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次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)の選び方まとめ

次亜塩素酸水

次亜塩素酸水(じあえんそさんすい)という名前が知られ始めたのは1990年代~2000年代前半でした。それから10数年経ち、今ではたくさんの人が使っている便利な商品です。

2000年代には一般の方の中でも特に意識・知識レベルの高い層にしか認知されていなかった次亜塩素酸水が、2013年の年末~2014年年始にかけてTVの影響で一般の方にも広く知られるようになりました。

それに伴い2014年頃から多くの企業がこの分野に進出した為、現在では様々な商品が販売されています。その弊害としてミスリードを誘う記事も多く見受けられるようになってきたので、今回は次亜塩素酸水について取り上げてみたいと思います。

次亜塩素酸水とは

【定 義】

本品は,塩酸又は塩化ナトリウム水溶液を電解することにより得られる,次亜塩素酸を主成分とする水溶液である。本品には,
・ 強酸性次亜塩素酸水(0.2%以下の塩化ナトリウム水溶液を有隔膜電解槽(隔膜で隔てられた陽極及び陰極により構成されたものをいう。)内で電解して,陽極側から得られる水溶液をいう。)
・ 弱酸性次亜塩素酸水(適切な濃度の塩化ナトリウム水溶液を有隔膜電解槽(隔膜で隔てられた陽極及び陰極により構成されたものをいう。)内で電解して、陽極側から得られる水溶液、または、陽極から得られる水溶液に陰極から得られる水溶液を加えてものをいう。)
・ 微酸性次亜塩素酸水(塩酸及び必要に応じ塩化ナトリウム水溶液を加え適切な濃度に調整した水溶液を無隔膜電解槽(隔膜で隔てられていない陽極及び陰極で構成されたものをいう。)内で電解して得られる水溶液をいう。)がある。
含 量
強酸性次亜塩素酸水 本品は,有効塩素 20~60mg/kg を含む。
弱酸性次亜塩素酸水 本品は,有効塩素 10~60mg/kg を含む。
微酸性次亜塩素酸水 本品は,有効塩素 10~80mg/kg を含む。

厚生労働省-次亜塩素酸水より

上の引用は平成14年6月に食品添加物として指定された次亜塩素酸水の厚生労働省による定義です。非常に長い引用分ですので無理に読まなくても大丈夫です。

余談ですが、食品添加物とは保存料、甘味料、着色料、香料等、食品の製造過程または食品の加工・保存の目的で使用されるものの事です。食品添加物は体に悪いものの代名詞のように扱われていますがJECFAの算出するADI(一日摂取許容量)以下であれば健康へ影響を与えないといわれています。

では現在皆さんが現在使用している、もしくはこれから購入を検討している商品は『次亜塩素酸水』なのでしょうか?

答えは『ほとんどが次亜塩素酸水ではない』そして『ほとんどが次亜塩素酸水である』です。なぞなぞのような答えですがこれから解説していきます。

食品添加物としての次亜塩素酸水

 

厚生労働省が指定する食品添加物としての次亜塩素酸水の範囲は非常に狭く、実際認められているのはごくごく一部です。それでは例を挙げてみましょう。

◆森永乳業-ピュアスターシリーズ

ピュアスター

非常に有名な企業である森永乳業株式会社が販売するピュアスターシリーズです。例えばピュアスターミュークリーン2は次亜塩素酸濃度10~30ppm、ph5.0~6.5であり、厚生労働省が指定する食品添加物としての『微酸性次亜塩素酸水』に該当し、商品説明においても『食品添加物「微酸性次亜塩素酸水」適合』と記載されています。
>>ピュアスターミュークリーン2-森永乳業株式会社

◆ホシザキ-電解水生成装置WOXシリーズ

ホシザキ-電解水生成装置WOX-40WA

こちらも飲食業に携わる人なら皆が知っている有名企業ホシザキ株式会社のWOXシリーズです。WOX40WAは次亜塩素酸濃度10~60ppm、ph5.0以下となりますので、こちらも厚生労働省が指定する『弱酸性次亜塩素酸水』に該当します。森永乳業と同じく商品説明に適合の旨記載されています。
>>電解水生成装置-WOX40WA(-R)-ホシザキ株式会社

その他、東芝等も食品添加物としての次亜塩素酸水生成装置を販売しています。

あれ?と思われた方が多いと思います。「わたしの使っている〇〇ウォーターは?」「いつも買っている〇〇〇〇は次亜塩素酸水では?」と疑問に思っているのではないでしょうか。

よくミスリードを誘う記事に書いてあるのが、『製造方法による違いによってのみ食品添加物として認められているかどうか』という事です。

現在の次亜塩素酸水の製造方法は大きく分けて2つ、1つは『次亜塩素酸ナトリウムとph調整剤(塩酸、酢酸、炭酸ガス等)を混合する方法』、そしてもう1つは『電解方式(塩酸や塩化ナトリウム水溶液を電気分解して作る方法)』です(その他にもこれらの技術をベースに応用しているものもあり)。

『電解方式』の商品を売りたい(宣伝したい)記事には「厚生労働省は後者のみを食品添加物として認めている」と書き、安全な次亜塩素酸水とは『電解方式』であるという事を執拗にアピールしながらパッキングされた液体商品に誘導するものが多いです。

これは半分は正解であり、半分は間違いです。まず、確かに『厚生労働省が食品添加物として認めた次亜塩素酸水』は電解方式です。しかしながら、電解方式で作られた次亜塩素酸水でもパッキングされて例えばph6前後で90ppm~の濃度で売られているものは食品添加物として厚生労働省が認めた次亜塩素酸水ではありません。

なぜならph6前後の『微酸性次亜塩素酸水』の濃度規定は10~80ppmと定められており、濃度規定をオーバーするからです。例えば200ppmの商品でも家庭で薄めて80ppm以内にすれば食品添加物になると無知な人は考えがちですが、食品添加物の規定とはそんな曖昧なものではありません。食品添加物は人体への影響が考えられるからこそ厳しい規定になっているのです。

なお、「次亜塩素酸水」については、添加物そのものではなく生成装置が主として流通することになることから、成分規格に適合する次亜塩素酸水が生成されることを担保するため、基原物質や隔膜の有無等についても成分規格内で特定しようとするものです。

酸性電解水に関するパブリックコメント平成14年4月-厚生労働省医薬局食品保健部基準課見解より

さらに、上の引用のとおり厚生労働省は電解水生成装置の設置を前提とした指定が想定される為(現在のようにパッキングされた商品が流通するのは想定していない)、例えパッキング時の濃度が80ppm以内であろうとも食品添加物として認めるかは不明です。

わたしが『ほとんどが次亜塩素酸水ではない』と最初に書いたのは『ほとんどの商品は厚生労働省の指定する食品添加物としての次亜塩素酸水ではない』という意味でした。

実際、食品添加物として指定された次亜塩素酸水は森永乳業やホシザキ、東芝等の電解水生成装置から生成されたパッキングされていないもの、もしくは議論の余地はありますがパッキングされていても規定の濃度(弱酸性なら10~60ppm、微酸性なら10~80ppm)を満たしたもののみですので、現在販売されているほとんどの商品は厚生労働省の指定する食品添加物としての次亜塩素酸水ではありません

そもそも食品添加物と認められる製品を作るには、大前提として都道府県知事から『添加物製造業許可』を受けた事業所でなくてはならないのですが、わたしが見た限りではパッキングされた商品を販売している店で添加物製造業を受けた事業所は見当たりません。

長々と説明しましたが、食品添加物としての次亜塩素酸水の現状はこのようになっています。食品添加物として指定された次亜塩素酸水が欲しい人は上に森永乳業とホシザキのページへ飛べるようにリンクしているので詳細はそちらで見てください。

ただ、生成装置は数十万~数百万するものも多く一般家庭や小規模な事業所では手に余ります。そこで登場するのが、10年以上小口のニーズを満たしてきたパッキング商品の出番です。ここからは『食品添加物ではない次亜塩素酸水』(ほぼ全てのパッキングされた次亜塩素酸水)の説明となります。

一般名称としての次亜塩素酸水

 

現在多くの次亜塩素酸系商品が世に出ていますが、ほとんどの商品名や商品説明に『次亜塩素酸水』という名称を見かけます。『食品添加物として厚生労働省に指定された次亜塩素酸水』にはほとんどの商品が当てはまらないのにその名称を使ってもいいのでしょうか。

答えは全く問題ありません。主成分が次亜塩素酸の水溶液ですので例えば『高レベル次亜塩素酸水』でも『高精度次亜塩素酸水』、『複合型次亜塩素酸水』等、好きな名前をつければいいと思います。ただし、『食品添加物として認められた次亜塩素酸水』や『厚生労働省の認可を受けた次亜塩素酸水』、アルカリ性なのに『酸性次亜塩素酸水』などといった虚偽は認められません。

わたしが上述した『ほとんどが次亜塩素酸水である』の意味は主成分が次亜塩素酸であり『混合方式』や『電解方式』で作られた商品が『次亜塩素酸水』という名称をつけても問題ないという事です。『ほとんど』というのはただの水を次亜塩素酸水として販売した業者等がかつて存在したからです。

食品添加物としての次亜塩素酸水に適合した生成装置は高価ですので一般の方は皆パッキングされた次亜塩素酸水を使ってきました。次亜塩素酸水が世に出て十数年間、一般家庭や小規模事業所を除菌や消臭の面から支えてきたのは『食品添加物としての次亜塩素酸水』ではなく『パッキングされた一般名称としての次亜塩素酸水』なのです。

製造方法による安全性や効果の違い

 

それでは次に次亜塩素酸水の製造方法による安全性や効果の違いについて説明します。

何度も同じ事を書きますが現在主流の製造方法は『混合方式』と『電解方式』です。中には変則的な生成方法もありますが、基本はこの2つから派生しています。

この2つの製造方法はある意味お互いに切磋琢磨しながら進化してきたといっても過言ではなく、どちらも非常に素晴らしい技術です。

しかしながら、ここ数年『混合方式』の次亜塩素酸水を執拗に批判し、『電解方式』の次亜塩素酸水を異常に推す、明らかに偏った提灯記事が見受けられるようになってきました(wikipediaも改編されている)。その内容の多くは「『混合方式』の次亜塩素酸水は厚生労働省が指定する食品添加物ではないので危険」というものです。

どのような業種でも新たにその分野に参入した場合は先行している他企業のサービス・商品よりも自企業の方が優位な事をアピールしなければなりません。しかし、その方法は情報弱者である消費者に誤解を与えたり、徒に他企業を批判するものであってはいけないのです。

最近はどの業種もこのような『売れさえすればどうでもいい』や『やったもん勝ち』といった考え方をする企業が増えてきて辟易します(そのような企業は運営をコンサルティング会社に委託しているケースが多い)。

さて、上述したとおり『電解方式』の次亜塩素酸水でも流通しているものはほとんど食品添加物ではありません。それに厚生労働省は『混合方式』の次亜塩素酸水を使ってはいけないとも言っていません。

1. 食品添加物「次亜塩素酸ナトリウム」と食品添加物である「塩酸」又は「クエン酸」等をそれぞれ組み合わせて販売すること及び混合して用いることは差支えない。

厚生労働省医薬食品局平成16年8月25日発令 食安基発 0825001より

『混合方式』のパイオニアでもある株式会社ハセッパー技研は食品に次亜塩素酸水を使用することについて上記の基発を根拠として食品に用いる事が出来るとしています。
>>株式会社ハセッパー技研

しかし、この食安基発には続きがあり、この部分が『混合方式』を批判する材料となっています。

なお、食品添加物「次亜塩素酸ナトリウム」と食品添加物である「塩酸」又は「クエン酸」等をあらかじめ混和した水溶液を販売することは、この当該水溶液中で化学反応が生じていると考えられることから、添加物製剤には該当せず、その販売は認められない

この引用文を読むと、現在販売されている『混合方式』で生成されパック詰めされた次亜塩素酸水は販売自体してはいけないような気がしませんか?しかしそうではありません。添加物製剤には該当せずという部分を読むと分かりますが『食品添加物と表示して販売してはいけない』という事であって販売自体してはいけないという意味ではありません(添加物製剤は食品添加物と同義)。

この部分を殊更に強調し『混合方式』の商品自体を危険と判断させるやり方も定番化しています。通常の読解力がある人には通用しないと思いますが、知識の乏しい人や読解力に難のある人は誤った理解をしてしまう可能性があります。いずれにせよあまり褒められたやり方でないのだけは間違いありません。

それでは安全性や効果についての結論ですが、『混合方式』の次亜塩素酸水も『電解方式』の次亜塩素酸水も問題ありません。特によく販売されている200ppmタイプの『混合方式』の商品においては10年選手もいるくらいで実績(長い期間問題なく販売されている事は非常に重要)も十分です。

あと、よく見るのが『混合方式』は次亜塩素酸ナトリウムや塩酸、酢酸、炭酸ガス等を使用するから危険という文言です。『電解方式』は塩と水がベースなので確かに安全な気がします。でもこれについてもひっかけ問題のようなものなんです。

実は次亜塩素酸ナトリウムは食塩水(塩と水)を電気分解すると生成できます。

食塩水を電気分解→水酸化ナトリウム+次亜塩素酸+塩化水素→水酸化ナトリウムと次亜塩素酸、塩化水素がそれぞれ反応→次亜塩素酸ナトリウム+塩化ナトリウムといった具合です。

皆が安全と思っている塩と水だけで人間を殺す事もできる次亜塩素酸ナトリウムができるというのが化学の妙ですよね。

つまり何を原料としたのかが重要なのではなく、結果的に何が作られたかという事こそが重要だという事です。

例えば次亜塩素酸ナトリウムに炭酸を入れて次亜塩素酸水を作れば危険なイメージがしますが、塩と水を原料にして電気分解し次亜塩素酸ナトリウムを作り、それから炭酸でph調整して次亜塩素酸水を作ると塩と水と炭酸しか使ってない安全なイメージがします。しかし、次亜塩素酸ナトリウムに炭酸を入れてph調整するという過程は変わりません。結果、次亜塩素酸水になるのも変わりません。これが本質です。

最後に、臭素酸という成分の濃度が低くなければ安全ではないと盛んにアピールしている店が数店舗ありました。ある店舗にいたっては原液を10倍以上も薄めたものを分析試料とした(原液で使う場合もあるのだから普通は試料も原液ではないのだろうか)試験表も載せてまで必死にアピールしているのです。

確かに水道水質基準に臭素酸の項目はあるのですが『雑貨』である次亜塩素酸水は水道水質基準と全く関係ありません。当たり前の事ですが水道水のように毎日何リットルも次亜塩素酸水をゴクゴク飲む人はいないですから。例を挙げるなら同じ『雑貨扱い』のアロマオイルや液体のりに臭素酸の基準を当てはめる意味がありますか?あるわけないですよね。

そもそも飲みもしない次亜塩素酸水の僅かな臭素酸を気にする人は外食なんて絶対できません。飲食業に携わる人間なら皆が知っていると思いますが、食中毒対策の基本は今でもアルコールと次亜塩素酸ナトリウムです。食器やまな板、ふきん等は次亜塩素酸ナトリウムで漂白・消毒するので食品やテーブル等には基準値オーバーの臭素酸がいっぱいです(臭素酸は次亜塩素酸ナトリウムに含まれる不純物が原因)。

家庭でもキッチンハイター、洗濯の漂白剤、哺乳瓶の消毒に使われるミルトン(これなどは赤ちゃんが直接飲むミルクにも触れる)等、水道水の基準以上の臭素酸が含まれるものは数えきれないくらいあります。

まあ安全性や効果については、生成装置を販売しているメーカーがそれぞれ検査していると思われるので『混合方式』『電解方式』ともに問題ないでしょう。

次亜塩素酸水の使い方

 

それでは次は次亜塩素酸水の使い方の説明に入ります。

まず大前提として次亜塩素酸水は医薬品や医薬部外品、動物用医薬品ではなく『雑貨扱い』となりますので、人体やペットの体に直接使用する場合は自己責任となりますので注意してください。店側がすすめるなどはもってのほかです。これは薬事法違反となります(平成26年11月25日からは医薬品医療機器等法『薬機法』)。もちろん消毒や殺菌、滅菌等の文言を使うのは論外です。
>>除菌、殺菌、消毒と医薬品(医薬部外品)

次亜塩素酸水の使い方を覚えるのは簡単で、次亜塩素酸水は汚れ等有機物に弱いという事だけ覚えておけば問題ありません。汚れ等の有機物が対象物に付着していると次亜塩素酸水は有機物に反応してしまい肝心の対象物を除菌する前に分解してしまうのです。

除菌、消臭したい対象物は汚れをよく落とした後に次亜塩素酸水で除菌するというのが基本であり、これが全てです。1点注意事項ですが、次亜塩素酸水をスプレーして数秒で拭き取る人が多いようですがこれはさすがに早すぎます。試験管内ならともかく生活環境下ではやはり数分置いた後拭き取り、可能ならば最後にすすいだり、水拭きが望ましいです。

それ以外の細かい使い方についてはたくさんのサイトに載っていると思いますのでそちらをご覧ください。本当に幅広い用途で使えるので便利ですよ。

次亜塩素酸水の選び方

 

最後は次亜塩素酸水の選び方について書きたいと思います。

最良の次亜塩素酸水は・・・自分が気に入った次亜塩素酸水です。『混合方式』、『電解方式』のどちらでも構いません。ここまで読んでくれた人ならもうわたしと同じ考え方になっていると思います。どの製造方法も研究・技術者が知恵を絞り出し、より良いものをと苦労して創りだした素晴らしいものですから。

わたしも数多くの次亜塩素酸水を見てきましたが今現在ネットで購入できる商品にそれほど悪いものはありません(次亜塩素酸水は消費期限の短い商品なので製造年月日だけは印字してある店を選ぶ事)。この商品でなければ駄目というのはないので気にいった商品を選べばいいと思います。

ただし使い方の項にも書きましたが次亜塩素酸水は『雑貨扱い』であり『医薬品・医薬部外品・化粧品・動物用医薬品』ではないので人体への使用をすすめるような店には注意が必要です(例.医薬品・医薬部外品である洗口液や口中清涼剤、なおかつ食品ではない『雑貨扱いの次亜塩素酸水』でうがいを推奨する行為)。

「医師や歯科医師が医薬品や医薬部外品ではない次亜塩素酸水でうがいをすすめるのはOKなのか?」という声が聞こえそうですが、医師には医学的な専門知識や技能、経験に基づき、自らの責任において最善と判断した医療行為を自由に行う事ができる裁量権があるので問題なしです(もちろんインフォームドコンセントによる対話と患者の自己決定は必須)。

それと時折非常に高い濃度の次亜塩素酸水が売られているのが気にかかります。確かに高濃度のものを作る事自体は可能(今まで見た中で最高の濃度は3000ppm)ですが、数週間は高い濃度を保てていても、安定性が悪いのか短期間で失活化してしまったり人体への危険性が危惧されるので『混合方式』『電解方式』ともに安定性が高く実績のある200ppm程度で生成するのがこれまでの基本でした(電解方式はもっと低い)。

電解次亜塩素酸水でも歯科医院の治療に使われているものや自宅で作るタイプ(これらは電解次亜水と呼ばれる事の方が多い)は400ppmや500ppmのものもありますが、phが7.5~9.5程度のアルカリ性で、ある意味全然違うものです(phがアルカリ性に傾くと次亜塩素酸が減少し、次亜塩素酸イオンが増えるので殺菌力は低下するが洗浄力は上がる。口腔内でバイオフィルムを溶かしながら殺菌するには有効なのかもしれない)。微~弱酸性域で超高濃度の電解次亜塩素酸水・・・濃度の面で優位性を築く為に安定性を無視して生成していなければいいのですが。

個人的には長きに亘り実績のある200ppmタイプのものがおすすめです。高濃度の商品は原材料が安価な事もあり安く販売しているものが多いですが、価格面だけをみて安全性を蔑ろにしたのでは本末転倒です。安物買いの銭失いにならないように気をつけましょう。

もし最新の技術で製造可能になっているのならおそらく特許をとっている事と思いますので特許番号を店に聞いてみてもいいかもしれませんね。特許をとっていれば真似をされる事はありませんのでよほど後ろめたい事がなければ教えてくれるでしょう。もしくは特許情報プラットフォームにて検索してみてもいいかもしれません(企業名や代表名、『次亜塩素酸水』等で検索)。
>>特許情報プラットフォーム

(追加記述)
この記事を公開してから数週間後に特許と記載し次亜塩素酸水を販売していた数社の商品説明から特許の文字が消えていました。自社で特許を取得していない企業が取得していると偽って消費者にアピールする事は常態化していますので注意してください。

ただし、『特許を取っている=他にない素晴らしい技術』と勘違いしている人も多いですが、『特許を取っている=その方法を真似してはいけない』というだけの事です。例えば特開2005-034651発明名称『就寝時に素敵な夢を見る支援システム』や特開平09-234291発明名称『千手招き猫』等は発明者からすると素晴らしい技術なのでしょうがわたしからすると何の価値もないように思えます。特許の多くはそういうものです。

>>面白い特許出願(B級特許)の紹介

さて閑話休題。非常に長くなりましたが、以上で次亜塩素酸水のまとめは終わりです。気にいる商品が見つかればいいですね。良い次亜塩素酸水ライフを。



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インフルエンザの感染予防にビタミンDは効果的

ネイチャーメイドスーパービタミンD

毎年冬になると流行し、わたしたちを苦しめるインフルエンザ

予防方法としてよく知られているのは『手洗い、うがいの徹底』や『マスクの着用』、『除菌・消毒、加湿等によりウイルスの数を減らす』、『予防接種を受ける』等だと思います。
※うがいに関してはインフルエンザの感染予防に効果がないという見解もあります
>>うがいに感染予防効果はあるのか

これらは感染予防の基本ですので、既に多くの人が実践していると思われますが、この基本に加え、ここ数年は食べ物や睡眠、運動によってウイルスに対する抵抗力を高める事が推奨されています。

俗に言う感染予防の3原則(1.感染源の除去 2.感染経路の遮断 3.抵抗力を高める)の内、『抵抗力を高める』の部分ですね。
>>感染予防の三原則とは

インフルエンザ予防に有効な食べ物(成分)といえば『乳酸菌』や『ラクトフェリン』等が思い浮かびますが、今回はビタミンDという成分に注目したいと思います。
>>ラクトフェリンで体の中から感染予防

ビタミンD

 

ビタミンDは脂溶性ビタミン(水に溶けにくく油に溶けやすいビタミン)に分類されるビタミンの一種です。

食品から十分な量のビタミンDを摂取するのは難しく(ビタミンDを含有する食品は自然界ではあまり多くはないが、脂肪性の魚や卵、しいたけ等の一部キノコ類等から摂取可能)、主な生成方法は屋外での日光浴となります(紫外線により体内で合成される事からサンシャインビタミンとも呼ばれている)。

ビタミンDに期待されている効果

 

ビタミンAやCに比べると地味なので、どのような機能があるのかよく知らない人も多いと思いますが、最近の研究でビタミンDの幅広い効果が明らかになり世界中の研究者が注目しているのです。

現在、『免疫調整』、『インフルエンザの感染予防』、『各種癌の予防ならびに増殖抑制』、『循環器疾患のリスク減』、『冬季うつ病の改善』・・・等(これらは数ある効果の中のごく一部)がビタミンDの効果として発表されています。

インフルエンザ予防とビタミンD

 

夏にはほぼ感染報告がないのに、冬になると流行するインフルエンザ。その原因として温度や湿度、日照不足による殺菌力低下等が考えられています。
>>インフルエンザウイルスと湿度、温度の関係

しかし、2010年3月にThe American Journal of CLINICAL NUTRITIONに発表された日本の学童を対象とした研究によって、ビタミンDと季節性インフルエンザA型の関係性が注目されています。

研究の結果、サプリによって冬季に毎日1200IUのビタミンDを摂取した子供は、摂取しなかった子供(プラセボを摂取)に比べて42%も罹患率が低かった事が分かりました。
>>Randomized trial of vitamin D supplementation to prevent seasonal influenza A in schoolchildren1,2,3

この結果はビタミンDの抗炎症作用と免疫力強化作用によるものと考えられていますが、42%という高い予防効果にはわたしも非常に驚きました。

ビタミンDの摂取量

 

厚生労働省はビタミンDの摂取基準を5.5μg(200IU)としていますが、アメリカやカナダでは推奨摂取量を次々に引き上げ、現在は800IU以上(摂取上限は4000IU)となっています。

しかしハーバード大学公衆衛生大学院の研究者らはこの変更にも納得せずさらなる引上げを求めているので将来的に推奨摂取量はさらに引き上げられるでしょう。

最近の研究では1日1000~1500IUのビタミンDを摂取する事で様々な健康効果が認められているのでこのあたりの量が目安になるのではないでしょうか。

ビタミンDの摂取方法

 

ビタミンDは日光浴もしくは食品から摂取しなければなりません。ただ、前述したとおり食品から大量のビタミンDを摂取する事は難しいので日光浴での摂取が基本になります。

5.5 μgのビタミンDを生成するのに必要な、各地・各時刻での日光照射時間

条件:スキンタイプとしては日本人の平均的な値をSPT: IIIとし、皮膚の表面積として、大人の両手の甲と顔を合わせた面積に相当する600 cm2を用い、以上の前提の上に、札幌・つくば・那覇の3地点について、午前9時・正午・午後3時の各時刻において、ビタミンD 5.5 μgを生成するのに必要となるビタミンD生成紫外線照射時間
体内で必要とするビタミンD生成に要する日照時間の推定-札幌の冬季にはつくばの3倍以上の日光浴が必要-

同じ日本でも紫外線の量は時刻や緯度、季節によって異なりますので当然ビタミンDの生成量にも差がでます。冬季の北海道ではたった5.5μg(200IU)を生成するのにこれだけの時間がかかります。1000IUを生成するにはどれだけの時間が必要なのでしょうか。

冬季や屋外では常に日焼け止めクリームを塗っているようなケースではビタミンDをあまり生成できないのでサプリメントでの摂取が望ましいです。

ビタミンDのサプリメント

 

・ネイチャーメイド スーパービタミンD(大塚製薬)

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サプリメント先進国アメリカで店頭販売シェア1位、日本におけるマルチビタミン売上も1位であるネイチャーメイドのスーパービタミンDです。

1粒に25μg(1000IU)のビタミンDが含有されているので1日1粒で十分な量を摂取できます。価格も90日分で1000円以下と非常にリーズナブルなので高額なサプリと違って続けやすいです。

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口腔ケアは高齢者の感染予防に効果的

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感染予防と唾液の関係

 

インフルエンザなどの感染症は、ウイルスが口や鼻の呼吸器粘膜から体内に侵入する事で感染します。

もっともウイルスが口に入れば絶対に感染するわけではなく、唾液に含まれるIgA抗体などによって粘膜面への微生物の侵入を防いでいます。

しかし、高齢になると加齢や薬の副作用、生活習慣などによって唾液分泌量が減少してきます(高齢者の約40%が口の渇き(口腔乾燥)を自覚しているという報告もある)。

唾液分泌量が減少すると、口腔の汚れを洗い流したり、殺菌作用により口腔内を清潔に保ち、適切な環境を維持するという唾液の役割が果たせなくなってしまい防御機能が低下してしまうのです。

口腔乾燥症
ドライマウスとも呼ばれる歯科疾患の1つで、加齢による筋力低下や唾液腺の委縮、抗ヒスタミン薬、抗うつ薬、精神安定剤、パーキンソン病薬などの副作用、生活習慣など、種々の原因によって唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥する(日本における罹患者は800万人程度と推定)。

口腔ケアの重要性

 

口腔乾燥症はさまざまな要因が複雑に絡み合っている為、一つ一つの要因を取り除いていく必要がありますが、どうしても飲まなければいけない薬の副作用など、取り除く事が難しい要因も多々ありますので主治医と相談しながら対応しましょう。

さらに口腔乾燥症対策に非常に有効なのが口腔ケアです。

器質的口腔ケア

器質的口腔ケアは口の中を掃除し清潔に保つ事です。

口腔清掃により口腔内細菌を減少させる事が目的で、食物残渣を除去して歯や義歯、口腔内粘膜、舌を清掃します。

 

機能的口腔ケア

機能的口腔ケアは口の機能を改善し維持・向上させる事です。

舌体操や、顔面体操、唾液腺のマッサージなどを行い、舌や唇までを含めた全ての機能を活性化させることを目的とします。

 


器質的口腔ケアと機能的口腔ケアを上手に組み合わされる事で口腔ケアの効果がさらに高まります。

奈良県歯科医師会高齢者歯科保健委員会の資料によると、ある介護福祉施設で歯科衛生士が高齢者に対し、ブラッシング指導や舌みがきを行い、歯や口の汚れを取り除くといった口腔ケアを週に一回実施する事で、普通に歯磨きだけをしていた方と比べてインフルエンザ発症率が10分の1に激減したとありました。

>>一般社団法人 日本口腔ケア学会

歯科医師や歯科衛生士、介護に携わる人などの啓発活動により、口腔ケアは手洗いやうがいなどと同じように感染症から身を守る為のスタンダードと認識されるようになりました。特に唾液分泌量が減少した高齢者にとっては非常に有効ですので生活の中に取り入れてみてください。

口腔ケアに役立つアイテム

 

ハミングッド
【モルテン】ハミングッド

ハミングッドは汚れをからめ取りやすい星型形状のスポンジで、歯・歯ぐき・口蓋・舌の汚れを効果的に除去できます。スティックは歯ぐきを傷つけにくいように紙製で作られており出血が分かりやすいように黄色のスポンジを採用しています。

ハミングッドの特長
図-ハミングッドカタログより

オーラルバランスジェル
バイオティーン オーラルバランスジェル

バイオティーンは、乾いたお口をうるおし、口臭やお口のネバつきなどのさまざまな不快感を和らげる製品を販売していますが、オーラルバランスジェルはバイオティーン・シリーズのなかでも、保湿力と持続性が一番優れた製品です。口腔乾燥の方や要介護の方の口腔ケアにおすすめ。



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デング熱、チクングニア熱の特徴と予防

蚊の用心。ひと刺し用心。

2014年8月に日本国内で70年ぶりに感染者が確認され(海外で感染してデング熱を発症する症例は毎年100例前後報告)話題になったデング熱と、同じく蚊によって媒介され症状のよく似たチクングニア熱の特徴と予防対策です。

デング熱ってどんな病気?

 

ヒトスジシマカ
(ヒトスジシマカ)

特徴

デング熱はフラビウイルス科フラビウイルス属のデングウイルスによって引き起こされる感染症で、ネッタイシマカやヒトスジシマカによって媒介されます(日本国内では近年ネッタイシマカの定着が確認されていない)。

デングウイルス保有者の血液を吸血した蚊がウイルスを保有し、この蚊が非感染者を吸血する事で感染が生じます。インフルエンザなど一般的な感染症とは違いデング熱はヒトからヒトへは感染しません(輸血や血液製剤、臓器移植は例外)。

刺されるのは主に日中であり、たったひと刺しでも感染する可能性があります。

症状

ヒトがデングウイルスに感染しても50~80%は無症状で、それ以外も比較的軽度な症状がほとんどです。しかし一部の患者で重症化する事があり、さらにごく一部で致命率(疾患の罹患者数に対する死亡者数の割合)の高い重症型デング(デングショック症候群等の病態になった患者)になります。

2~14日(通常3~7日)の潜伏期の後、急激な発熱(40℃以上の高熱がでる事も)で発症します。主な症状は発熱、発疹、頭痛、筋肉や関節の痛み、嘔吐等ですが、発熱以外の症状が現れない事もあります。発症時には発疹は見られない事が多い(症状が現れるのは50~80%)ですが、皮膚の紅潮が見られる場合があります。

発病後2~7日で解熱(1日か2日の間で急に熱が上がって下がるという二相性を示す)しますが、経過中に一部の患者でデング出血熱の病態を呈します。

顕著な血小板減少と血漿漏出(血液中の血漿が血管から漏れ出す)を伴うデング出血熱は典型的には発病後4~5日で発症し、この病態は2~3日続きますが乗り切ると2~4日の回復期を経て治癒します。

しかし病態が悪化し不安・興奮状態、発汗や四肢の冷汗、血圧低下、鼻出血、消化管出血等を伴うデングショック症候群になった場合は生命の危険がある状態となります(デングショック症候群等の病態になった重症型デングを放置すれば致命率は10~20%に達する)。

デング熱の病態分類

チクングニア熱ってどんな病気?

 

ネッタイシマカ
(ネッタイシマカ)

特徴

チクングニア熱はトガウイルス科アルファウイルス属のチクングニアウイルスによって引き起こされる感染症でデングウイルスと同じくヒトスジシマカやネッタイシマカによって媒介されます。

デングウイルスとチクングニアウイルスは、ウイルス学的には異なる科(デングウイルスはフラビウイルス科、チクングニアウイルスはトガウイルス科)ですが、臨床症状は非常に似ており鑑別する事は難しいです(関節の腫れや急性症状が治まった後の関節炎再燃のケースではチクングニア熱を積極的に疑う)。

2015年3月現在までに国内感染症例は報告されていませんが、デング熱同様ヒトスジシマカによって媒介される感染症であり、国立感染症研究所もチクングニア熱の国内侵入にはデング熱以上に留意すべきかもしれないと「デング熱・チクングニア熱等蚊媒介感染症の対応・対策の手引き」に記載しています。

症状

デング熱と類似しており、2~12日(通常3~7日)の潜伏期の後、チクングニア熱と呼ばれる急性の発熱と関節痛で発症します(デング熱同様感染しても発症しない不顕性感染もあり)。

関節痛は手首、足首、指趾(しし:手の指、足の指)、膝、肘、肩の順に多く関節の炎症や腫れを伴う場合もあります。

発熱は数日で終息しますが、関節痛や頭痛、倦怠感等は数週間にわたる場合もあります。関節痛や関節炎は数週間~数か月残るケースもあり、このような関節の痛みはデング熱には見られません。

デング熱・チクングニア熱の予防方法

 

2015年現在、デング熱とチクングニア熱に対して有効なワクチンはなく予防薬もないので蚊に刺されない事が肝心です(ヒトスジシマカは昼間に活発に活動する為日中は特に注意)。

予防の具体例

●ヒトスジシマカは植木鉢やバケツ等に溜まった水のような小さな水溜りでも発生するので、水がたまっているものは空にして蚊の繁殖場所をなくす(ペットの水飲み容器等はこまめに入れ替える)

●屋外に出る時は露出を抑える為に長袖を着て長ズボンをはく(理想としては衣類も防虫剤で処理する)

●窓や戸には蚊の侵入を防ぐ為のスクリーンを貼る

●DEET(ディート)を含む防虫剤もしくは他の米国環境保護局(EPA)が認可した薬剤を外気に曝されている部分の皮膚に塗る

「置くだけ」「吊るすだけ」タイプの虫よけ剤について

「虫コナーズ」や「バポナ虫よけネットW」、「ウナコーワ虫よけ当番」、「虫よけバリア」といった所謂つり下げ式虫よけ剤が適用害虫として記載しているのはユスリカ及びチョウバエです(これらの害虫に対しても風通しのよい場所では効果が不十分だったようです)。

ユスリカはしばしば川や池の近くで蚊柱をつくる蚊によく似た虫(蚊とは科が異なる)ですが、蚊のように動物や人を刺したり血液を吸う事はありません。

これらのつり下げ式虫よけ剤はヒトスジシマカに対しての虫よけ効果はありません。

>>「吊るすだけ」虫よけ剤に裏付け根拠なし 蚊は対象外、に怒りのコメント多数-J-CASTニュース

DEET(ディート)について

DEETを配合した虫よけ剤を危険視している人は多いが、忌避剤として最も効果的で効力が長持ちする事が示されています。

国立感染症研究所もデング熱およびチクングニア熱を媒介するヒトスジシマカの予防においてDEETを含む防虫剤もしくは他の米国環境保護局(EPA)が認可した薬剤によって防虫する事を推奨しています。

ディートを含有する医薬品及び医薬部外品における副作用等の報告状況

図:ディート(忌避剤)の安全性について-厚生労働省

上の図のように少ない件数ではありますが副作用報告もあり、人によってはアレルギーや肌荒れを起こすという報告もありますが、DEETの危険性は感染症の危険と比べれば極めて小さいとされています。

「危険なDEETは配合していないので安全」という商品が多数販売されていますが、その商品が蚊に対して本当にDEETと同じくらい有効なのかを調べてから購入する事をおすすめします(人体に対して使用する物なので医薬品もしくは医薬部外品の製品をおすすめします)。

医薬品、医薬部外品、化粧品もしくは医療機器に該当しないものは治療または予防の「効果」や「効能」を謳う事はできません。

子供に対して使用する場合は商品説明書をしっかり読み安全かつ有効な使用方法を徹底しましょう。これはなにも虫よけ剤に限った事ではなく医薬品、医薬部外品を使用する際は当然の事です。

●特に乳幼児等は「虫よけ剤」を習慣的に使用するのではなく、必要な場合に限り使用する
●エアゾールタイプは付着効率が悪く粒子の吸入が考えられるので、子供への使用は一旦手にとるなどの工夫をしたほうがよい。また、テスト結果を参考にし、より安全に使用できるようタイプの特徴を考慮して選ぶとよい
●乳幼児にはより安全に使用するため、手や顔への使用を控えるとともに、長袖、長ズボンの着用などで露出部を少なくするなどの工夫も考える
●医薬部外品のディートの濃度は銘柄による差があり、中には医薬品に近いものもみられたので、医薬部外品であっても医薬品と同様に使用量などの取扱いに注意しよう

虫よけ剤-子供への使用について-国民生活センターから引用

どうしてもDEET配合の製品を使いたくない場合はpicaridin(ピカリジン)やレモンユーカリオイルという選択肢があり(picaridinは日本国内未発売)、DEET、picaridin、レモンユーカリオイルのいずれかを含む製品は米国疾病対策センター(CDC)でも推奨されています(picaridinはDEETを同程度の濃度含んだものと比較して同等、ユーカリオイルは低濃度のDEETを含む虫よけ剤に近い効果)。

デング熱・チクングニア熱のおすすめ予防アイテム

 

・ムヒ 虫よけムシペールPS

ムヒ虫よけムシペールPS

DEET配合の定番虫よけ剤です。国内のDEET濃度の上限は12%(海外では80%や90%の製品もあり)ですが、ムシペールPSは上限の12%の商品です。第二類医薬品。

>>ムヒ 虫よけムシペールPS

 

・インセクトシールド虫よけメッシュパーカー

米国環境保護局(EPA)から承認を得たペルメトリン加工の虫よけウェアです。

皮膚が弱かったりアレルギー体質で虫よけスプレーの使用が困難な人におすすめです。

>>インセクトシールド虫よけメッシュパーカー

 

・蚊帳

説明不要の蚊帳です。

シンプルですが物理的に蚊をシャットアウトできるので就寝時の蚊よけにとても有効です。

>>蚊帳ワンタッチタイプ



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夏場に流行しやすい感染症

夏場に流行しやすい感染症

冬場はインフルエンザやノロウイルスなどの感染症が流行しますが、気温が上がる夏場は食中毒やいわゆる夏風邪と呼ばれる感染症が流行します。

夏場に感染しやすい細菌性食中毒

 

高温多湿になる梅雨から夏場にかけて各地で細菌性の食中毒が流行します。

食中毒菌は温度(10℃~60℃の間で増えるが35℃程度が最適)、水分、栄養の3つの要素が揃う事で増えますが、特に夏場の高温は食中毒菌にとって最適な環境なので夏場によく流行します。

腸管出血性大腸菌O157

 

腸管出血性大腸菌(O157)

腸管出血性大腸菌O157は動物の腸管内に存在する大腸菌に汚染された食品(特定の食品ではなく二次感染により全ての食品に危険性がある)を食べる事により感染します。

わずかな菌数でも感染を起こす上に症状が重症化しやすい非常におそろしい食中毒です。

>>腸管出血性大腸菌O157の症状と予防方法

腸炎ビブリオ食中毒

 

腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオは主に海水中に生息する細菌で、この腸炎ビブリオに汚染された魚介類などを生食する事で感染します。

日本で発生する細菌性食中毒の中でサルモネラと並んで1~2位にあたり、感染の可能性が非常に高い食中毒です。

>>腸炎ビブリオ食中毒の症状と予防方法

サルモネラ食中毒

 

サルモネラ

サルモネラは動物の腸管、河川、下水などに広く分布している細菌で、サルモネラに汚染された生肉や食肉調理品(特に鶏肉)などを食べる事により感染します。

腸炎ビブリオ食中毒と並んで日本では非常に感染報告の多い食中毒です。

>>サルモネラ食中毒の症状と予防方法

黄色ブドウ球菌食中毒

 

黄色ブドウ球菌

黄色ブドウ球菌は人や動物の皮膚や消化管の常在菌であるブドウ球菌の一種でこの黄色ブドウ球菌が増殖時に作るエンテロトキシンという毒素を食べ物と一緒に食べる事で食中毒になります。

様々な食品が原因になり、穀類及びその加工食品、弁当や和菓子、乳製品などが原因食品として多く報告されています。

>>黄色ブドウ球菌食中毒の症状と予防方法

カンピロバクター症

 

カンピロバクター

カンピロバクターは家畜、家禽、ペット、野生動物、野鳥などあらゆる動物に分布しており、保菌動物や鳥類などの糞により汚染源となった食品を食べる事により感染します。

食品が汚染されていても匂いや味に変化が無い為、非常に分かりにくい事が感染者を増やしています。

>>カンピロバクター症の症状と予防方法

夏場に感染しやすいウイルス性感染症

 

夏場に感染しやすいウイルス性の感染症はいわゆる夏風邪と呼ばれているものです。子供が感染しやすい事から学校などでしばしば集団感染を起こします。

アデノウイルス感染症

 

アデノウイルス

アデノウイルスは肺炎、咽頭結膜熱(プール熱)、流行性角結膜炎(はやり目)、出血性膀胱炎、急性濾胞性結膜炎、胃腸炎などを引き起こすウイルスです。

感染力が強い為しばしば集団感染を起こす為、咽頭結膜熱と流行性角結膜炎は、ともに学校保健安全法で学校感染症とされています。

>>アデノウイルス感染症とは

手足口病

 

エンテロウイルス71型

手足口病はコクサッキーウイルスの一種が原因となって起こる感染症で、口の中や手の平などに水疱性発疹が出るのが特徴です。

アデノウイルス感染症やヘルパンギーナと同じく夏風邪と呼ばれるものの1つです。

>>手足口病とは

ヘルパンギーナ

 

A群コクサッキーウイルス

 

ヘルパンギーナは流行性のものは特にA群コクサッキーウイルスが原因となって起こる感染症で、高熱や咽頭痛、口腔内の水ぶくれなどが特徴的です。

アデノウイルス感染症、手足口病と同じく感染力が強いので予防が難しい感染症です。

>>ヘルパンギーナとは

RSウイルス感染症

 

RSウイルス

RSウイルス感染症はRSウイルスに感染する事で起こる感染症で、乳幼児の肺炎の50%、気管支炎の50〜90%を占めると言われています。

以前は11~1月にかけての冬季に多く報告されていた感染症ですが、近年は7月頃からの報告も増えてきており夏場でも注意が必要です。

>>RSウイルス感染症とは



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アルコール除菌・消毒剤の使い方と注意点

アルコール除菌、消毒剤の使い方と注意点

アルコール除菌・消毒剤はさまざまなウイルスや細菌に効果があり、手に入りやすい事から一般家庭や飲食店でポピュラーに使用されています。

しかし、正しい使用方法で除菌や消毒を行わないと効果がなかったり、薬剤に対する抵抗力が強い一部のウイルスや細菌には効果が低い事を覚えておく必要があります。

アルコール消毒剤とは

 

アルコールとはエタノール(エチルアルコール)やメタノール(メチルアルコール)、イソパノール(イソプロピルアルコール)などの総称です。

その中でも消毒用に使われるアルコールはヒトへの毒性が相対的に低いエタノールとイソプロパノールで、消毒用エタノールとイソプロパノールは日本薬局方(医薬品の性状及び品質の適正を図るため、薬事法第41条に基づき薬事・食品衛生審議会の意見を聴いて厚生労働大臣が定め公示する医薬品の規格基準書)で規定されています。

>>日本薬局方 消毒用エタノール Ethanol for Disinfection

>>日本薬局方 イソプロパノール ISOPROPANOL

エタノールの大部分はアルコール発酵(グルコース、フルクトース、ショ糖などの糖を分解して、エタノールと二酸化炭素を生成し、エネルギーを得る代謝プロセス:糖蜜やさとうきびなどの糖質と、トウモロコシ、さつまいも、じゃがいもなどのでんぷん質が原料)によって製造されており(主成分は発酵アルコールなので安全などと表記している製造者もいるがエタノールの事なので優位性はない)、イソプロパノールより幾分毒性が低いと言われています。

補足

日本では、純粋なエタノールに対して酒税法によって課税される為コストが上がってしまいます。税金を軽減する為にエタノールに第二級アルコールの一種である2-プロパノールを添加したり(飲用に転用できないように不適な臭気や味を加える)、2-プロパノールやベンザルコニウム塩化物などとの合剤にした製品もあります。

アルコール除菌や消毒の仕組み

 

アルコール剤を有効な濃度で使用すると細菌などのタンパク質を変性(タンパク質の高次構造が不可逆的な変化を起こして活性を失ったり不溶性になったりする現象)させたり溶菌(細菌の細胞が細胞壁の崩壊を伴って破壊され、死滅する現象)などの殺菌作用をあらわします。

さらにある程度水が存在する状況ではアルコールが細胞膜を変性すると共に透過したアルコールが菌の内圧を高めて溶菌などの作用をあらわし、高濃度で使用するとタンパク質の構造水などの脱水作用が生じる事で変性作用が強く現れます。

したがって、アルコールと水分のバランスが良い70~80%の濃度が最も殺菌効果が高いと報告されています。最適濃度については諸説あり、濃度が70%の時にアルコールと水の分子組成が1:1となる事で疎水基が平面上に並んで広い疎水面を作り、細胞膜を破壊してタンパク質を溶出させるので殺菌効果を示すという新しい解釈もあります。

>>アルコールの殺菌効果は何パーセントが良いか-有限会社協和商会(http://www.kws.jp/news/new_skin-28.html)

リンク先消滅につきキャッシュより下記に引用

アルコールの何パーセントが消毒によいか
日本薬局方の消毒用エタノールの濃度は76.7〜81.1V/V%となっている。Price(1950)は10〜20%では10分間以上作用させないと殺菌効果がなく、60〜90%では最初の数秒間で強力な殺菌力を発揮するが、90%以上ではかえって殺菌作用が弱くなることを実験で確かめている。Morton(1950)のブドウ球菌に対するエタノール濃度(水分量)と殺菌効果の成績からも60〜90%が効果的であることが証明されており、エタノール、プロパノール等のアルコール類では、無水のものより適量の水分を含有したほうが有効であるとする説が相当多い。Luthi(1954)は70〜90%のエタノールの抗カビ性を調査した結果、Penicillium tardumの胞子に対して90%濃度が最適効果があったと報じている。
Block(1977)はエタノールの至適濃度は70V/V%であり、この濃度は細胞に対する透過性が大で、細胞のタンパク変性を生じやすいと称している。高島ら(1980)はエタノールの至適濃度を70%程度と認めながら、カビの種類によってはそれ以下でも有効なことを確認している。

各濃度のエタノール作用時の菌の生存率

アルコール剤の効果が期待できないケース

 

アルコール剤は有効なウイルスや細菌に使用し、なおかつ適した条件で使用する事で効果を発揮します。
逆に言えば効果が期待できないウイルスや細菌に使用したり、不適な条件で使用すると効果が期待できないという事になります。

本品は、使用濃度において栄養型細菌(グラム陽性菌、グラム陰性菌)、酵母菌、ウイルスなどには有効であるが、芽胞(炭疽菌、破傷風菌など)及び一部のウイルスに対する殺菌効果は期待できない

消毒用エタノール 日本薬局方より引用

アルコール剤の効果がない細菌は芽胞(一部の細菌が形成する極めて耐久性の高い細胞構造)を形成する細菌であり、炭疽菌や破傷風菌の他、食中毒の原因になるセレウス菌やボツリヌス菌、ウェルシュ菌などが有名です(その他、枯草菌や納豆菌など)。

効果が薄いウイルスとしてはエンベロープ(約80%ウイルスが持つ膜状の構造で、熱や薬剤によって容易に破壊される)を有しないノロウイルスやロタウイルス、手足口病やヘルパンギーナを引き起こすエンテロウイルス。アデノウイルス感染症を引き起こすアデノウイルスなどが有名です。

>>ノロウイルスの一般常識~アルコール消毒が効かないはなぜ?~

これらの細菌やウイルスは薬剤に対する抵抗力が非常に強い為にアルコールでの除菌や消毒の効果は期待できません。

アルコール(濃度を問わず)に緑茶抽出物(カテキンなど)や果物エキスを添加する事で死滅可能と説明している所もありますが生活環境下なおかつ短時間(数時間かければある程度は不活化できるかもしれないが)では難しいでしょう。

これらは基本的な知識であり、少しずつ認知されてきていますがまだまだ知らない人も多いので注意が必要です。

次にせっかくのアルコール剤の効果を薄めてしまう使い方として濡れている状態の物に使用する事が挙げられます。

アルコールは細菌やウイルスに有効な濃度の幅が非常に狭い為に除菌や消毒したい物が濡れているとその水分が混ざってしまってアルコール濃度が下がる事により効果が著しく落ちてしまいます。

アルコールの仕組みが分かっていればなるほどと思う事ですが、知らない人もたくさんいますので特にまな板や包丁、食器やシンクなどの水回りの除菌消毒時や手を消毒する時にアルコール剤を使用する時は注意しましょう。

アルコール剤の使い方

 

アルコール剤を使用する際は濃度低下により効果が薄まってしまうので濡れている物は必ず十分に乾かしてから使用するという事を忘れないでください。

それから手などの人体に使用する場合は必ず医薬品もしくは医薬部外品のアルコール剤を使用しましょう。医薬品や医薬部外品以外のアルコール剤がたくさん販売されていますが、薬事法により人体への消毒目的での使用は医薬品もしくは医薬部外品以外認められていません(人体以外の物に関しては問題ありません)。

手の消毒などにアルコール手指消毒液(ヒビスコールSHやウエルパス手指消毒液0.2%)を使用する場合は手をしっかり乾かした後に適量を手に受け手指消毒液が十分に乾くまで丁寧に擦り込みましょう。

>>手指消毒手順|Medical SARAYA

生肉や魚を切った後のまな板や包丁に使用する場合は洗剤でしっかり洗浄した後、十分に乾かしてからアルコールをスプレーします。意外と忘れがちなのが包丁の柄やまな板の裏側ですので注意しましょう。

食器や弁当を詰める前の弁当箱の除菌や消毒にもアルコール剤は役に立ちます。それぞれ洗剤でしっかり洗ってから十分に乾かした後アルコール剤を使用しましょう。

アルコール剤は除菌や消毒以外でも汚れをよく落とすので掃除にも重宝します。皮脂汚れやタバコのヤニなどもよく落ちるので除菌や消毒目的ではなく掃除に使用する人もたくさんいます。アルコール剤は蒸発が早く二度拭きの必要がない点が使いやすいです。

注意する事

 

・原液又は濃厚液は刺激作用があるので経口投与しない事。

・眼に入らないように注意する事。眼に入った場合は水でよく洗い流す事。

・広範囲又は長時間使用する場合には蒸気の吸入に注意する事。

・同一部位に反復使用した場合には脱脂などによる皮膚荒れを起こす事があるので注意する事。

・引火性がある為、火気使用時には十分注意する事。

・合成ゴム製品、合成樹脂製品、光学器具、鏡器具、塗装などの中には変質する物もあるので注意する事。



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温度が低くても湿度の高い日は熱中症に要注意

温度が低くても湿度の高い日は熱中症に要注意

熱中症とは暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称で、毎年梅雨明けくらいから熱中症にかかる人が増えてきます。

2013年には58729人(6~9月)が病院に搬送され、88人の方が亡くなっています。

昔は炎天下で運動などをしていると日射病になるとよく言われていましたが、最近は日射病も含めて熱中症というようになっています。

熱中症の分類とその症状

 

熱中症はかつて、熱失神、熱痙攣、熱疲労、熱射病に分類されていましたが、現在はⅠ、Ⅱ、Ⅲ度に分類(日本神経救急学会による)されています。

熱失神と熱痙攣は現在のⅠ度にあたり、熱失神の症状はめまい、一時的な失神、徐脈など、熱痙攣は筋肉の痙攣や硬直などです。

熱疲労はⅡ度にあたり、倦怠感や悪心・嘔吐、頭痛などの症状があらわれます。

熱射病は一番危険なⅢ度にあたり、高度の意識障害や高熱など重い症状があらわれます。

熱中症の原因

 

熱中症には環境と素因(病気にかかりやすい素質)が大きく関係しています。

環境は様々ありますが、前日より急に温度が上がった時、温度が低くても湿度が高い時(体温を下げる為の汗による蒸散ができなくなる)、長期間の屋外での運動や屋内でも厚手の衣服での行動などが原因になります。

温度が低ければ熱中症にならないと思っている人が多いですが、湿度が高い時は熱中症にかかる可能性が高くなるので注意が必要です。

さらに、日射病のイメージが強いせいか屋内では熱中症にならないと思っている人もいますが、屋内でも毎年たくさんの人が熱中症にかかり搬送されているので気をつけましょう。

小さな子供や高齢者、肥満傾向の人、体調の悪い人などは熱中症にかかりやすくなるので合わせて注意しましょう。

熱中症の予防と応急処置

 

まず温度が非常に高い時(35℃以上)や温度が低くても(25℃程度でも)湿度が高い時にはよほどの事が無い限り激しい運動をしない事が予防につながります。

暑い時に作業しなければいけない事が決まっているのなら早めに体を暑さに順応させる事(暑熱馴化)で熱中症になりにくくなります。

あとはできるだけ体を冷やす事、水分を適度に補給する事(水分や塩分、電解質をバランスよく)、体調を整えておく事などが重要です。

熱中症の応急処置は冷却と水分補給が基本になります。

水分補給はスポーツドリンクでもかまいませんが、スポーツドリンクはナトリウム濃度が低い為に低ナトリウム血症から水中毒(過剰の水分摂取によって生じる中毒症状で、低ナトリウム血症や痙攣を生じて死に至る可能性もある)を発症する可能性もあるので経口補水液をおすすめします。

>>経口補水液OS-1-脱水対策-

経口補水液は電解質や糖質などの配合バランスを考慮して作られており、ノロウイルスやロタウイルスなどの脱水対策などにもよく飲まれています。

意識障害などによって経口補水液の経口摂取が難しいようなら点滴を行いましょう。

全身に霧吹きなどで水をかけて気化熱によって冷やしたり、腋や股などのように動脈が集中している部分を冷やすと効果的です。

熱中症は自覚症状がでにくく、何かおかしいなと思った時には完全に熱中症になっている可能性があるので熱中症にかかる可能性がある場合は経口補水液やスポーツドリンクなどを持っておき、水分補給を欠かさないようにしましょう。

 



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身近な感染症と流行時期

毎年感染の危険性があり、家庭や職場などでも感染する可能性がある主な感染症とその流行時期です。

サルモネラ感染症

 

サルモネラ

サルモネラ感染症(サルモネラ症)は、サルモネラという細菌によって引き起こされます。サルモネラを摂取してから大部分の人は12-72時間後に下痢、発熱、腹痛を起こします。

下痢は血液が混じる場合もあります。症状は通常4-7日間続き、軽い症状の患者は特別な治療なしに回復することがありますが、激しい下痢によるひどい脱水の為入院治療が必要となる場合もあります。

6~10月頃に発生する事が多いですが、冬場に発生する事もあります。

>>サルモネラ食中毒の症状と予防方法

ボツリヌス食中毒

 

ボツリヌス

ボツリヌス食中毒は食品中でボツリヌス菌が増えた時に産生されたボツリヌス毒素を食品とともに摂取したことにより発生します。

ボツリヌス毒素が産生された食品を摂取後、8~36時間で、吐き気、おう吐や視力障害、言語障害、えん下困難 (物を飲み込みづらくなる)などの神経症状が現れるのが特徴で、重症例では呼吸麻痺により死亡します。

時期を問わず発生する可能性があります。

>>ボツリヌス症の症状と予防方法

腸管出血性大腸菌(O157)

 

腸管出血性大腸菌(O157)

腸管出血性大腸菌(O157)は、牛などの家畜が保菌している場合があり、これらの糞便に汚染された食肉からの二次汚染により、あらゆる食品が原因となる可能性があります。

潜伏期間は平均3~5日で、症状は激しい腹痛で始まり、数時間後に水様下痢を起こすことが多く、1~2日後に血性下痢(下血)がみられます。

溶血性尿毒症(HUS)や脳障害を併発することがあり、重症の場合は死亡します。

7~10月頃の発生が多いですが、時期を問わず発生する可能性があります。

>>腸管出血性大腸菌O157の症状と予防方法

ノロウイルス

 

ノロウイルス

ノロウイルスは、冬季を中心に年間を通して胃腸炎を起こし、感染力が非常に強い為しばしば大流行につながります。

原因食品は、水やノロウイルスに汚染された食品、特にカキを含む二枚貝の関与が強く指摘されています。さらに人から人への感染力も強く、二次感染を起こしやすいのも特徴です。

潜伏時間は24~48時間で、下痢、吐き気、腹痛、発熱(38℃以下)が主症状です。通常3日以内で回復しますが、高齢者や乳幼児などが感染するとしばしば重症化します。

冬場の発生が多いですが、時期を問わず発生します。

>>ノロウイルス感染症とは

インフルエンザ

 

インフルエンザウイルス

インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染することによって引き起こされる急性感染症で、多くは上気道炎症状・呼吸器疾患を伴うので流行性感冒(略してリュウカン)と呼ばれる事もあります。

人に感染するインフルエンザウイルスには、A型・B型・C型の3パターンで、現在流行の中心となっているのはA型とB型です。新型インフルエンザはA型の亜型といわれるものです。

ウイルスに感染した場合、約1~3日の潜伏期間の後インフルエンザを発症します。突然の38℃以上の高熱や全身倦怠感、食欲不振などの全身症状が特徴です。その後、咳や喉の痛み、鼻水などの呼吸器症状が現れ、腰痛や吐き気などの消化器症状が現れる可能性もあります。

秋から冬に多く、1~3月頃がピークになります。

>>インフルエンザとは

ロタウイルス

 

ロタウイルス

ロタウイルスは、乳幼児の感染性胃腸炎の主な原因となるウイルスの1つで、ノロウイルスによる感染性胃腸炎よりも乳幼児では症状が長引くことが多くあります。

子どもの内に繰り返し感染している場合が多いので大人では無症状の場合も多いですが、乳幼児では合併症で激しい下痢による脱水症が起こりやすく、時には痙攣・脳炎・脳症など重症化することもあります。

感染経路は経口感染で潜伏期は24~72時間です。主な症状は下痢(3~8日続き、激しい時には白色で、米のとぎ汁のような便)、嘔吐、発熱などです。

1~4月頃がピークですが、時期を問わず発生する可能性があります。

>>ロタウイルス感染症とは

RSウイルス

 

RSウイルス

RSウイルスによる乳幼児の代表的な呼吸器感染症で、乳児の半数以上が1歳までに感染し、ほぼ100%が2歳までに感染します。

2~5日の潜伏期の後、39℃程度の発熱、鼻水、咳などの症状が現れます。通常1~2週間で軽快しますが、呼吸困難などのために0.5~2%で入院が必要といわれています。特に生後6ヶ月以内で最も重症化するので注意が必要です。

感染力は強く、飛沫と接触感染の両方で感染し、発症前にも周囲の人を感染させます。小児は症状が消えてから1~3週間後も感染力を失わない非常に厄介な感染症です。

通常は冬場がピークで夏場の報告数は少ないですが、近年は7月頃から報告数が増えています。

>>RSウイルス感染症とは



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感染予防の三原則とは

わたしたちの身の周りにはインフルエンザやノロウイルス、RSウイルスなど数多くの感染症が存在します。

わたしたちはそれらの感染症から身を守る為に、手洗いやうがい、消毒、除菌など様々な感染予防対策をとっています。

この感染予防には感染予防三原則という基本があります。この感染予防三原則を知る事で、より効果の高い感染予防が可能となりますのでしっかり理解しましょう。

感染症の三大要素

 

全ての感染症の発生には、①感染源②感染経路③感受性のある人(感染を受ける可能性のある人)という三大要素が必要になります。

感染予防三原則とは感染症の発生に必要な①、②、③の3つのつながりを断ち切る事なのです。

感染源

 

感染源とは感染症の原因となる細菌やウイルスなどを持っている人や物、細菌やウイルスなどに汚染された器具や食品などの事をいいます。

対策

感染症の発病者を早期発見、早期治療する事や常日頃から定期的に清掃する事による清潔保持、細菌やウイルスに合わせた適切な消毒等、感染源を持ち込まない・増やさないを意識しましょう。

感染経路

 

感染経路とは病原体(細菌やウイルスなど)が体内に侵入する経路の事であり、接触感染、飛沫感染、空気感染、血液媒介感染などがあります。

主な感染経路と原因微生物.jpg

対策

手洗いの励行やうがいの励行、環境の清掃を徹底する事やそれぞれの感染経路別の予防策をしっかり行う事が非常に重要です。a.感染源(病原体)を持ち込まない事、b.感染源(病原体)を持ち出さない事、c.感染源(病原体)を拡げない事のa、b、cにより感染経路を遮断する事ができます。

感受性のある人

 

感受性のある人とは感染を受ける可能性のある人の事であり、特に抵抗力の弱い人(高齢者や乳幼児、基礎疾患がある人)の事です。

対策

抵抗力をつける為には、十分な栄養・睡眠をとる事や適度な運動を行う事、予防接種を受ける事などが重要です。

感染予防にはこの①感染源、②感染経路、③感受性のある人 のそれぞれの段階でしっかりと対策をとる事が非常に重要です。

家庭や職場で感染症が発生してから対策をとるのではなく、日頃から清掃や体調管理を徹底しておく事が感染予防につながります。

 



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ラクトフェリンで体の中から感染予防

ここ数年で急速に認知されだしたラクトフェリン

ラクトフェリンは母乳や涙、唾液、血液などの外分泌液中に含まれる感染防御機能を持った糖タンパク質です。

1939年に「赤色タンパク質 (鉄を引付けやすく鉄と結合すると赤くなる為)」として報告され、その後数々の研究の結果、様々な効果が認められるようになり今日に至ります。

細菌やウイルスに対する効果

 

大腸菌

ラクトフェリンは強力な抗菌活性(菌の活動を抑制する特性の事)を持ちます。

多くの細菌が生育するには鉄が必要となりますが、ラクトフェリンが鉄を捕捉し周囲の環境から取り除く事で細菌の増殖を抑制する事ができます。

さらにグラム陰性菌(大腸菌やサルモネラ、レジオネラなど)の細胞膜の主要構成成分であるリポポリサッカライド(LPS)と結合する事で細胞膜構造を脆弱化し抗菌活性を示します。

ノロウイルス

ウイルスに対しても効果があり、エンベロープ(一部のウイルス粒子に見られる膜状の構造)を持つウイルスにはエンベロープと結合して標的細胞への侵入を阻害します。

ノロウイルスやロタウイルスのようにエンベロープを持たないウイルスに対しては、消化管細胞の表面に結合する事で細胞への感染を防ぎ、発症しても症状を緩和させる事ができるという報告があります。

>>ラクトフェリンのノロウイルス等のウイルス感染性胃腸炎への効果に関する報告|森永乳業株式会社

口腔ケアに使用する事による予防効果

 

近年ラクトフェリンは口腔ケアの分野でも注目を集めています。

唾液にはもともとラクトフェリンが含まれており、口腔内の病原微生物や歯周病菌に対して抗菌活性を示します。

ウシラクトフェリンの摂取により、歯周ポケット内の歯周病菌数が減少して歯周病の症状が改善されたという報告もあります。

>>歯周炎患者におけるウシラクトフェリン経口投与の影響

さらに、ラクトフェリンは歯周病菌から分泌されるLPSを中和し、TNF-αの産生を抑制することによって歯周組織の炎症や歯周組織の破壊を防ぐ事ができます。

ラクトフェリンを摂取する事で唾液が増加するという報告もあります。あまり知られていない事ですが、口腔ケアをしっかり行う事によって様々な細菌やウイルスに対する抵抗力が上がります。

>>口腔ケアで、インフルエンザを予防

特に高齢者は唾液の分泌が低下し、ドライマウス(口腔乾燥症:種々の原因によって唾液の分泌量が低下し口腔内が乾く、歯科疾患の一つ)になりやすくなりますので、ラクトフェリン入りの口腔ケア用品やガムなどは有効です。

バイオティーン オーラルバランスジェル
バイオティーン オーラルバランスジェル

DAY-UPオーラルガムラクトフェリン
DAY-UPオーラルガム<ラクトフェリン>

その他補足

 

ラクトフェリンは一部の乳製品に含まれていますが、高温で加熱されると本来の形や活性を失ってしまう為に高温殺菌された乳製品にはほとんど含まれていません。ラクトフェリン入りが明記された乳製品がおすすめです。

様々な試験が行われて高い安全性が認められており、多量に摂取しても問題はないようですが、中にはお腹が緩くなるという人もいるようですので、1回で多量に摂取するよりも継続的に摂取する事が望ましいです。ただ、牛乳アレルギーを持つ子供の血清において、ウシラクトフェリンに対する抗体が低濃度ではあるが認められるという報告がありますので、牛乳アレルギーの人は摂取しないようにしましょう。

ラクトフェリンは胃で消化されずに腸までしっかり届くようにしなければ全く意味が無いという人もいますが、違う見解もあります。

ラクトフェリンは胃で分解されると、働かなくなるのですか?
機能はなくなりません。ラクトフェリンは胃で消化を受けることが重要です。
ラクトフェリンは一部胃の中で消化されるときに、ラクトフェリンよりも強力な抗菌作用を持つ「ラクトフェリシン®」という物質が生成されます。

ラクトフェリンQ&A|森永乳業株式会社より引用

ラクトフェリシンは、ラクトフェリンを胃のタンパク質分解酵素のひとつであるペプシンで分解した部分ペプチドで、細菌の細胞壁に傷害を与える事でラクトフェリンよりも10倍以上強力な抗菌活性を示すようなので胃で分解される事も重要ではないかと個人的には思います。

ここ数年ラクトフェリンにスポットライトが当たり始めた事で様々なメーカーがラクトフェリンのサプリなどを開発しています。

そのような流れの中で、あそこの会社のサプリは○○だからダメとかうちのサプリは○○だから良いという説明もよく見かけるようになりましたが、営業とはいえあまり気持ちのよいものではありませんね。わたしはサプリに対してあまり肯定的ではないので余計にそう思うのかもしれませんが。

さらにダイエットにも絶大な効果があるとかまるで万能薬のように謳うメーカーもありますが、ラクトフェリンはそのような絶対的なものではないと思います。

ラクトフェリンを摂取したからといって絶対に病気にならないという事は100%ありえないので、たくさんある感染予防方法のひとつとして覚えておけば、たとえばスーパーに行ってヨーグルトを買おうと思った時にラベルを見て、「ラクトフェリン入り」と書いてあれば積極的に買う事ができます。

わたしはよくガムを噛むのでどうせならラクトフェリン入りの物がいいと数年前からライオンのガムを買い続けていますが、絶対にラクトフェリンを摂取しなければいけないと思うのではなく、ラクトフェリンが入っている物と入っていない物なら入っている物を選ぶというくらいでいいのではないかなと思います。



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受験生にとって体調管理は学力と同じくらい重要

受験

高校や大学受験以外にも民間試験や国家試験など一言で受験と言ってもたくさんの種類があります。

何日も何週間も何か月も苦しい思いをして勉強したのだから是が非でも合格したいと全ての人が思う事でしょう。けれども、もちろん全ての人が合格するわけではありません。

受験にとっても最も重要なのは合格する為に必要な学力をしっかりつける事ですが、学力と同じくらい重要な事があります。

それは体調管理です。

特に冬場の受験はインフルエンザやノロウイルス、ロタウイルスといった感染力が高く、もし感染してしまったら長引いてしまう感染症の大流行期に行われます。

試験当日に感染してしまえば当然試験どころではありません。

例えば大学受験は非常に長丁場です。センター試験や一部の国立大学の二次試験は2日間、その他の試験でも最低1日は問題を解き続けなければいけません。健康な状態で100%の学力で挑んでも90%の実力が発揮できれば上出来といわれる試験で高熱や嘔吐などに苦しめられれば半分の力を発揮する事も難しいでしょう。

他の受験生に感染させる可能性もあるので欠席はやむを得ないですが、最近は昔と違って追試を行う学校も増えてきているので受験する学校のHPや要項をよく確認してください。

・事前に学校のHPや要項で追試験の有無、条件などを確認する

・医療機関で受験生である旨を伝え診断書を書いてもらう

・学校の指示に従い、条件をよく確認してから本人もしくは代理人が申請する

学校受験は受験生や保護者の不安を少しでも和らげる為に追試験の制度ができてきましたが、民間試験などではほとんど認められていません。1年間必死で勉強してきた事が水の泡となります(知識などは残りますが)

健康管理はバランスの良い食事、適度な運動、十分な睡眠がとても大事です。寝る時間すら惜しいとは思いますが、体調管理は学力と同じくらい重要ですので意識して取り組みましょう。

それ以外でも感染予防の基本である手洗いを徹底する事や感染予防アイテムを利用してできる限りの事をしましょう。

>>感染予防の基本は手洗いから

>>感染予防対策アイテム

高校や大学の受験を控えている子供がいる保護者もあと数か月ですので子供が全ての力を出し切れるようにフォローしてあげたいですね。



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ホテルや飲食店のノロウイルス対策には限界がある

ノロウイルス

>>ノロウイルス感染症とは

>>ノロウイルス対策まとめ(感染予防~もし感染してしまったら?)

毎年、ホテル飲食店ノロウイルスの集団感染が発生しています。

ノロウイルスの感染が確認されると保健所の調査が入り、概ね2日程度の食品衛生法第6条第3号違反による営業停止処分を課されます。

さらにノロウイルスの感染者が発生したと、マスコミなどに発表されるケースも考えられる為にかなりの風評被害も受ける事になり、資金力のある大手などはともかく小さなホテルや飲食店では死活問題につながります。

ノロウイルス感染者をだしたホテルや飲食店も日頃から衛生管理をしていないというわけではありません。人様に食事を提供するわけですから、もちろんわたし達が家で行っている感染予防以上の事はしています。

しかし、人の出入りが激しいので外からノロウイルスに感染した人がやってくる事もあるでしょう。病院などでは全ての人を感染者と仮定して対応(これをスタンダードプリコーションという)しますが、飲食店などでも同じようにするというのは不可能に近いような気がします(全ての従業員に手袋、マスクを着用させて仕事させるわけにはいかないでしょう)

それにノロウイルスは料理から感染するだけではありません。ホテルなどで大規模集団感染が発生した事例の中には、数日前に客がカーペットに嘔吐し、そこに残っていたノロウイルスが乾燥しエアゾール化した物を吸い込む事による塵埃感染のケースもありました。

このような多様な感染経路をもつノロウイルスの感染を完全に防ぐ事ができるのかと聞かれれば、わたしは間違いなく不可能だと答えます。客を選別する事ができない為に感染経路の重要事項である「菌やウイルスを持ち込まない事」が困難だからです。

ではホテルや飲食店はどうする事もできないのかというとそうではありません。できる限りの事をするしかないのです。

ノロウイルスに対する知識をしっかりと持ち、「わたし達の施設ではできる限りの感染予防対策をしています」と客に対して公表しておくのもいいかもしれません。その場合は、誤った情報を公表すると逆に恥をかく事になる可能性もあるので注意しましょう。

例えば、未だにノロウイルスに対してアルコールが有効だと思い込んでいる人がいます。アルコールに○○を配合しているから効果があると謳っている商品もありますので注意が必要です(一部0.2%(w/v)SDS、0.3%(w/v)水酸化ナトリウム、45%(v/v)エタノール)などの配合比では有効)

「そんな事は常識だ」と笑われるかもしれませんが衛生管理のプロであるはずの調理師やパティシエの中にもそう思い込んでいる人はたくさんいます。

厚生労働省がノロウイルスの消毒方法として明示しているのは次亜塩素酸ナトリウムもしくは熱湯です。

ピューラックス
>>ピューラックス説明ページへ

 

スチームアイロン

スチームアイロンによる加熱

ノロウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がありません。ノロウイルスを完全に失活化する方法には、次亜塩素酸ナトリウム※、加熱があります。

ノロウイルスQ&A|厚生労働省より引用

次亜塩素酸ナトリウムは金属腐食性や作り置きができない、残留性が高い、トリハロメタンを発生させるなどの問題があるので補助的に次亜塩素酸水や二酸化塩素を使用するといいでしょう。ただし、感染者が発生した状況では必ず次亜塩素酸ナトリウムで消毒しましょう。
※次亜塩素酸水や二酸化塩素は有機物が多いと効果が著しく落ちてしまうので汚れなどは予め除去しておく事

アビィ除菌消臭水
>>アビィ除菌消臭水説明ページへ

 

ステア二酸化塩素スプレー
>>ステア二酸化塩素スプレー説明ページへ

このような感染予防の知識は最低限覚えておき、施設内でも明示しておくと客側も安心するかもしれませんね。

>>ノロウイルス対策まとめ(感染予防~もし感染してしまったら?)

しかし、感染予防を徹底しても100%防ぐ事ができないのがノロウイルスの怖さです。一度風評が広がってしまうと経営も困難になる可能性もあります。

日本政策金融公庫(旧国民生活金融公庫)など、ノロウイルスの風評被害に対する相談窓口を開設している機関もありますので追い込まれる前に相談してみましょう。

>>日本政策金融公庫

わたし達客側もホテルや飲食店が感染予防対策を徹底したとしてもノロウイルスを完全に防ぐ事は困難な事を知っておき、むやみやたらに風評を広げないようにしましょう。

 



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ノロウイルス対策まとめ(感染予防~もし感染してしまったら?)

ノロウイルス

>>ノロウイルス感染症とは

冬季に大流行し感染性胃腸炎を引き起こすノロウイルス。数多くのサイトで予防の方法などが紹介されていますが、間違った情報も多く存在しますので(特に自社商品の売り込みを兼ねているサイトなど)正しいノロウイルスの予防と、もし感染してしまった時にはどうすればよいのかを書いていきたいと思います。

食べ物を介しての感染予防

 

ノロウイルスの感染経路は大まかに①飲食物からの感染(感染型食中毒)と②ノロウイルスに感染したヒトからヒトへの感染に分けられます。

まずは①飲食物からの感染に対する予防方法ですが、ノロウイルスによる食中毒はカキやアサリなどのような二枚貝が原因と長い間言われてきました(理由としてはカキを生で食べるのは冬場が多い事や比較的高い確率でカキからウイルスが検出された事など)。

ただし、調理時などに手に付着したウイルスが他の飲食物にも付着する為に、あらゆるものから感染する可能性があるようなので注意が必要です。

ノロウイルス属(ノーウォークウイルス種)感染症の原因食材がカキと特定される割合は年々低下しており、2006年後半にはカキが食材と特定された集団食中毒は発生しなかった。疫学的な知見からは、カキ以外の食材、たとえば最近では外国産の漬物の一部、[10]あるいは直接・間接的なウイルスへの接触による、原因の特定しづらい感染経路が圧倒的であると考えられる。

ノロウイルス-Wikipediaより引用

①調理従事者は、下痢、吐き気、嘔吐、腹痛、発熱などの症状が現れた時は、絶対に調理行為に携わらないようにしましょう。

②調理の前と後は必ず流水・石鹸(液体石鹸推奨)による手洗い(正しい手洗い)をしっかりと行いましょう。石鹸でノロウイルスを死滅する事はできませんがウイルスを洗い流す事ができるので、手洗いは最も効果的な感染予防方法です。

>>感染予防の基本は手洗いから

③貝類(内臓を含んだまま)で加熱調理する際には中心部まで十分に加熱(85℃以上で1分以上)して調理し、貝類を調理したまな板や包丁はすぐに消毒しましょう。

野菜や果物などの生鮮食品は丁寧に、そして十分に洗浄しましょう。

④食事を配膳する際にも手洗いをするようにしましょう。特に自分が下痢や吐き気がある場合は必ず行いましょう。

ヒトからヒトへの感染予防

 

食べ物を介しての感染以上に気をつける必要があるのがこのヒトからヒトへの感染です。

最近の疫学調査の結果、従来主因となってきた二枚貝の生食によるノロウイルスの食中毒は減少し、ヒトからヒトへのいわゆるヒト—ヒト感染が大きな割合を占めることも明らかになってきた。

国立感染症研究所HPより引用

英国の公衆衛生検査サービスの調査ではノロウイルスによると確定している集団発生事例1877件の内、ヒトからヒトへの感染によるものが85%だったという報告もあります(横浜市衛生研究所HPから)。

ノロウイルスは経口感染、接触感染、飛沫感染、空気感染(塵埃感染)という多様な感染経路をとり、さらに100個以下の少ない量でも感染が成立する強い感染力を持つ為、ヒトからヒトへの感染を予防する事はとても困難です。

①食べ物を介しての感染同様、感染予防に最も効果があるのは正しい手洗いです。

>>感染予防の基本は手洗いから

②感染者の糞便や嘔吐物は必ず正しい方法(a~f)で処理しましょう。

a.糞便や嘔吐物を処理する人以外の人は近づかない

処理の際に吸い込むと感染してしまうおそれのある飛沫が発生します。少なくとも他の人は3m以上離れてください。

b.マスク、手袋、眼鏡もしくはゴーグルを装着し速やかに処理する

糞便や嘔吐物を処理する際は必ずマスク(通常の物で構いません)、手袋、眼鏡(可能であればゴーグル)を正しく装着し、感染が広がらないようにできるだけ速やかに処理しましょう。

c.糞便や嘔吐物をふき取った雑巾やタオルはビニール袋に入れて密封し、廃棄する

二次感染を予防する為にもウイルスが付着した雑巾やタオルは廃棄しましょう。

d.塩素系消毒剤もしくは熱湯(85℃以上で1分以上)で周囲を広めに消毒する

消毒時にはピューラックスやミルトンなどのような次亜塩素酸ナトリウムを正しい濃度に希釈し使用してください。次亜塩素酸水や二酸化塩素なども効果はありますが、感染者が発生している状況では次亜塩素酸ナトリウムの使用をおすすめします。

ピューラックス

>>ピューラックス説明ページへ

推奨されている濃度は1000ppmですので、6%ピューラックスを60倍希釈してください。60倍希釈にするには水1Lに対してピューラックスを17mLです。

ピューラックス希釈表

e.糞便や嘔吐物が付着した衣類はその他の衣類とは別に洗う事

糞便や嘔吐物が付着した衣類は大きな感染源となりますのでその他の衣類とは別に洗いましょう。

さらに、そのまま洗うと洗濯槽も汚染される可能性がありますので、汚染された衣類はマスクと手袋をした上でバケツやたらいなどでまず水洗いし、更に塩素系消毒剤(200ppm以上)で消毒する事をおすすめします。

f.ノロウイルスがカーペットなどに付着している可能性もあるので注意する事

ノロウイルスがカーペットや畳などに残っている場合、それらが乾燥し空気中に舞い上がる事で塵埃感染を起こす可能性があります。この塵埃感染はとても恐ろしく、ホテルなどでは毎年のように集団感染を起こしています。

12日以上前にノロウイルスに汚染されたカーペットを通じて、感染が起きた事例も知られており、時間が経っても、患者の吐ぶつ、ふん便やそれらにより汚染された床や手袋などには、感染力のあるウイルスが残っている可能性があります。

ノロウイルスに関するQ&A|厚生労働省より引用

カーペットなどに次亜塩素酸ナトリウムを使用すると激しく痛めてしまう可能性があるのでスチームアイロンを使用してもいいでしょう。

スチームアイロン

ノロウイルス予防の注意点

 

ノロウイルスに関する情報は数多く存在しているので、中には誤った情報もありますので注意点をまとめておきます。

ノロウイルス感染症の症状が治まってからもウイルスの排出は続く

症状が治まった後も、糞便からのウイルス排出は長期間(1~3週間程度)続きます。症状が治まったから学校や職場に行っても大丈夫と思っている自分勝手な人がとても多いです。自分は平気でも他の人にうつしてしまう事も考えてウイルスの排出が終わるまではおとなしくしましょう。

アルコール消毒は効果が期待できない

ノロウイルスはエンベロープを持たないウイルスですのでアルコール消毒剤や除菌剤では効果が期待できません。アルコールに○○を配合しているのでノロウイルスを消毒できますといった説明をしている商品もあるので注意しましょう。

>>ノロウイルスの一般常識~アルコール消毒が効かないはなぜ?~

ただし、全てのアルコール系の物がノロウイルスに対して効果がないという事ではありません。(0.2%(w/v)SDS、0.3%(w/v)水酸化ナトリウム、45%(v/v)エタノール)や(0.2%(w/v)SDS、0.3%(w/v)水酸化ナトリウム、30%(v/v)1-プロパノール)などの配合比では優れた効果が認められています。

人体に対して使用できる有効な消毒剤は少ない

人体に対して使用する事を推奨するには医薬品、医薬部外品もしくは化粧品でなければならないと薬事法で定められています。

>>除菌、殺菌、消毒と医薬品(医薬部外品)

わたしたちが手に入れる事ができる商品の中で、ノロウイルスに対して効果が期待できる医薬品はミルトン(次亜塩素酸ナトリウム)だけだと思います。

次の消毒・殺菌
●哺乳びん、乳首-約80倍にうすめ、1時間以上浸す。
●手指、皮ふ-約20倍にうすめて用いる。
●ガーゼ、包帯、衛生器具等-約10-50倍にうすめ、15分以上浸す。
●器具等-約80倍にうすめ、1時間以上又は約10-50倍にうすめ、15分以上浸す。

安心・カンタンな哺乳びん消毒 ミルトンより引用

しかし、ミルトンの主成分は次亜塩素酸ナトリウムであり、人体に対して安全とはいいにくい為にメーカーとしても推奨はしていません。

ミルトンの効能・効果には、「手指、皮ふの消毒・殺菌」がありますが、頻繁に繰り返し用いると手荒れを起こす恐れがあるため、注意が必要です。

安心・カンタンな哺乳びん消毒 ミルトンより引用

その他、手指消毒液(ヒビスコール)などもよく感染予防に設置されていますが、アルコール系ですのでノロウイルスには効果が期待できません。

除菌剤(医薬品や医薬部外品ではない商品)の中には安全性が高く、ノロウイルスに対しても効果が認められる次亜塩素酸水なども存在しますが医薬品以外ですので人体への使用を推奨できません。

除菌剤を使用する場合の注意点

次亜塩素酸水、二酸化塩素剤などのようにノロウイルスに対して有効な除菌剤(医薬品などではないもの)はたくさん販売されています。けれども、これらはあくまでも感染者が発生するまでの予防対策として使用する事をおすすめします。

さまざまな資料から効果があるのは間違いないと思いますが、厚生労働省が推奨しているのは次亜塩素酸ナトリウムもしくは熱湯消毒ですので糞便や嘔吐物の処理などには次亜塩素酸ナトリウムを使用しましょう。

ただし、次亜塩素酸ナトリウムには金属腐食性や危険性などの注意点があるので補助的に使用したり、感染者が発生するまでの予防として使用するのならとても優秀だと思います。

アビィ除菌消臭水

>>アビィ除菌消臭水説明ページへ

 

ステア二酸化塩素スプレー

>>ステア二酸化塩素スプレー説明ページへ

次亜塩素酸ナトリウムを使用する際の注意点

感染者が発生した時に消毒として使用する次亜塩素酸ナトリウムには注意するべき点がたくさんあります。

●人体には使用しないでください

●酸性の製品や、その他の製品と混合・併用すると猛毒の塩素ガスを発生する可能性があるので絶対にやめましょう

●鉄、ブリキ、銅などの大部分の金属類は錆びるので使用は避けた方が賢明です

※金属部分には腐食性の低い次亜塩素酸水の使用をおすすめします。

●強い漂白力があるので、衣類などに付着すると脱色しますので注意が必要です

●噴霧での使用はしないでください

次亜塩素酸水を加湿器の水に混ぜて使用するのは大丈夫ですが次亜塩素酸ナトリウムを加湿器に入れて使用するのはとても危険ですので絶対にやめましょう。

●作り置きをすると、すぐに効果が無くなってしまうので使用の都度適切な濃度に希釈してください

もし感染してしまったら?

 

頑張って感染予防をしても絶対に感染しない保障はありません。自分はしっかり予防をしたとしても外的要因もありますので感染を100%予防する事は不可能でしょう。

では、もし感染してしまったらどうすればよいのでしょう。

ノロウイルスに感染すると、激しい下痢や吐き気、腹痛、発熱(38℃以下)などの症状を起こしますが、それだけで死に至る事はありません。

気をつけなければいけないのは嘔吐物による窒息(高齢者や幼児は特に注意)や激しい嘔吐、下痢による脱水症状です。

ノロウイルス感染症(感染性胃腸炎)には特効薬は存在しないので、脱水症状に注意して数日休んでいれば回復するでしょう。しかし、勝手にノロウイルスと決めつけて重大な病気を見落とす事のないようにしてください。

疾病時の脱水対策にはお茶や水、スポーツ飲料などでは低ナトリウム血症を起こす可能性があるので経口補水液を飲用する事をおすすめします。

>> 経口補水液OS-1説明ページへ

 

以上、ノロウイルス対策まとめ(感染予防~もし感染してしまったら?)でした。



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RSウイルスによる死亡率は子供より高齢者の方が高い?

RSウイルス

赤ちゃんや幼児が感染すると重症化する可能性があるRSウイルスですが、実は高齢者も注意が必要です。

大人がRSウイルスに感染しても軽症ですむ事が多いため、日本では乳児や幼児を中心に警戒されがちです。

しかし、アメリカ合衆国保健福祉省所管の感染症対策の総合研究所CDC=疾病対策センターによるとアメリカのRSウイルス関連の年間死亡率は1歳未満の子どもで10万人あたり5.4人に対して、65歳以上は29.6人と高齢者の方が5倍以上高いとの推計もあります。

老人福祉施設などでは毎年のようにRSウイルスの集団感染が発生し、肺炎などにより死亡者もでています。冬季はインフルエンザやノロウイルスの流行と重なりますのでRSウイルスに対する関心は低くなりがちですがRSウイルスはインフルエンザやノロウイルス同様、非常に感染力の強いウイルスですので注意しましょう。

RSウイルス推移 東京都健康安全研究センター

グラフ:東京都健康安全研究センター

 

RSウイルスは2012年から急激に発生数が増加しており、2013年も過去最高ペースで推移しています。

乳児や幼児はもちろん注意が必要ですが、死亡率の高い高齢者も最大限の注意を払いましょう。

>> RSウイルス感染症とは



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ノロウイルスの一般常識~アルコール消毒が効かないはなぜ?~

ヒビスコールSH

ここ数年でようやくノロウイルスについての一般常識「アルコール消毒は効果がない」が認知されてきました。

けれどもまだまだノロウイルスにアルコールが有効と思い込んでいる人も多いかと思います。アルコール系の消毒剤や除菌剤のメーカーの中にノロウイルスに効果があるという説明をしているところがあるのもその要因のひとつですが…。

ノロウイルスにアルコール消毒が期待できない事にはきちんとした理由があります。

アルコール消毒の仕組み

 

アルコール消毒はさまざまな細菌やウイルスに有効ですので、現在最もよく使用されている消毒方法のひとつではないでしょうか。

アルコール消毒のメカニズムですが複数の理由があります。

1、細胞膜の脂質を溶かし出す。
2、タンパク質の変性。タンパク質の構造を変化させて機能を失わせる。
3、脱水作用。エタノールは非常に揮発性の高い液体なので細胞内部に入るとすぐに揮発して蒸発してしまいます。この時、細胞内部の他の液体もろとも蒸発するので細胞内部をからからに乾燥させてダメージを与えます。
(また細菌の芽胞に対しては効果が非常に弱いことが知られています。)

何故エタノールは細菌を殺菌できる?より引用

キーワード「エンベロープ」

 

ヒト免疫不全ウイルスの模式図

ノロウイルスにアルコール消毒が期待できない事の理由にエンベロープという物の存在があります。

上の写真はヒト免疫不全ウイルスの模式図ですが、最外周の紫色の膜がエンベロープです。

インフルエンザウイルスやRSウイルスなど約80%のウイルスがこのエンベロープという膜を持っています。

エンベロープはその大部分が脂質から成っているので、上の消毒メカニズムで挙げたように脂質を溶かす事ができるアルコール(エタノール)や有機溶媒、石鹸などで簡単に破壊する事ができ失活(感染力を失う事)します。

宇宙空間で宇宙服を破られれば生きてはいけないですよね?それと同じようなイメージです。

ノロウイルスはこのエンベロープという膜を持たないウイルスなのです。例えれば宇宙空間でも宇宙服なしで生きていけるので、たとえ宇宙服を破られたとしても問題ないですよね?だから服を破る事しかできないアルコール系では失活化する事ができないのです。

ノロウイルス以外のエンベロープを持たないウイルスで有名なのはノロウイルスと同じく感染性胃腸炎の原因であるロタウイルス、風邪症候群の原因であるアデノウイルスなどです。

今までアルコールでノロウイルスを消毒できると思っていた人は「ノロウイルスはエンベロープを持っていないからアルコールでは消毒できない」とこれからは覚えましょう。

ノロウイルスの予防に最も効果があるのは手洗いです。そしてノロウイルスを消毒するには85℃で1分以上の加熱、もしくは次亜塩素酸系での消毒が常識です。正しい知識を持って予防していきましょう。

>>感染予防の基本は手洗いから

>>ピューラックス-消毒剤-

>>アビィ除菌消臭水-除菌剤-



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感染症の代表的な感染経路(接触感染・飛沫感染・空気感染)

感染経路

感染経路とは感染を生じた個体や環境中に存在する病原体が、未感染の個体に到達して新たに感染を起こす経路の事をいいます。多くの感染経路が存在しますが、わたしたちに身近な感染症の感染経路である接触感染、飛沫感染、空気感染について説明していきます。

接触感染

 

接触感染とは皮膚や粘膜の接触、または医療従事者の手や医療器具、その他手すりなどのような物体の表面を介しての間接的な接触により病原体が付着し、その結果感染が成立するものの事です。

ノロウイルスやO-157などのような食中毒を起こすウイルスや細菌が代表的ですが、インフルエンザなどの感染経路でもあります。

>>感染予防の基本は手洗いから

接触感染予防アイテム

ヒビスコールSH

>>ヒビスコールSH-手指消毒液-説明ページへ

 

ダスキン アルコール除菌剤

>>ダスキンアルコール除菌剤-除菌剤-説明ページへ

 

アビィ除菌消臭水

>>アビィ除菌消臭水-除菌剤-説明ページへ

 

ピューラックス

>>ピューラックス-消毒剤-説明ページへ

 

飛沫感染

 

飛沫感染とは病原体を含んだ患者の咳やくしゃみ、あるいは気道の吸引などによって飛散した体液の粒子(飛沫)が他人の粘膜に付着することで感染する事です。

粒子の大きさが直径5μmより大きく、落下速度も速い(30~80cm/sec)ので通常は3フィート(0.9144メートル)未満しか到達しないといわれています。インフルエンザの主要な感染経路であり、SARSを引き起こすコロナウイルスの主要感染経路とも考えられています。

飛沫感染予防アイテム

快適使いきりマスク プリーツガード

>>快適使いきりマスク プリーツガード-マスク-説明ページへ

 

空気感染(飛沫核感染)

 

飛沫感染も空気感染の一種ですが、通常空気感染というとこの飛沫核感染の事をいいます。飛沫感染が5μm以上であったのに対して空気感染(飛沫核感染)は5μm以下というのが特徴です。

5μm以下と小さく軽い為に落下速度も遅く(0.06~1.5cm/sec)3フィート以上の長距離を移動します。麻疹(はしか)、水痘(水ぼうそう)、結核が代表的ですが、条件によってはインフルエンザも感染の可能性があり、コロナウイルスの感染も示唆されています。

ノロウイルスも空気感染(具体的には塵埃感染)する可能性が考えられています。患者の嘔吐物などを不適切に処理、もしくは放置すると、ウイルスを含んだ小粒子が環境(床のカーペットや畳など)中に大量に残存した状態になります。ノロウイルスが残存した環境表面を媒介物として、そこから塵埃が舞い上がり、それを吸い込んだ人が感染するという事です。

>>感染症情報センター|ノロウイルスの感染経路

空気感染予防アイテム

3M 9010 N95マスク

>> 3M 9010 N95マスク-マスク-説明ページへ

 

アビィ除菌消臭水

>>アビィ除菌消臭水-除菌剤-説明ページへ

 



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空気清浄機ではインフルエンザを予防できない?

空気清浄機

2013年現在、空気清浄機は一家に一台存在するといっても過言ではないほど普及しています。

花粉症対策、悪臭対策、PM2.5対策、感染予防対策など購入目的はさまざまだと思いますが、風邪やインフルエンザの感染予防効果を期待して購入した人も多いのではないでしょうか。

では、この空気清浄機には本当に感染予防効果はあるのでしょうか。その疑問に答える材料のひとつとして国立病院機構仙台医療センター臨床研究部ウイルスセンターの西村秀一氏らの研究があげられます。

実験の結果、まずプラズマクラスターイオン発生機では、活性ウイルス量の推移は、コントロールの経時的自然減衰、すなわち何もしない状態のウイルス量変化と変わらなかった。
一方、ナノイー発生器の場合は、コントロールの自然減衰に比べ、ウイルス量の有意な低下が見られた。また、ストリーマ放電装置付き空気清浄機では、自然減衰より大幅な低下が見られた。ただし、ストリーマ放電装置付き空気清浄機の場合は、放電装置を取り外してフィルターのみの状態で検討した結果と変わらなかった。

日経メディカルオンライン新規電気製品の浮遊ウイルス除去効果、HEPAフィルター装着空気清浄機に遠く及ばずより

プラズマクラスター(シャープ)、ナノイー(パナソニック)、光速ストリーマ(ダイキン)などのウイルス除去効果のある技術を各社が発表していますが、それらの効果を証明する実験空間が1㎥などと実際の生活空間を代表していない事から、実生活空間に近い大容積でかつ内部の温湿度制御可能な施設を使った実験を行う事になったようです。

実験の結果ですが、プラズマクラスターに関しては効果なし、ナノイーは多少なりとも効果あり、光速ストリーマは効果なしという事だったようです。

ただし、この研究はHEPAフィルターの優位性を示したいという事に重点を置いているような気もするので、100%信用するのはどうだろうという感じもします。

HEPAフィルターは、家電では空気清浄機に搭載されている事が多く直径0.0003mmの微細粒子を99.97%キャッチできる高性能のフィルターで、MEPA<HEPA<ULPAの順に性能が高くなります。空気清浄機の場合、フィルターの優劣は重要ですが、HEPAフィルターを搭載していても風量やセンサーの有無によって性能は変わります。

この実験からHEPAフィルターを搭載する事によって浮遊ウイルスを大幅に除去できるという事は分かりました。それならばHEPAフィルターを搭載した空気清浄機ならインフルエンザの感染予防に効果はあるという事になるのでしょうか。

本疾患の感染経路は、季節性インフルエンザと同様に飛沫感染が主体で、一部は接触感染と考えられる。空気感染を積極的に示唆するエビデンスはないが、季節性インフルエンザと同様に、限られた状況では空気感染をきたす可能性が否定できない。

国立感染症研究所|医療機関での新型インフルエンザ感染対策より

上の引用は国立感染症研究所の新型インフルエンザ感染対策ですが、インフルエンザの主要な感染経路は飛沫感染および接触感染と書いてあります。

空気感染は限られた状況(密室などでウイルスが濃密になった場合やウイルス自体が更なる変質をした場合など)での可能性はあるものの基本的にはそこまで心配する必要はないようです。

となると、浮遊ウイルスをHEPAフィルターで除去する事による感染予防効果に疑問が生まれます。それよりは手で触れる可能性があるドアやテーブルに付着したウイルスを消毒、除菌する事の方が意味があるような気がします。付着したウイルスは空気清浄機では吸い込めないですよね。

プラズマクラスターは付着したウイルスにも効果があると謳っていますが、上の実験結果によると生活空間では浮遊ウイルスにすら効果がないと発表されています。実験結果を見るとどこの商品も付着ウイルスには効果がなさそうですね(ナノイーは多少効果があるかもしれませんが)。

昔、三洋電気がウイルスウォッシャーという機能のついた空気清浄機を販売していたのですが、あの空気清浄機だけは理論上浮遊・付着の両方ともに効果があっただろうと思います。パナソニックはナノイー推しなのでこれから再び販売される事はないでしょうが素晴らしい技術だったと思います。

空気清浄機自体に感染予防効果があるとは思いませんが、加湿機能付きの空気清浄機なら湿度をあげる事でインフルエンザウイルスの生存率を下げる事ができるので効果はあるでしょう。

>>インフルエンザウイルスと湿度、温度の関係

ただし、加湿機能付きの空気清浄機は気化式の加湿器をベースにしているので加湿能力はそれほど高くありませんし、たくさんの機能がついた物は一部分壊れると全て駄目になってしまう可能性もありますので個人的には加湿は加湿器に任せるのがベストだと思います。

>>【加湿器は感染予防に効果大】種類別のメリットとデメリット

空気清浄機は花粉症やPM2.5、消臭対策などには有効だと思います。しかし、感染予防に関しては手洗いやマスク、消毒・除菌対策の方が効果的だと思いますのであまり過信しないようにしましょう。

>>感染予防の基本は手洗いから

>>【楽天】空気清浄機リアルタイムランキングへ
>>【yahoo!ショッピング】空気清浄機ランキングへ



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インターネット通販で商品を買う時の注意点

インターネットでお買い物

楽天市場での二重価格表示の問題などを受けて、せっかく浸透してきたインターネット通販への信頼が揺らいでいます。

しかし、それは一部の店舗が不当な利益を得たいが為に行った事であり、当然全てのインターネット販売者にあてはまる事ではありません。さらに二重価格表示は現実の店舗でも行われている事であって、ネット通販だけが危険なわけではない事は皆さんご存知だと思います。

身近な実店舗では購入できない商品や実店舗で買うよりも安価に買える商品がある以上、これからもネット通販の利用はますます増えていく事でしょう。

ただし、今回の事件のように客を騙して販売しようとする店舗はいまだ数多く存在します。そのような店舗に騙されないようにするにはどのような点に注意すればよいのかを書いていきたいと思います。

買物ができる主なお店

 

◆楽天市場

楽天市場は日本で最も大きいショッピングモールです。

ショッピングモールとは分かりやすくいうと商店街のようなもので楽天市場という商店街の中にたくさんのお店があるというイメージです。

不定期にポイントが○倍になるセールなどを行っています。

値段は他に比べると少し高めで、商品を購入する際は送料などにも気をつけましょう。

 

◆Amazon
amazon

Amazonはアメリカに本拠を構える巨大通販サイトです。

2012年の日本における売上高が78億ドルとなり、日本でネット通販事業を展開する企業としては最大となりました。

アメリカを本拠としているため、日本での納税を拒否しているなどの問題点はありますが、無駄のない商品ページや優秀な検索機能、価格、送料などを含めてトップクラスの使いやすさです。

 

◆Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピングは楽天に次いで2番目のシェアを持つショッピングモールです。

2番目とはいえ、近年は楽天に流通総額でかなり水をあけられていました。しかし、2013年10月に従来店舗に課していた重い費用を原則無料にするという「eコマース革命」を発表した事により急激に出店店舗が増加しています。

インターネット以外でもさまざまな場所で使えるTポイントを導入した点や店舗に強いる費用を下げた事で利便性や価格面でもプラスになっており、これから主役になる可能性が高いです。

 

◆個人店舗

ショッピングモールに属さずに単独でネットショップを運営しているのが個人店舗です。

例えると、大通りで賑わっているのがショッピングモール、裏通りでひっそりと営業している(一部巨大企業が運営している店舗もあるので一概にはいえないです)のが個人店舗というイメージです。

わたし個人の意見ですが、個人店舗は自分で製作した商品や変わった商品などモールにはない物を販売している店舗も多く、良い店舗を見つけると値段もモールより安い値段で買えるなどお得な面もたくさんあります。

ただし、怪しい店舗もある(これはモールにもいえることです)ので投稿されているレビューを見たり、店舗内にある「特定商取引法に関する表示」(インターネット通販の店舗は必ず掲示しています)などをしっかり確認しましょう。

通常売価、定価(希望小売価格・参考価格)って何?

 

楽天市場の二重価格表示事件はこの通常売価を不当に高く設定し、その不当な通常売価からの77%引きで客の購買心を煽った事が問題になりました。

(ウ)「最近相当期間にわたって販売されていた価格」か否かの判断基準

比較対照価格が「最近相当期間にわたって販売されていた価格」に当たるか否かは,当該価格で販売されていた時期及び期間,対象となっている商品の一般的価格変動の状況,当該店舗における販売形態等を考慮しつつ,個々の事案ごとに検討されることとなるが,一般的には,二重価格表示を行う最近時(最近時については,セール開始時点からさかのぼる8週間について検討されるものとするが,当該商品が販売されていた期間が8週間未満の場合には,当該期間について検討されるものとする。)において,当該価格で販売されていた期間が当該商品が販売されていた期間の過半を占めているときには,「最近相当期間にわたって販売されていた価格」とみてよいものと考えられる。ただし,前記の要件を満たす場合であっても,当該価格で販売されていた期間が通算して2週間未満の場合,又は当該価格で販売された最後の日から2週間以上経過している場合においては,「最近相当期間にわたって販売されていた価格」とはいえないものと考えられる。

公正取引委員会HPより引用

通常売価とは上の引用文のとおり、一定期間その売価で販売された実績がないと表示する事は許されていません。しかし、全く販売していないにもかかわらず通常売価を表示して値引きしたように見せかける事は有利誤認となるので景品表示法違反になるという事です。

次は定価ですが、定価という言葉は今ではあまり使われず、希望小売価格や参考価格と表現されています。

これはメーカーなど小売業者以外の者が、自己の供給する商品について設定した販売参考小売価格の事で多くの場合この価格で販売されている事はありません。最近では電化製品を中心にオープン価格(希望小売価格を設定しない価格)に移行しています。

この通常価格や希望小売価格から○○%引きなどとする事で客に対して値引き感を見せる販売手法をとる店舗がとても多いですが、買う側からすればあまり関係のない事(あってないような通常価格や参考価格なので)ですので、わたしはこのような通常価格や希望小売価格などの表示をしていない店舗の方を信用しよく利用しています。

この通常価格や希望小売価格から○○%引きを殊更にアピールする店舗は少し下品な感じがしてあまり好きではありません。男の人でも何も言わずにさりげなくが格好いいのと同じようなものです。

通常価格や希望小売価格を参考にしないで、売価だけをみて検討するようにしましょう。

送料やポイントにも気をつけて

 

インターネット通販を利用する際の注意点として送料があげられます。

たとえ商品の値段が安くても、送料を合わせると高額になってしまう事もよくあります。○○○円以上で送料無料としている店舗もたくさんあるので届く範囲の金額なら積極的に狙いましょう。

あえて商品の値段を安くし、送料を高く設定してそこから利益をとろうとする(送料1300円など)悪質な店舗もたくさんあります。全国一律500円程度の送料設定をしている店舗もありますが、そういった店舗は商品で勝負している優良店舗の可能性が高いです。

ポイントも大きな要素です。商品を購入した時にどのくらいポイントがつくのか、いつそのポイントが貰えるのか(楽天は数か月も後に発行される事もあります)なども考慮しましょう。

比較できる商品は比較する事

 

ネット通販を利用する時に一番大事なのは比較する事です。同じ商品が楽天にもAmazonにもYahoo!にもある場合は値段を比較してみてください。その値段が適当かどうかがすぐに分かると思います。

ただし一番安い値段でも店舗の対応が悪ければあまり買いたくないですよね。そのあたりは実際に買ってみないと分からない事なので難しいところです。

特にセールなどの時は値段を比較する事でセールなのに高い商品を買う事は避けられると思います。

 

初めてネット通販を利用する人やあまり利用した事がない人はこれらの注意点に気をつけていいお買い物をしてくださいね。

 



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うがいに感染予防効果はあるのか

うがいは長い間手洗いと同じく、風邪などの感染予防の基本といわれてきました。

しかし、同時にうがいによる予防効果には科学的な根拠がないという事もいわれていましたが、京都大学の川村孝教授のグループによって風邪予防の有効性が実証されました。
>>水うがいで風邪発症が4割減少|京都大学保健管理センター

うがい効果

約380名のボランティアを「水でうがい」「ヨウ素系うがい薬でうがい」「うがいをしない」の3グループに分け、2ヶ月間追跡調査をするという内容でした。
※うがいは15秒間を2セットで1日3回行っています。

結果は、「水でうがい」グループは「うがいをしない」グループに比べて風邪の発症が約40%減り、これによりうがいによる風邪の予防効果は実証されました。

グラフを見ると、「ヨウ素系うがい薬でうがい」グループは「うがいをしない」グループとほとんど変わらないという結果に終わりましたが、ヨウ素系うがい薬によって常在細菌叢や口腔粘膜の細胞がダメージを受けた事などが考えられるようです。

ヨウ素系うがい薬で有名なのはイソジンなどですが、風邪の予防目的でのうがいに関しては効果はないという事でしょう。

最近の研究では、水によるうがいよりも緑茶やアルカリイオン水(機能水)でうがいするとさらに効果があるともいわれています。

いずれにせよ、これらの調査、研究から風邪の予防にうがいは効果的なのは間違いないと思われます。

ただし、うがいの感染予防効果が実証されたのはあくまで「風邪」だけのようで、「インフルエンザ」などに対しては実証されておらず、東京大学医科学研究所の教授や首相官邸HPもうがいのインフルエンザ予防効果はないだろうという見方を示しています。

理由としては、感染力の強さ(インフルエンザウイルスは気道の粘膜に取り付くと約20分で細胞の中に取り込まれる事など)が考えられているようです。

インフルエンザに効果はないかもしれませんが、わたしとしては風邪だけでも予防効果があるならうがいをする意味はあると思います。

しかし、うがいも手洗いと同じく正しい方法で行わなければあまり意味がありません。

正しいうがいの仕方

①コップに水もしくはぬるま湯を用意する

②口に半分くらいの水を含んで、上を向かず正面を向いたまま口の中の食べかすなどを流すために1~2回ゆすぐ(グチュグチュうがい)

③口に半分ぐらいの水を含んで、今度は顔を上に向けて、口を開けながらのどの奥までゆすぐ(ガラガラうがい)
※この時「オー」と発声するといいそうです。

③を概ね15秒×2回程度行えばうがいは完了です。

正しいうがいを行って、しっかり感染予防しましょうね。

 



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【加湿器は感染予防に効果大】種類別のメリットとデメリット

冬季に大流行するインフルエンザを引き起こすインフルエンザウイルスの生存率は湿度と密接な関係があります。

>>インフルエンザウイルスと湿度、温度の関係

インフルエンザウイルスと湿度、温度の関係

グラフを見ていただければ分かるように、湿度を50~60%に保つ事で感染予防に効果があるのは間違いないです。

湿度を上げる手段はさまざまですが、最も利用されているのは加湿器だと思います。

しかし、加湿器にはスチーム式、気化式、超音波式、ハイブリッド式などたくさんの種類があり、それぞれメリットとデメリットが存在します。

それぞれの種類別に説明していきますので、加湿器を選ぶ際の目安にしてください。

スチーム式加湿器

 

スチーム式加湿器
スチーム式加湿器ランキング

◆特徴

スチーム式加湿器は水をヒーターにより沸騰させて蒸気に変える方式で、やかんの水を沸騰させるのと同じ原理です。

昔は加湿器といえばスチーム式というくらい、古くから販売されているタイプです。

◆メリット

○本体の価格が安い物が多い

○加湿能力が高く、広い面積でも十分加湿できる

○水を沸騰させて蒸気にするタイプなので、細菌などが死滅する為に衛生的

◆デメリット

×消費電力が大きく電気代がかかる

×噴き出し口から高温の蒸気が出るので注意する必要がある(転倒などにより大やけどする事故が毎年のように発生している)

×ミネラル分が残るので掃除が大変

※値段は上がりますが、噴き出し口の温度をスチーム式より低くしたスチームファン方式というタイプの製品もあります。

超音波式加湿器

 

超音波式加湿器
超音波式加湿器ランキング

◆特徴

超音波式加湿器はタンクに入れた水を超音波によって振動させ、微粒子にしてファンで飛ばす方式で、ポコポコと水が霧のように変わっていくところは一見の価値ありです。

他の加湿器と違い加湿装置が小型な為、スタイリッシュなデザイン性のある形の物が多いです。

成分をそのまま微粒子にできるので、アロマを入れたり、除菌消臭効果のある次亜塩素酸水を入れたりできるのはこの超音波加湿器だけです。

◆メリット

○消費電力がとても少ないので電気代が安く、本体価格も安い

○小型ながら加湿能力は高く、スチーム式と違い噴き出し口は熱くならないので安全性が高い

○さまざまな形の商品があり、デザイン性が高い物が多い

○アロマや次亜塩素酸水などを入れる事ができる

◆デメリット

×水の中のミネラル分も一緒に飛ばしてしまうので地域によっては家具などに白い粉がつく

×他の加湿器と比べて価格は安いが壊れやすい

×清掃を怠り、水の中で細菌などが繁殖してしまうと、それらも一緒に微粒子化してしまう為加湿器病につながる可能性がある

※この点が超音波式最大の弱点といわれていますが、日頃からこまめに清掃をする事で防ぐ事ができます。細菌やウイルスに対する除菌効果がある次亜塩素酸水を入れる事で水を除菌でき、空間の除菌消臭もできるのでおすすめです。

>>アビィ除菌消臭水説明ページへ

 

気化式加湿器

 

気化式加湿器
気化式加湿器ランキング

◆特徴

気化式加湿器はフィルターに水を含ませ、ファンで気化(蒸発)させる方式で、濡れタオルを部屋にぶら下げて湿度を上げるのと同じような方式です。

ハイブリッド式と同じく価格の高い種類なので、有名メーカーが相次いで参入した為に普及率が高く選択の幅も広いです。

◆メリット

○スチーム式と違いヒーターを使わないので噴き出し口が熱くならず安全

○消費電力が少なく電気代が安い

○空気清浄機のデザインに似ている物も多く高級感がある

◆デメリット

×加湿能力が低く、本体も大型の物が多い

×交換がいらないタイプも出てきてはいるものの、依然としてフィルターの手入れや交換が必要な物が多い

×ファンが回る音がうるさい

×本体の価格が高い

 

ハイブリッド式加湿器

 

ハイブリッド式加湿器 シャープ
ハイブリッド式加湿器ランキング

◆特徴

ハイブリッド式加湿器はスチーム式と気化式の中間のような存在です。

ベースは気化式ですが、気化式が水を含んだフィルターに風を当てて気化させるだけなのに対して、ハイブリッド式はフィルターに温風を当てる事で加湿能力を上げています。

◆メリット

○加湿のパワーが欲しい時は温風で、湿度を維持したい時は送風だけに切り替えられるので省エネ

○噴き出し口が熱くならないので安全

○気化式と同じく高級感がある物が多い

◆デメリット

×気化式と同じくフィルターの手入れや交換が必要な物が多い

×本体の価格が高い

 

その他、空気清浄機に気化式加湿器を組み合わせた、加湿空気清浄機も販売されています。

加湿空気清浄機

このように加湿器にもさまざまな種類があります。

どのタイプが良くてどのタイプが悪いというのはありませんので、それぞれのメリットとデメリットを比較し、家庭の状況(子供やペットがいるのでスチーム式は怖いなど)に合わせて選べばいいと思います。

超音波加湿器以外の加湿器に除菌効果のある商品を入れる事を推奨している企業がたくさんありますが、スチーム式は沸騰時に成分が全て飛んでしまい、気化式やハイブリッド式も気化時にほとんど飛んでしまいます。

加湿器の寿命を早める(高価な気化式やハイブリッド式も保障がききません)だけなので除菌剤を入れる場合は超音波式の加湿器を選択してください。

 



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