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ウェルシュ菌食中毒の症状と予防方法

ウェルシュ菌

目次

ウェルシュ菌とは

ウェルシュ菌は人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布し、ボツリヌス菌と同じ酸素を嫌う嫌気性菌です。

この細菌はボツリヌス菌、セレウス菌などと同じく熱に強い芽胞(一部の細菌が形作る、極めて耐久性の高い細胞構造)を作るため、高温でも死滅せずに生き残ります。

一度に大量の食事を調理した給食施設などでしばしば発生することから「給食病」とも呼ばれ、患者数の多い大規模食中毒事件を起こす特徴があります。

加熱する事で増える食中毒の原因微生物としてテレビなどのメディアでしばしば取り上げられています。

夏場の発生が多いですが、最近では秋にもよく発生しており、季節を問わず発生する可能性があります。

感染の可能性がある主な食品

肉類、魚介類、野菜類自体やこれらを用いて調理した煮物での感染が最も多いといわれています。

学校などの集団給食施設による事例も比較的多く見られ、カレー、シチュー、スープなどのように食べる日の前日に大量に調理され、鍋に入れたまま冷却されていた食品が主な原因になっています。

食品は加熱すれば安全に食べられるという考えはウェルシュ菌などの芽胞を作る細菌にはあてはまりません。この一般的な考えがウェルシュ菌による食中毒を増加させています。

ウェルシュ菌食中毒の症状

潜伏時間は約8~20時間で、ほとんどが12時間以内に発症します。腹痛、下痢が主で、特に下腹部が張る事が多く、症状としては軽い部類に入ります(症状が軽い為、お腹を壊した程度と決めつけてしまう場合も多い)

ウェルシュ菌食中毒の予防方法

・前日に調理する事は出来る限り避け、加熱調理した物でも油断せずになるべく早く食べるようにしましょう。

・一度に大量の食品を加熱調理した時は、本菌の発育しやすい温度(至適発育温度は43~47℃だが、増殖スピードが非常に速い)を長く保たないように注意しましょう。保管する際は、小分けしてから急激に冷却する事で増殖を防ぐ事ができます。

ウェルシュ菌はボツリヌス菌やセレウス菌同様芽胞を有するので最高クラスの耐久性を持つ非常に消毒が難しい細菌です。定番であるアルコール消毒や塩化ベンザルコニウムも効果がなく、100℃ 30分の加熱にも耐えます。

・高温処理なら、オートクレーブ処理(約2気圧の飽和水蒸気中で121℃15分以上)、乾熱処理(180℃30分あるいは160℃1時間以上)

・消毒剤なら次亜塩素酸系(やや有効)、グルタラール(有効だが非常に危険)

・それ以外ではエチレンオキシドやホルマリンによるガス滅菌、メンブランフィルターを用いたろ過滅菌、ガンマ線滅菌などが有効です。

ウェルシュ菌感染予防アイテム

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