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SARS(重症急性呼吸器症候群)ってどんな病気?
SARS(重症急性呼吸器症候群)はSARSコロナウイルスにより引き起こされる新種の感染症で新型肺炎とも呼ばれています。
当初は原因不明の急性肺炎として2003年にアジアを中心に拡大しました。SARSの最初の症例は、2002年に中国の広東省だといわれています。
日本では感染例はありませんが、アジアからのSARS感染旅行者によって感染が伝播する可能性も無いとはいえず、もし感染すると致死率が約11%に達する恐ろしい感染症である為、注意が必要です。
SARS(重症急性呼吸器症候群)の症状
はっきりとした症状は不明ですが、38度以上の高熱及び咳、呼吸困難、息切れのいずれかの症状があり、レントゲン検査において肺炎の症状が見られるにも関わらず、それらの病態を完全に説明できる診断がつかない場合は「感染の疑いがある」状態です。
SARS(重症急性呼吸器症候群)の予防方法
SARSは、人から人への感染が中心で感染経路としては気道分泌物(鼻水や唾液等)の飛沫感染または接触感染が98%を占め、空気感染はほとんどないと考えられています(航空機内、マンション、ホテルといったところからの広がりをみると、空気感染が否定されているわけではない)。
予防方法としては一般の感染症と同じく、手洗い、うがいの徹底やマスクの着用、十分な睡眠、栄養をとり病気に対する抵抗力をつける事だといわれています。
症状が出る前、あるいは症状が消えた後にSARS患者がどのくらいの間他の人に病気を移す可能性があるかは分かっておらず、症状が消えた1か月後に再び症状が戻った例もあります。
現状、消毒方法は確立されていませんが、SARSコロナウイルスはエンベロープを有するウイルスである為、エンベロープを有するウイルスの消毒対策に準拠していると考えられます。
加熱滅菌が可能な物は98℃以上で15分以上、消毒剤としてはアルコール系や次亜塩素酸系、グルタルアルデヒドなどの多くの消毒剤で効果が見られますが、塩化ベンザルコニウム、クロルヘキシジン、界面活性剤などでは十分に効果が見られない可能性もあります。
SARS(重症急性呼吸器症候群)対策アイテム
手指消毒液
ヒビスコールSH
手指に付着したウイルスを消毒するアルコールタイプの速乾性手指消毒液です。
手指消毒液は人間の体に使用する物なので医薬品か医薬部外品でなければいけません。手荒れ軽減の為に湿潤剤が配合されています。
除菌剤
アビィ除菌消臭水
安全性の高さと、様々な細菌やウイルスに効果がある強い除菌力を備えた、とても使いやすい塩素系除菌剤です。安全性の高さから食べ物が触れる場所や子供が触りそうな場所に最適。
消毒剤
ピューラックス
SARS(重症急性呼吸器症候群)の感染者が出た時には確実性の高い次亜塩素酸ナトリウムの使用をおすすめします。
ピューラックスは次亜塩素酸ナトリウム製品の中でも医薬品であり、信頼性は高いです。
安全性の問題や金属への使用ができないなど注意点も多くありますが、信頼度は抜群なので注意して使用しましょう。
マスク
3M 9010 N95マスク
N95規格の特殊なマスクです。
N95やDS2と表記している商品は全て国家検定品ですので、どれも同じような気がしますが、商品の信頼性を考えれば3Mというメーカーがおすすめです。
空気感染の可能性が低いといわれているSARS(重症急性呼吸器症候群)ですが、医療機関などではこのN95規格のマスクをすすめています。