口腔ケアは高齢者の感染予防に効果的

口腔ケアスポンジハミングッド

感染予防と唾液の関係

 

インフルエンザなどの感染症は、ウイルスが口や鼻の呼吸器粘膜から体内に侵入する事で感染します。

もっともウイルスが口に入れば絶対に感染するわけではなく、唾液に含まれるIgA抗体などによって粘膜面への微生物の侵入を防いでいます。

しかし、高齢になると加齢や薬の副作用、生活習慣などによって唾液分泌量が減少してきます(高齢者の約40%が口の渇き(口腔乾燥)を自覚しているという報告もある)。

唾液分泌量が減少すると、口腔の汚れを洗い流したり、殺菌作用により口腔内を清潔に保ち、適切な環境を維持するという唾液の役割が果たせなくなってしまい防御機能が低下してしまうのです。

口腔乾燥症
ドライマウスとも呼ばれる歯科疾患の1つで、加齢による筋力低下や唾液腺の委縮、抗ヒスタミン薬、抗うつ薬、精神安定剤、パーキンソン病薬などの副作用、生活習慣など、種々の原因によって唾液の分泌量が減少し、口腔内が乾燥する(日本における罹患者は800万人程度と推定)。

口腔ケアの重要性

 

口腔乾燥症はさまざまな要因が複雑に絡み合っている為、一つ一つの要因を取り除いていく必要がありますが、どうしても飲まなければいけない薬の副作用など、取り除く事が難しい要因も多々ありますので主治医と相談しながら対応しましょう。

さらに口腔乾燥症対策に非常に有効なのが口腔ケアです。

器質的口腔ケア

器質的口腔ケアは口の中を掃除し清潔に保つ事です。

口腔清掃により口腔内細菌を減少させる事が目的で、食物残渣を除去して歯や義歯、口腔内粘膜、舌を清掃します。

 

機能的口腔ケア

機能的口腔ケアは口の機能を改善し維持・向上させる事です。

舌体操や、顔面体操、唾液腺のマッサージなどを行い、舌や唇までを含めた全ての機能を活性化させることを目的とします。

 


器質的口腔ケアと機能的口腔ケアを上手に組み合わされる事で口腔ケアの効果がさらに高まります。

奈良県歯科医師会高齢者歯科保健委員会の資料によると、ある介護福祉施設で歯科衛生士が高齢者に対し、ブラッシング指導や舌みがきを行い、歯や口の汚れを取り除くといった口腔ケアを週に一回実施する事で、普通に歯磨きだけをしていた方と比べてインフルエンザ発症率が10分の1に激減したとありました。

>>一般社団法人 日本口腔ケア学会

歯科医師や歯科衛生士、介護に携わる人などの啓発活動により、口腔ケアは手洗いやうがいなどと同じように感染症から身を守る為のスタンダードと認識されるようになりました。特に唾液分泌量が減少した高齢者にとっては非常に有効ですので生活の中に取り入れてみてください。

口腔ケアに役立つアイテム

 

ハミングッド
【モルテン】ハミングッド

ハミングッドは汚れをからめ取りやすい星型形状のスポンジで、歯・歯ぐき・口蓋・舌の汚れを効果的に除去できます。スティックは歯ぐきを傷つけにくいように紙製で作られており出血が分かりやすいように黄色のスポンジを採用しています。

ハミングッドの特長
図-ハミングッドカタログより

オーラルバランスジェル
バイオティーン オーラルバランスジェル

バイオティーンは、乾いたお口をうるおし、口臭やお口のネバつきなどのさまざまな不快感を和らげる製品を販売していますが、オーラルバランスジェルはバイオティーン・シリーズのなかでも、保湿力と持続性が一番優れた製品です。口腔乾燥の方や要介護の方の口腔ケアにおすすめ。

LINEで送る
Pocket



スポンサードリンク