないと思っている人が多いですが、湿度が高い時は熱中症にかかる可能性が高くなるので注意が必要です。

さらに、日射病のイメージが強いせいか屋内では熱中症にならないと思っている人もいますが、屋内でも毎年たくさんの人が熱中症にかかり搬送されているので気をつけましょう。

小さな子供や高齢者、肥満傾向の人、体調の悪い人などは熱中症にかかりやすくなるので合わせて注意しましょう。

熱中症の予防と応急処置

 

まず温度が非常に高い時(35℃以上)や温度が低くても(25℃程度でも)湿度が高い時にはよほどの事が無い限り激しい運動をしない事が予防につながります。

暑い時に作業しなければいけない事が決まっているのなら早めに体を暑さに順応させる事(暑熱馴化)で熱中症になりにくくなります。

あとはできるだけ体を冷やす事、水分を適度に補給する事(水分や塩分、電解質をバランスよく)、体調を整えておく事などが重要です。

熱中症の応急処置は冷却と水分補給が基本になります。

水分補給はスポーツドリンクでもかまいませんが、スポーツドリンクはナトリウム濃度が低い為に低ナトリウム血症から水中毒(過剰の水分摂取によって生じる中毒症状で、低ナトリウム血症や痙攣を生じて死に至る可能性もある)を発症する可能性もあるので経口補水液をおすすめします。

>>経口補水液OS-1-脱水対策-

経口補水液は電解質や糖質などの配合バランスを考慮して作られており、ノロウイルスやロタウイルスなどの脱水対策などにもよく飲まれています。

意識障害などによって経口補水液の経口摂取が難しいようなら点滴を行いましょう。

全身に霧吹きなどで水をかけて気化熱によって冷やしたり、腋や股などのように動脈が集中している部分を冷やすと効果的です。

熱中症は自覚症状がでにくく、何かおかしいなと思った時には完全に熱中症になっている可能性があるので熱中症にかかる可能性がある場合は経口補水液やスポーツドリンクなどを持っておき、水分補給を欠かさないようにしましょう。

 



スポンサードリンク

腸炎ビブリオ食中毒の症状と予防方法

腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオとは

 

腸炎ビブリオは主に海水中に生息する細菌であり、腸炎ビブリオで汚染された魚介類などを生食する事で感染し、腸炎ビブリオ食中毒を発症させます。

一日の最低気温が15℃以上、海水温が20℃以上になると海水中で大量に増殖しますので、海水温度が高く海水中に腸炎ビブリオが多い時期に獲れた魚介類には腸炎ビブリオが付着している可能性があります。

日本で発生する食中毒の原因菌としては、発生件数でサルモネラと並んで1~2位にあたり、特に1992年までは、日本における食中毒原因の第1位を占めていました。

腸炎ビブリオによる食中毒の発生時期は、5~6月から次第に増加し7月~9月の夏場がピークですが、最近では輸入した魚介類により、季節を問わず発生する可能性があります。

感染の可能性がある主な食品

 

魚介類(海産)の刺身や寿司などが代表的な原因食品です。また、生の魚介類を調理した後、調理器具や手指などを介して二次汚染された食品にも注意が必要です。

腸炎ビブリオ食中毒の症状

 

潜伏時間は約10時間から24時間(短い場合で2.3時間)で、激しい腹痛、下痢などが主症状です。発熱や吐き気、嘔吐を起こす人もいます。

通常2~3日で回復し、一般に予後は良好ですが高齢者など免疫の低下した患者では、まれに毒素による心臓毒性によって死亡する例もあります。

腸炎ビブリオ食中毒の予防方法

 

・魚介類は調理前に流水(水道水)でしっかり洗い菌を洗い流しましょう(腸炎ビブリオは真水の中では増殖できません)

・魚介類に使用した調理器具はしっかり洗浄・消毒して二次汚染を防ぎましょう。

・魚介類を調理した後、洗浄していないまな板や包丁でその他の食品を調理しないようにしましょう。

・夏場の魚介類の生食は十分注意し、僅かな時間でも冷蔵庫(4℃以下)に保存しましょう(腸炎ビブリオは低温では増殖できません)

・冷凍食品を解凍する際は専用の解凍庫や冷蔵庫内で行いましょう。

・加熱調理する場合は中心部まで充分に加熱しましょう(61℃、10分以上)

薬剤や熱には弱いので塩素系やアルコール系、熱湯(75℃で1分以上)で不活化できます。

腸炎ビブリオ食中毒感染予防アイテム

 

手指消毒液

ヒビスコールSH

ヒビスコールSH

ヒビスコールSH詳細ページ

 

除菌剤

ダスキンアルコール除菌剤

ダスキン アルコール除菌剤

ダスキン アルコール除菌剤詳細ページ

 

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水詳細ページ

 

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー詳細ページ

 

消毒剤

ピューラックス

ピューラックス

ピューラックス詳細ページ

 



スポンサードリンク

腸管出血性大腸菌O157の症状と予防方法

腸管出血性大腸菌(O157)

腸管出血性大腸菌O157とは

 

大腸菌は人や動物の腸管に存在しています。通常病原性はありませんがいくつかの大腸菌は人に対して病原性があり、これらを総称して下痢原性大腸菌(病原大腸菌)と呼んでおり、腸管出血性大腸菌O157もこの下痢原性大腸菌グループに入ります。

主に加熱の不十分な食材から感染し、極めて少数の菌でも感染症・食中毒を起こします。O157による感染症は感染症予防法により3類感染症として指定されているので確認した医師は直ちに所轄する保健所などに届け出る必要があります。

>>感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律

7~10月頃の発生が多いですが、時期を問わず発生する可能性があります。

感染の可能性がある主な食品

 

牛などの家畜が保菌している場合があり、これらの糞便に汚染された食肉からの二次汚染により、あらゆる食品が原因となる可能性があります。

これまでに井戸水、牛レバー、焼肉、ユッケ、サラダ、和え物、浅漬けなどで集団感染が確認されています。

腸管出血性大腸菌O157の症状

 

潜伏期間は平均3~5日で、症状は激しい腹痛で始まり、数時間後に水様下痢を起こすことが多く、1~2日後に血性下痢(下血)がみられます。

溶血性尿毒症(HUS)や脳障害を併発することがあり、重症の場合は死亡します。

腸管出血性大腸菌O157の予防方法

 

・生野菜などはよく洗い、食肉は中心部まで十分加熱(75.1℃以上)してから食べましょう。

・冷蔵庫内の食品はこまめに点検し、できるだけ早めに食べるようにしましょう。

・加熱調理済食品がニ次汚染を受けないように調理器具はしっかりと洗浄し、できる事ならその都度除菌しましょう。

・調理や食事の前には石鹸を使った手洗いをしましょう。

>>感染予防の基本は手洗いから

・ビルやマンションなどでは貯水槽の清掃・点検を定期的に行いましょう。

・腹痛や下痢が続いたら、軽く考えずにかかりつけの医師の診察を受けるようにしましょう。

・発症した患者のいる家庭では、二次感染を防ぐ為にも糞便に汚染された衣類などの取扱いに十分注意しましょう(ノロウイルスなどと同様です)

薬剤や熱には弱いので塩素系やアルコール系、熱湯(75℃で1分以上)で不活化できます。

腸管出血性大腸菌O157感染予防アイテム

 

手指消毒液

ヒビスコールSH

ヒビスコールSH

ヒビスコールSH詳細ページ

 

除菌剤

ダスキンアルコール除菌剤

ダスキン アルコール除菌剤

ダスキン アルコール除菌剤詳細ページ

 

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水詳細ページ

 

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー詳細ページ

 

消毒剤

ピューラックス

ピューラックス

ピューラックス詳細ページ

 



スポンサードリンク

黄色ブドウ球菌食中毒の症状と予防方法

黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌とは

 

黄色ブドウ球菌は食中毒の原因以外にも表皮感染症(水虫やにきびなど)や肺炎などのような感染症の起因菌でもあります。顕微鏡で見るとブドウの房のように集合する為にこのような名称になりました。

この黄色ブドウ球菌が増殖時に作るエンテロトキシンという毒素を食べ物と一緒に食べる事で食中毒になります(毒素型食中毒)

毎年7月から10月までの比較的気温の高い時期に集中して発生しますが、時期を問わず注意する必要があります。

感染の可能性がある主な食品

 

様々な食品が原因になりますが、穀類及びその加工食品による食中毒が非常に多く、おにぎりが発生件数の4割を占めているようです。

その他、弁当や和菓子、乳製品などが原因食品として多く報告されており、2000年に起きた雪印集団食中毒事件等、数多くの集団食中毒を発生させています。

黄色ブドウ球菌食中毒の症状

 

潜伏時間は1~5時間(平均約3時間)で、吐き気や嘔吐、腹痛が主症状です。下痢を伴う事もあり、一般に高い熱は出ませんが、症状が激しい場合には、ショック症状に陥る場合もあります。

毒素型食中毒ですので、サルモネラなどと違い、毒キノコを食べるケースに近いです。

黄色ブドウ球菌による食中毒は症状が嘔吐に集中するのが特徴で、黄色ブドウ球菌自体が体内に入る感染症ではない為に抗菌薬の投与は不要で、輸液により水分・糖・電解質を補充して症状の改善を待ちます。

>>経口補水液OS-1-脱水対策-

黄色ブドウ球菌の予防方法

 

・手指などに傷や化膿巣のある人は直接食品に触れたり、調理をしないようにしましょう。

・手指の洗浄・消毒を十分に行いましょう。

>>感染予防の基本は手洗いから

・食品は低温(10℃以下)で保存して菌が増殖するのを防ぎましょう。
(注)黄色ブドウ球菌自体は熱や消毒剤に弱く比較的簡単に消毒できますが、食中毒の原因である毒素(エンテロトキシン)は100℃30分の加熱でも分解できません。食品に菌が付かないようにする事と増やさないようにする事を心掛けましょう。

黄色ブドウ球菌自体は熱や薬剤に弱く、塩素系やアルコール系、熱湯(75℃で1分以上)で不活化できます。

黄色ブドウ球菌感染予防アイテム

 

手指消毒液

ヒビスコールSH

ヒビスコールSH

ヒビスコールSH詳細ページ

 

除菌剤

ダスキンアルコール除菌剤

ダスキン アルコール除菌剤

ダスキン アルコール除菌剤詳細ページ

 

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水詳細ページ

 

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー詳細ページ

 

消毒剤

ピューラックス

ピューラックス

ピューラックス詳細ページ

 



スポンサードリンク

サルモネラ食中毒の症状と予防方法

サルモネラ

サルモネラ属菌とは

 

サルモネラ属菌は牛、豚、鳥などの動物の腸管や河川、下水など自然界に広く分布してます。

熱や酸には弱いですが、乾燥や低温には強く、冷凍しても不活化しません。サルモネラ属菌によるサルモネラ食中毒は6~10月頃に発生する事が多いですが、冬場に発生する事もあります。

感染の可能性がある主な食品

 

レバ刺しやたたきなどのような生肉、食肉調理品(鶏肉は要注意)、うなぎなどが多いですが、近年はサルモネラの一種エンテリティディスに汚染された鶏卵による食中毒が増えていて、生卵、オムレツ、玉子焼き、自家製マヨネーズなどのように鶏卵を原料とし、十分に加熱されていない食品にも注意が必要です。

サルモネラ食中毒の症状

 

潜伏時間は約5時間から72時間で、腹痛、水様性下痢、発熱(38℃~40℃) が主症状です。嘔吐や頭痛、倦怠感を起こす人もいます。

抵抗力のない者は菌血症を起こし重症化することがあり、まれに内毒素による敗血症を合併して死に至る事もあります

サルモネラの予防方法

 

・食肉や卵などを取り扱った手や調理器具は使う度に必ずしっかりと洗浄しましょう。

>>感染予防の基本は手洗いから

・新鮮な物を購入しましょう。

・購入後は冷蔵保管(ネズミ対策にも重要)し、加熱せずに食べる物は期限を必ず守りましょう。

・割った後の卵は直ちに調理して早めに食べましょう。

・調理の際は食品の中心部まで火が通るように十分に加熱しましょう。

・ネズミは駆除し、清潔する事を心掛けましょう。
(注)食材に気をつけるのと同じくらい、まな板や包丁などの調理器具に注意しましょう。

乾燥や低温には非常に強いですが、薬剤や熱には弱いです。塩素系やアルコール系、熱湯(75℃で1分以上)で不活化できます。

サルモネラ感染予防アイテム

 

手指消毒液

ヒビスコールSH

ヒビスコールSH

ヒビスコールSH詳細ページ

 

除菌剤

ダスキンアルコール除菌剤

ダスキン アルコール除菌剤

ダスキン アルコール除菌剤詳細ページ

 

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水詳細ページ

 

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー詳細ページ

 

消毒剤

ピューラックス

ピューラックス

ピューラックス詳細ページ

 



スポンサードリンク

カンピロバクター症の症状と予防方法

カンピロバクター

カンピロバクターとは

 

カンピロバクターはカンピロバクター症の原因菌であり、現在15菌種に分類されています。家畜、家禽、ペット、野生動物、野鳥などあらゆる動物に分布しています。

カンピロバクター症は、近年発生している食中毒の中で、発生件数が最も多い食中毒です。患者数も平成20年はノロウイルスに続いて2番目です。

原因施設としては飲食店がその大半を占めています。発生時期は5~7月にかけてがピークですが、年間を通じて散発事例が多いのが特徴です。

感染の可能性がある主な食品

 

保菌動物や鳥類などの糞により汚染源となった食品の摂取や、食肉(特に鶏肉)の生食や加熱不十分、飲料水、サラダなどです。イヌ、ネコなどのペットも保菌していることがあります。

食品が汚染されていても匂いや味に変化がなく、非常に分かりにくいので注意が必要です。

カンピロバクター症の症状

 

潜伏時間は、2~7日(平均2~3日)と潜伏期間が長いのが特徴です。腹痛、下痢、発熱が主症状ですが、発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛などの前駆症状(病気や発作の前兆として現れる症状)があり、次いで吐き気、腹痛が見られます。

前駆症状の後、数時間から2日後に下痢症状が現れ、下痢は1日10回以上に及び、1~3日続きます。腹痛は下痢よりも長期間継続し、発熱は38℃以下が普通です。

サルモネラ症によく似た症状ですが、サルモネラ症よりも軽い事が多いです。

カンピロバクターの予防方法

 

・乾燥や熱に弱いので、調理器具は使用後に良く洗浄して消毒・乾燥をしっかりしましょう。

・食肉はしっかり加熱して食べるようにしましょう。

・食肉からの二次汚染を防ぐ為に以下の点に気をつけましょう(特に飲食業)
(a)生肉を取り扱う調理台と完成した料理を置く調理台を離して設置すること。
(b)生肉を取り扱った後は、十分に手指を洗浄しましょう。
>>感染予防の基本は手洗いから

(c)盛り付け作業には、使い捨て手袋を使用しましょう。
(d)相互汚染を防止する為、生肉は専用の蓋付きの容器に入れるかラップを掛けましょう。

・未殺菌の飲料水や牛乳は飲まないようにしましょう。

カンピロバクターは比較的弱い菌であり、熱や各種薬剤で不活化でき、塩素系消毒剤やアルコール消毒剤、熱湯(75℃で1分以上が基本ですがもう少し温度が低くても消毒可能)で不活化できます。

カンピロバクター感染予防アイテム

 

手指消毒液

ヒビスコールSH

ヒビスコールSH

ヒビスコールSH詳細ページ

 

除菌剤

ダスキンアルコール除菌剤

ダスキン アルコール除菌剤

ダスキン アルコール除菌剤詳細ページ

 

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水詳細ページ

 

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー詳細ページ

 

消毒剤

ピューラックス

ピューラックス

ピューラックス詳細ページ

 



スポンサードリンク

ボツリヌス症の症状と予防方法

ボツリヌス菌

ボツリヌス菌とは

 

ボツリヌス菌は土壌や海、湖、川などの泥砂中に分布している嫌気性菌で、芽胞(一部の細菌が形作る、極めて耐久性の高い細胞構造)を形成します。

ボツリヌスの語源は(腸詰め、ソーセージ)であり、19世紀のヨーロッパでソーセージやハムを食べた人がボツリヌス菌による食中毒になり、適切な治療を受けないと死亡率が30 % 以上といわれる程恐れられた事からこの名前がついたそうです。

ボツリヌス菌が作り出すボツリヌス毒素(ボツリヌストキシン)は毒性が非常に強く、わずか0.5kgで全人類を滅ぼす事が出来るとも考えられていました。現在知られている自然界の毒素の中では最強の毒力があるといわれています。

感染の可能性がある主な食品

 

通常、酸素のない状態になっている食品が原因となりやすく、 ビン詰、 缶詰、容器包装詰め食品、保存食品(ビン詰、缶詰は特に自家製の物)を原因として食中毒が発生しています。

飯寿司(いずし)、熟寿司(なれずし)、切り込み(きりこみ)などの郷土料理による中毒が北海道・東北地方を中心に報告されています。

真空パックの辛子蓮根、あずきばっとうによる中毒も報告されています。

ボツリヌス症の症状

 

ボツリヌス毒素が産生された食品を摂取後、8~36時間で、吐き気、嘔吐や視力障害、言語障害、えん下困難 (物を飲み込みづらくなる)などの神経症状が現れるが、一方で発熱はほとんど無く、意識もはっきりしているのが特徴です。重症例では呼吸麻痺により死亡します。

ボツリヌス症の予防方法

 

・「食品を気密性のある容器に入れ、 密封した後、加圧加熱殺菌」という表示の無い食品、あるいは「要冷蔵」「10℃以下で保存してください」などの表示のある場合は、必ず冷蔵保存して期限内に消費してください。

・真空パックや缶詰が膨張していたり、食品に異臭(酪酸臭)がある時にはボツリヌス菌が増殖している可能性が高いので絶対に食べないでください。

・ボツリヌス菌は熱に強い芽胞を作るため、120℃4分間(あるいは100℃6時間)以上の加熱をしなければ完全に死滅しません。その為、家庭で缶詰、真空パック、ビン詰、飯寿司などの郷土料理を作る場合には、原材料を十分に洗浄し、加熱殺菌の温度や保存の方法に十分注意しないと非常に危険です。 保存は3℃未満で冷蔵又はマイナス18℃以下で冷凍しましょう。

・食中毒症状の直接の原因であるボツリヌス毒素は、80℃30分間(100℃なら2分程度)の加熱で失活するので、食べる直前に食品を加熱することが効果的です。

乳児ボツリヌス症の予防のため、1歳未満の乳児には、ボツリヌス菌の芽胞に汚染される可能性のある食品(蜂蜜など)を食べさせるのは避けてください。

(注)乳児ボツリヌス症は通常のボツリヌス症と異なり、ボツリヌス菌の芽胞を摂取する事により起こります。ボツリヌス菌の芽胞は乳児の体内で発芽し、ボツリヌス毒素を作り出します。原因食品は様々考えられますが、蜂蜜については因果関係が明白になっている為、1歳未満の乳児に蜂蜜を食べさせるのは避けてください。

ボツリヌス菌はセレウス菌同様芽胞を有するので最高クラスの耐久性を持つ非常に消毒が難しい細菌です。定番であるアルコール消毒や塩化ベンザルコニウムも効果がなく、100℃ 30分の加熱にも耐えます。

・高温処理なら、オートクレーブ処理(約2気圧の飽和水蒸気中で121℃15分以上)、乾熱処理(180℃30分あるいは160℃1時間以上)

・消毒剤なら次亜塩素酸系(やや有効)、グルタラール(有効だが非常に危険)

・それ以外ではエチレンオキシドやホルマリンによるガス滅菌、メンブランフィルターを用いたろ過滅菌、ガンマ線滅菌などが有効です。

ボツリヌス菌感染予防アイテム

 

除菌剤

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水詳細ページ

 

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー詳細ページ

 

消毒剤

ピューラックス

ピューラックス

ピューラックス詳細ページ

 



スポンサードリンク

ウェルシュ菌食中毒の症状と予防方法

ウェルシュ菌

ウェルシュ菌とは

 

ウェルシュ菌は人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布し、ボツリヌス菌と同じ酸素を嫌う嫌気性菌です。

この細菌はボツリヌス菌、セレウス菌などと同じく熱に強い芽胞(一部の細菌が形作る、極めて耐久性の高い細胞構造)を作るため、高温でも死滅せずに生き残ります。

一度に大量の食事を調理した給食施設などでしばしば発生することから「給食病」とも呼ばれ、患者数の多い大規模食中毒事件を起こす特徴があります。

加熱する事で増える食中毒の原因微生物としてテレビなどのメディアでしばしば取り上げられています。

夏場の発生が多いですが、最近では秋にもよく発生しており、季節を問わず発生する可能性があります。

感染の可能性がある主な食品

 

肉類、魚介類、野菜類自体やこれらを用いて調理した煮物での感染が最も多いといわれています。

学校などの集団給食施設による事例も比較的多く見られ、カレー、シチュー、スープなどのように食べる日の前日に大量に調理され、鍋に入れたまま冷却されていた食品が主な原因になっています。

食品は加熱すれば安全に食べられるという考えはウェルシュ菌などの芽胞を作る細菌にはあてはまりません。この一般的な考えがウェルシュ菌による食中毒を増加させています。

ウェルシュ菌食中毒の症状

 

潜伏時間は約8~20時間で、ほとんどが12時間以内に発症します。腹痛、下痢が主で、特に下腹部が張る事が多く、症状としては軽い部類に入ります(症状が軽い為、お腹を壊した程度と決めつけてしまう場合も多い)

ウェルシュ菌食中毒の予防方法

 

・前日に調理する事は出来る限り避け、加熱調理した物でも油断せずになるべく早く食べるようにしましょう。

・一度に大量の食品を加熱調理した時は、本菌の発育しやすい温度(至適発育温度は43~47℃だが、増殖スピードが非常に速い)を長く保たないように注意しましょう。保管する際は、小分けしてから急激に冷却する事で増殖を防ぐ事ができます。

ウェルシュ菌はボツリヌス菌やセレウス菌同様芽胞を有するので最高クラスの耐久性を持つ非常に消毒が難しい細菌です。定番であるアルコール消毒や塩化ベンザルコニウムも効果がなく、100℃ 30分の加熱にも耐えます。

・高温処理なら、オートクレーブ処理(約2気圧の飽和水蒸気中で121℃15分以上)、乾熱処理(180℃30分あるいは160℃1時間以上)

・消毒剤なら次亜塩素酸系(やや有効)、グルタラール(有効だが非常に危険)

・それ以外ではエチレンオキシドやホルマリンによるガス滅菌、メンブランフィルターを用いたろ過滅菌、ガンマ線滅菌などが有効です。

ウェルシュ菌感染予防アイテム

 

除菌剤

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水詳細ページ

 

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー詳細ページ

 

消毒剤

ピューラックス

ピューラックス

ピューラックス詳細ページ

 



スポンサードリンク

A型肝炎の症状と予防方法

A型肝炎ウイルス

A型肝炎ウイルスとは

 

A型肝炎ウイルスは全世界に広く分布している肝炎ウイルスの一種(A~Eの5種類)で、感染力は比較的強く衛生環境の劣悪な地域で蔓延しています。

A型肝炎ウイルスによる肝炎は、B型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスによる肝炎と異なり、慢性化することはほとんど無く、一過性の急性肝炎症状で終わり、治癒後は強い免疫を獲得するのが特徴です。

患者の発生報告には季節性があり、日本では例年春先になると感染者数が増加しますが、その理由は明らかではないようです。

衛生環境が改善する過程では規模の大きな流行が見られ、1988年に中国の上海市で30万人規模の流行がありました。

感染の可能性がある主な食品

 

A型肝炎ウイルスに汚染された水や食品が原因食品となります。これまで国内で発生した事例の大部分は感染源が特定されていませんが、カキなどの二枚貝が感染源として考えられています。

近年では汚染された輸入食材経由の感染が懸念されており、輸入野菜が感染源になった例も報告されています。

A型肝炎の症状

 

潜伏時間は2~6週間程度で、急性肝炎により、下痢、発熱、倦怠感、吐き気・嘔吐などの症状が出ますが、黄疸症状が出てからは自覚症状が軽くなります。

4~8週間程度で回復し、慢性症状に移行する事は無いとされていますが、肝機能の回復には、1~2ヶ月が必要とされ、肝機能が完全に回復するまではお酒などには注意が必要です。

ほとんどが一過性の急性肝炎症状で終わりますが、稀に劇症肝炎や腎不全へと移行し重症化する事もあるようです。

A型肝炎の予防方法

 

・用便後や調理の前、食事の前には十分な手洗いを行いましょう。

>>感染予防の基本は手洗いから

・生水や生水で作った氷やキャンデーなどにも注意しましょう。

・食品はよく加熱して食べましょう。

・A型肝炎の流行地へ旅行する際には、あらかじめ医療機関でワクチンの接種を行う事で予防することができます。

>>外務省 海外安全ホームページ

・A型肝炎だけではなく、各種の感染症を予防する意味で、衛生環境に不安がある海外では水道水、生野菜、生の魚介類を食べないようにしましょう。

・条件によって異なりますが、A型肝炎ウイルスは、体外で数ヶ月生き残る事があるので感染者が出た後は注意しましょう。

A型肝炎ウイルスはエンベロープを有しないタイプのウイルスなので各種消毒剤に対する抵抗力が高いと思われます。塩素系消毒剤や熱湯(85℃で1分以上)で対応しましょう。

A型肝炎感染予防アイテム

 

除菌剤

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水

アビィ除菌消臭水詳細ページ

 

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー

ステア二酸化塩素スプレー詳細ページ

 

消毒剤

ピューラックス

ピューラックス

ピューラックス詳細ページ

 

マスク

快適使いきりマスク プリーツガード

快適使いきりマスク プリーツガード

快適使いきりマスク プリーツガード詳細ページ



スポンサードリンク

身近な感染症と流行時期

毎年感染の危険性があり、家庭や職場などでも感染する可能性がある主な感染症とその流行時期です。

サルモネラ感染症

 

サルモネラ

サルモネラ感染症(サルモネラ症)は、サルモネラという細菌によって引き起こされます。サルモネラを摂取してから大部分の人は12-72時間後に下痢、発熱、腹痛を起こします。

下痢は血液が混じる場合もあります。症状は通常4-7日間続き、軽い症状の患者は特別な治療なしに回復することがありますが、激しい下痢によるひどい脱水の為入院治療が必要となる場合もあります。

6~10月頃に発生する事が多いですが、冬場に発生する事もあります。

>>サルモネラ食中毒の症状と予防方法

ボツリヌス食中毒

 

ボツリヌス

ボツリヌス食中毒は食品中でボツリヌス菌が増えた時に産生されたボツリヌス毒素を食品とともに摂取したことにより発生します。

ボツリヌス毒素が産生された食品を摂取後、8~36時間で、吐き気、おう吐や視力障害、言語障害、えん下困難 (物を飲み込みづらくなる)などの神経症状が現れるのが特徴で、重症例では呼吸麻痺により死亡します。

時期を問わず発生する可能性があります。

>>ボツリヌス症の症状と予防方法

腸管出血性大腸菌(O157)

 

腸管出血性大腸菌(O157)

腸管出血性大腸菌(O157)は、牛などの家畜が保菌している場合があり、これらの糞便に汚染された食肉からの二次汚染により、あらゆる食品が原因となる可能性があります。

潜伏期間は平均3~5日で、症状は激しい腹痛で始まり、数時間後に水様下痢を起こすことが多く、1~2日後に血性下痢(下血)がみられます。

溶血性尿毒症(HUS)や脳障害を併発することがあり、重症の場合は死亡します。

7~10月頃の発生が多いですが、時期を問わず発生する可能性があります。

>>腸管出血性大腸菌O157の症状と予防方法

ノロウイルス

 

ノロウイルス

ノロウイルスは、冬季を中心に年間を通して胃腸炎を起こし、感染力が非常に強い為しばしば大流行につながります。

原因食品は、水やノロウイルスに汚染された食品、特にカキを含む二枚貝の関与が強く指摘されています。さらに人から人への感染力も強く、二次感染を起こしやすいのも特徴です。

潜伏時間は24~48時間で、下痢、吐き気、腹痛、発熱(38℃以下)が主症状です。通常3日以内で回復しますが、高齢者や乳幼児などが感染するとしばしば重症化します。

冬場の発生が多いですが、時期を問わず発生します。

>>ノロウイルス感染症とは

インフルエンザ

 

インフルエンザウイルス

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって引き起こされる急性感染症で、多くは上気道炎症状・呼吸器疾患を伴うので流行性感冒(略してリュウカン)と呼ばれる事もあります。

人に感染するインフルエンザウイルスには、A型・B型・C型の3パターンで、現在流行の中心となっているのはA型とB型です。新型インフルエンザはA型の亜型といわれるものです。

ウイルスに感染した場合、約1~3日の潜伏期間の後インフルエンザを発症します。突然の38℃以上の高熱や全身倦怠感、食欲不振などの全身症状が特徴です。その後、咳や喉の痛み、鼻水などの呼吸器症状が現れ、腰痛や吐き気などの消化器症状が現れる可能性もあります。

秋から冬に多く、1~3月頃がピークになります。

>>インフルエンザとは

ロタウイルス

 

ロタウイルス

ロタウイルスは、乳幼児の感染性胃腸炎の主な原因となるウイルスの1つで、ノロウイルスによる感染性胃腸炎よりも乳幼児では症状が長引くことが多くあります。

子どもの内に繰り返し感染している場合が多いので大人では無症状の場合も多いですが、乳幼児では合併症で激しい下痢による脱水症が起こりやすく、時には痙攣・脳炎・脳症など重症化することもあります。

感染経路は経口感染で潜伏期は24~72時間です。主な症状は下痢(3~8日続き、激しい時には白色で、米のとぎ汁のような便)、嘔吐、発熱などです。

1~4月頃がピークですが、時期を問わず発生する可能性があります。

>>ロタウイルス感染症とは

RSウイルス

 

RSウイルス

RSウイルスによる乳幼児の代表的な呼吸器感染症で、乳児の半数以上が1歳までに感染し、ほぼ100%が2歳までに感染します。

2~5日の潜伏期の後、39℃程度の発熱、鼻水、咳などの症状が現れます。通常1~2週間で軽快しますが、呼吸困難などのために0.5~2%で入院が必要といわれています。特に生後6ヶ月以内で最も重症化するので注意が必要です。

感染力は強く、飛沫と接触感染の両方で感染し、発症前にも周囲の人を感染させます。小児は症状が消えてから1~3週間後も感染力を失わない非常に厄介な感染症です。

通常は冬場がピークで夏場の報告数は少ないですが、近年は7月頃から報告数が増えています。

>>RSウイルス感染症とは



スポンサードリンク