温度が低くても湿度の高い日は熱中症に要注意

温度が低くても湿度の高い日は熱中症に要注意

熱中症とは暑熱環境下においての身体適応の障害によっておこる状態の総称で、毎年梅雨明けくらいから熱中症にかかる人が増えてきます。

2013年には58729人(6~9月)が病院に搬送され、88人の方が亡くなっています。

昔は炎天下で運動などをしていると日射病になるとよく言われていましたが、最近は日射病も含めて熱中症というようになっています。

熱中症の分類とその症状

 

熱中症はかつて、熱失神、熱痙攣、熱疲労、熱射病に分類されていましたが、現在はⅠ、Ⅱ、Ⅲ度に分類(日本神経救急学会による)されています。

熱失神と熱痙攣は現在のⅠ度にあたり、熱失神の症状はめまい、一時的な失神、徐脈など、熱痙攣は筋肉の痙攣や硬直などです。

熱疲労はⅡ度にあたり、倦怠感や悪心・嘔吐、頭痛などの症状があらわれます。

熱射病は一番危険なⅢ度にあたり、高度の意識障害や高熱など重い症状があらわれます。

熱中症の原因

 

熱中症には環境と素因(病気にかかりやすい素質)が大きく関係しています。

環境は様々ありますが、前日より急に温度が上がった時、温度が低くても湿度が高い時(体温を下げる為の汗による蒸散ができなくなる)、長期間の屋外での運動や屋内でも厚手の衣服での行動などが原因になります。

温度が低ければ熱中症にならないと思っている人が多いですが、湿度が高い時は熱中症にかかる可能性が高くなるので注意が必要です。

さらに、日射病のイメージが強いせいか屋内では熱中症にならないと思っている人もいますが、屋内でも毎年たくさんの人が熱中症にかかり搬送されているので気をつけましょう。

小さな子供や高齢者、肥満傾向の人、体調の悪い人などは熱中症にかかりやすくなるので合わせて注意しましょう。

熱中症の予防と応急処置

 

まず温度が非常に高い時(35℃以上)や温度が低くても(25℃程度でも)湿度が高い時にはよほどの事が無い限り激しい運動をしない事が予防につながります。

暑い時に作業しなければいけない事が決まっているのなら早めに体を暑さに順応させる事(暑熱馴化)で熱中症になりにくくなります。

あとはできるだけ体を冷やす事、水分を適度に補給する事(水分や塩分、電解質をバランスよく)、体調を整えておく事などが重要です。

熱中症の応急処置は冷却と水分補給が基本になります。

水分補給はスポーツドリンクでもかまいませんが、スポーツドリンクはナトリウム濃度が低い為に低ナトリウム血症から水中毒(過剰の水分摂取によって生じる中毒症状で、低ナトリウム血症や痙攣を生じて死に至る可能性もある)を発症する可能性もあるので経口補水液をおすすめします。

>>経口補水液OS-1-脱水対策-

経口補水液は電解質や糖質などの配合バランスを考慮して作られており、ノロウイルスやロタウイルスなどの脱水対策などにもよく飲まれています。

意識障害などによって経口補水液の経口摂取が難しいようなら点滴を行いましょう。

全身に霧吹きなどで水をかけて気化熱によって冷やしたり、腋や股などのように動脈が集中している部分を冷やすと効果的です。

熱中症は自覚症状がでにくく、何かおかしいなと思った時には完全に熱中症になっている可能性があるので熱中症にかかる可能性がある場合は経口補水液やスポーツドリンクなどを持っておき、水分補給を欠かさないようにしましょう。

 

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