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ノロウイルス対策まとめ(感染予防~もし感染してしまったら?)

ノロウイルス予防の注意点

ノロウイルスに関する情報は数多く存在しているので、中には誤った情報もありますので注意点をまとめておきます。

ノロウイルス感染症の症状が治まってからもウイルスの排出は続く

症状が治まった後も、糞便からのウイルス排出は長期間(1~3週間程度)続きます。症状が治まったから学校や職場に行っても大丈夫と思っている自分勝手な人がとても多いです。自分は平気でも他の人にうつしてしまう事も考えてウイルスの排出が終わるまではおとなしくしましょう。

アルコール消毒は効果が期待できない

ノロウイルスはエンベロープを持たないウイルスですのでアルコール消毒剤や除菌剤では効果が期待できません。アルコールに○○を配合しているのでノロウイルスを消毒できますといった説明をしている商品もあるので注意しましょう。

>>ノロウイルスの一般常識~アルコール消毒が効かないはなぜ?~

ただし、全てのアルコール系の物がノロウイルスに対して効果がないという事ではありません。(0.2%(w/v)SDS、0.3%(w/v)水酸化ナトリウム、45%(v/v)エタノール)や(0.2%(w/v)SDS、0.3%(w/v)水酸化ナトリウム、30%(v/v)1-プロパノール)などの配合比では優れた効果が認められています。

人体に対して使用できる有効な消毒剤は少ない

人体に対して使用する事を推奨するには医薬品、医薬部外品もしくは化粧品でなければならないと薬事法で定められています。

>>除菌、殺菌、消毒と医薬品(医薬部外品)

わたしたちが手に入れる事ができる商品の中で、ノロウイルスに対して効果が期待できる医薬品はミルトン(次亜塩素酸ナトリウム)だけだと思います。

次の消毒・殺菌
●哺乳びん、乳首-約80倍にうすめ、1時間以上浸す。
●手指、皮ふ-約20倍にうすめて用いる。
●ガーゼ、包帯、衛生器具等-約10-50倍にうすめ、15分以上浸す。
●器具等-約80倍にうすめ、1時間以上又は約10-50倍にうすめ、15分以上浸す。

安心・カンタンな哺乳びん消毒 ミルトンより引用

しかし、ミルトンの主成分は次亜塩素酸ナトリウムであり、人体に対して安全とはいいにくい為にメーカーとしても推奨はしていません。

ミルトンの効能・効果には、「手指、皮ふの消毒・殺菌」がありますが、頻繁に繰り返し用いると手荒れを起こす恐れがあるため、注意が必要です。

安心・カンタンな哺乳びん消毒 ミルトンより引用

その他、手指消毒液(ヒビスコール)などもよく感染予防に設置されていますが、アルコール系ですのでノロウイルスには効果が期待できません。

除菌剤(医薬品や医薬部外品ではない商品)の中には安全性が高く、ノロウイルスに対しても効果が認められる次亜塩素酸水なども存在しますが医薬品以外ですので人体への使用を推奨できません。

除菌剤を使用する場合の注意点

次亜塩素酸水、二酸化塩素剤などのようにノロウイルスに対して有効な除菌剤(医薬品などではないもの)はたくさん販売されています。けれども、これらはあくまでも感染者が発生するまでの予防対策として使用する事をおすすめします。

さまざまな資料から効果があるのは間違いないと思いますが、厚生労働省が推奨しているのは次亜塩素酸ナトリウムもしくは熱湯消毒ですので糞便や嘔吐物の処理などには次亜塩素酸ナトリウムを使用しましょう。

ただし、次亜塩素酸ナトリウムには金属腐食性や危険性などの注意点があるので補助的に使用したり、感染者が発生するまでの予防として使用するのならとても優秀だと思います。

アビィ除菌消臭水

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ステア二酸化塩素スプレー

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次亜塩素酸ナトリウムを使用する際の注意点

感染者が発生した時に消毒として使用する次亜塩素酸ナトリウムには注意するべき点がたくさんあります。

●人体には使用しないでください

●酸性の製品や、その他の製品と混合・併用すると猛毒の塩素ガスを発生する可能性があるので絶対にやめましょう

●鉄、ブリキ、銅などの大部分の金属類は錆びるので使用は避けた方が賢明です

※金属部分には腐食性の低い次亜塩素酸水の使用をおすすめします。

●強い漂白力があるので、衣類などに付着すると脱色しますので注意が必要です

●噴霧での使用はしないでください

次亜塩素酸水を加湿器の水に混ぜて使用するのは大丈夫ですが次亜塩素酸ナトリウムを加湿器に入れて使用するのはとても危険ですので絶対にやめましょう。

●作り置きをすると、すぐに効果が無くなってしまうので使用の都度適切な濃度に希釈してください

もし感染してしまったら?

頑張って感染予防をしても絶対に感染しない保障はありません。自分はしっかり予防をしたとしても外的要因もありますので感染を100%予防する事は不可能でしょう。

では、もし感染してしまったらどうすればよいのでしょう。

ノロウイルスに感染すると、激しい下痢や吐き気、腹痛、発熱(38℃以下)などの症状を起こしますが、それだけで死に至る事はありません。

気をつけなければいけないのは嘔吐物による窒息(高齢者や幼児は特に注意)や激しい嘔吐、下痢による脱水症状です。

ノロウイルス感染症(感染性胃腸炎)には特効薬は存在しないので、脱水症状に注意して数日休んでいれば回復するでしょう。しかし、勝手にノロウイルスと決めつけて重大な病気を見落とす事のないようにしてください。

疾病時の脱水対策にはお茶や水、スポーツ飲料などでは低ナトリウム血症を起こす可能性があるので経口補水液を飲用する事をおすすめします。

>> 経口補水液OS-1説明ページへ

以上、ノロウイルス対策まとめ(感染予防~もし感染してしまったら?)でした。